【岩本すずかソムリエがセレクト】バカンス気分で飲みたい！三姉妹のキュートなワイン

皆さん、こんにちは！
ジャケ買いワインソムリエの岩本すずかです。

夏真っ盛りの季節！家で涼みながらオリンピック観戦という方も多いのではないでしょうか。

今回は家飲みにもオススメ、夏のバカンス感満載のキュートなラベルのワインをご紹介します。

その名も「スリーガールズ」！

ご覧ください、このポップすぎる可愛いデザイン・・・！

「スリーガールズ」は、ワイナリーの美しい三姉妹がモチーフとなったラベルデザインです。

こんなに素敵なジャケ買いワインを造るのは、どのようなワイナリーなのでしょう？

イタリアからのファミリー４代目

アメリカ・カリフォルニア州、老舗の「オークリッジワイナリー」。

ワイナリーを構えるのは、カリフォルニアの主なワイン産地の中でも内陸部、セントラルヴァレー地域にあるローダイ地区。

周辺の名だたる銘醸地と比べると、以前ローダイは少し地味な印象でした。しかしながらある時有名な評論家により、古木のジンファンデル（赤ワイン用ブドウ）が高く評価されたことから、今では優れたワインの産地として注目のエリアとなっています。

「オークリッジワイナリー」は、小さなファミリー経営から始まりました。
時代を遡ること1906年、イタリアからローダイ地区へやってきたのはアンジェロ・マッジオさん。奥様と共に移り住みました。

後の1928年に現在の元となる農場を建て、そしてワイナリーとしては1934年にスタート。トータルで90年弱という歴史は、ローダイで稼働している中では最古とも言われています。

息子や孫達に受け継がれ、現在ではファミリー４代目。マッジオ家の他、レイノルズ、ドンデーロの三家によって運営されています。

いくつものワインをリリースしていますが、この「スリーガールズ」は、ルディ・マッジオ（３代目）さんの娘、美しい３姉妹（４代目）がモデルとなっています。

彼女たち三姉妹が中心となって、これからワイナリーを盛り立ててゆくことでしょう。

ローダイ・ルールとは

ところでカリフォルニア州では、サステイナブルな環境についての認証プログラムが定められています。
それに基づいて、各地で独自のいわば”ローカル・ルール”のような規則が作られます。

ここローダイにも、ローダイ・ルールが存在します。

これはすなわち「持続可能なワイン栽培に関する認証プログラム」。1992年に元となるものがスタートし、2005年に現在の形になりました。

ローダイ・ルールの３つのポイントは、「環境保全」「社会的公平性」「経済的実効性」。これらに基づいた120以上の評価基準が設けられていますが、「スリーガールズ」はそれら全てをクリアし、認証を受けています。

「スリー・ガールズ」のワインが魅力的な理由

女の子の絵がキャッチーな「スリーガールズ」。ワイナリーのSNSをチェックしてみると、ただ可愛いだけじゃない、メッセージ性あるワインだということが伝わります。

3月8日の「国際女性デー」には、
「celebrating woman in wine（ワインで女性を讃えましょう、活躍を応援しましょう）」という投稿が見られますし、

2月14日の「バレンタインデーには、“ガレンタインデー”（ガールとバレンタインをかけてる）に女子友と乾杯しましょう！」というお茶目な投稿も。