皆さま、こんにちは!
ジャケ買いワインの専門家・岩本すずかです。
Goo Goo Fooのブログでは、当ジャケ買いワインの専門店「Wine and Weekend」でセレクトしているワインについていくつかご紹介して来ました。
これらのジャケ買いワインは、ユニークなラベルデザインもさることながら、それぞれに個性的な”ストーリー”があることが特徴です。
今日はいつもと少し内容を変えて、この”ジャケ買い”コンセプトをビジネスに生かす、ワークショップについて書いてみたいと思います。
<ご自身の商品の魅力を、どう伝えますか?>
昨今「商品にまつわるストーリーが、すなわち商品ブランディングとなる」と言われ、マーケティングにおいて欠かせない要素と考えられるようになってきています。
ストーリー・ブランディングに関して多くの書籍が出版されていますが、いざそれをご自身の商品に当てはめて実践してみるのは少し難しいと感じませんか?
日々の業務の中では実務に追われ、ご自身の商品の魅力と向き合う機会は中々無いものですよね。
しかしながらストーリーを語ることは、その商品が持つ”唯一無二の魅力”を、必要な方へと伝えるとても大切な手段です。
<お客様に驚きや感動を>
そもそも私は「ワインは好きなのだけど、詳しくない」という方でもワインに親しんでほしいという想いから、ラベルのデザインがユニークなものを揃え、楽しくお選びいただける”ジャケ買い”というコンセプトを打ち立てました。
いざスタートさせてみると、”ジャケ買いワイン”にはたくさんの良いところがあることに気づきます。
1:こだわりのラベルデザインをするだけに
2:小規模で丁寧に、中身にもこだわりを持って造られ
3:ゆえに味わいも美味しく
4:自然環境に留意され(ブドウの減農薬・オーガニック栽培等)身体に優しく
5:そして、生産者の熱い想いがラベルデザインに込められている
当店が開店以来3年間、この5つを大切にしてきたのですが、特に重要なのは5番目生産者の想い=商品ストーリーの部分です。
このストーリーをお客様にご説明すると「え・・・!」というお顔をされ、そのストーリーが心に響き商品をご購入されます。
海を越えた遠い異国からやってきたワインが、生産者の想いを知ることにより急に距離が近く感じられるのでしょう。
お客様の「え!」や「へえ〜」といった声を聞くのが、今や私の楽しみとなっています。
ワインのエンドユーザーである一般のお客様に直に接し、その反応をダイレクトに受けてきた小売店の立場から、どのようなストーリーなら、そしてどのように説明すればお客様の心に響くのか。
開店以来蓄積した、経験とノウハウを解説しながら、このストーリーブランディングを実体験できるワークショップを開催しています。
<ワインのストーリー・ブランディングゲーム >
その名も、”ストーリー・ブランディングゲーム”。
選び方も含め、ワインの楽しさを伝えることが当店の原点ですから、ゲームと名付けて楽しく行います。
お題はこうです。
『最近ではモノを売るために欠かせない要素として、商品にまつわる「ストーリー」をアピールすることが重要だと言われています。
例えば皆様ご存知のドン・ペリニョン。
世界的に有名な高級ワインとして知られていますが、長い歴史の間にはこのシャンパーニュが持つストーリーと、それを広めるプロモーターのような存在があったはずです。
そして今ここに1本のワインがあるとします。
あなたがPR担当だとしたら、どのように売りますか?
“売れる”ためのストーリーと、それを落とし込んだラベルデザインを自由に考えてみましょう。』
まずは、ジャケ買いワインが持つストーリーとは何ぞや、というところから始まり・・・
数あるストーリーワインの中でも、特徴的なものをいくつかピックアップしてご紹介。
そしてゲームですから、私の考える”ルール”に沿って、いざワークを開始!
皆さん、ワインを飲みながら楽しく・・・といはいえ、真剣な表情で取り組まれます。
一通り終えたら、お一人ずつ発表タイム!
照れながらも、丁寧に披露してくださいます。
もちろん作品に正解、不正解はありませんが、僭越ながらジャケ買いワイン専門家の私が論評いたします!
ワインの酔いも手伝って、すっかり打ち解けたご様子。
最後には参加者の皆さんによる多数決を取り、同数の場合は私の独断と偏見(?)をプラスして、お一人だけ最優秀賞を決定!
ご自身の作品を初対面の方々にもシェアすることで、大変盛り上がるワークショップとなります。
<こんな効果があります>
このワークショップの参加者様から頂くご感想によると、このような効果があります。
1:ワインを自分のビジネスに置き換えて、商品の魅力の発見とそれをわかりやすく伝える練習となります。
2:ラベルのデザインは右脳を使ってお絵描きすることで、とてもクリエイティブな体験ができます。
3:最後のシェアタイムには、作品を披露することで自己開示となり、他者との距離が縮まりチームビルディングに役立ちます。
4:・・・・何より、美味しいワインを飲みながら楽しくワークできます!
デザインを見て楽しい、ストーリーを聞いて楽しいジャケ買いワイン。
ここから紐解いた、お客様の心に響くストーリーの力。
ワークショップは随時開催しておりますので、ぜひ一度トライしてみてくださいね!