お料理クラブパルタージュの竹本です。
日常に取り入れて楽しめるフランスの家庭料理をご紹介しています。
コロナウイルスの影響でイベントが中止になったり、学校が休校になったり、在宅でのお仕事を義務づけられたりと、生活の変化が激しいこの頃です。
私自身も慣れない変化に対応することに難しさを感じていますが、同じ思いをお持ちの方もきっと多いと思っています。
今回はフランスの”家庭料理”研究家として、なにかお役に立てることがあればいいなと思ったので、在宅でのお仕事の方でも仕事と同時並行でササッと作って食べられる、栄養満点のごはんをご提案したいと思います。
目次
パーフェクトな栄養食 ”サラダ”
リヨンの家庭では、サラダは付け合わせや前菜に留まりません。
色とりどりのお野菜に、焼いたりコンフィにしたお肉をゴロゴロと入れて、マスタードが効いたヴィネグレットソースをかければ、それだけで立派な主菜になります。
昼食の時間にはカフェのテラスで、大きなサラダを黙々と食べる人の姿を見かけることも。
お肉や魚の入ったサラダは炭水化物が控えめなので食後眠くなりにくく、お野菜が主体なのでヘルシー。一皿で何種類もの食材を摂ることもできます。働く人のお昼ごはんにはもってこいです。
今回は今の季節美味しくなるお野菜を使って、お仕事の合間でも作れるニース風サラダのアレンジをご紹介します。
春野菜のニース風サラダの材料(1〜2人分)
材料 | 分量 |
---|---|
ジャガイモ・サツマイモ (両方でも、どちらか片方でもOK) |
100gほど |
ブロッコリー | 1/2株 |
菜の花 | 2~3本 |
ベビーリーフ (洗わないで使えるタイプがオススメ) |
1袋 |
茹で卵 | 1~3個 |
シーチキン缶 | 1缶 |
オリーブの実(あれば) | 適量 |
アンチョビドレッシング | |
---|---|
材料 | 分量 |
レモン汁(またはお酢) | 大さじ1(酢の場合大さじ半分程度) |
オリーブオイル | 大さじ2 |
マスタード(ペーストタイプ) | 大さじ1/2 |
チューブのアンチョビ | 小さじ1 |
チューブのニンニク | 小さじ1 |
今回は在宅ワーカー応援がテーマなので、できるだけ時短で、使う器具も少なめにします。
洗わないで使えるベビーリーフのようなお野菜も、時短料理の強い味方です。
春野菜のニース風サラダの作り方
ジャガイモとサツマイモを乱切りにして、蒸し器で蒸します。
固い根菜類も少量であれば、湯がくよりも小さく切って蒸すほうが短時間で柔らかくなり、栄養も流れ出にくいのでオススメです。
10分弱根菜類だけを蒸したら、鍋の蓋を開けてブロッコリーと菜の花を追加してさらに5分蒸します。
竹串などでしっかり火が通っているか確認して、器にとって粗熱を摂りましょう。
ドレッシングを作ります。深皿にドレッシングの材料をすべて入れて、スプーンでよく混ぜます。
しばらく混ぜているとすぐ乳化するので、とても作りやすいと思います。
塩加減はアンチョビペーストで調整すると、風味豊かなドレッシングが出来上がります。
盛り付けのポイント
切った茹で卵、シーチキン、ベビーリーフ、オリーブの実と蒸した野菜を彩りよく器に盛りつけて、ドレッシングをかけたら完成です。
今の季節旬ではないトマトは今回あえて使いませんでしたが、もちろん加えても美味しくいただけますし、新玉ねぎのスライスなどを加えても美味しいです。
食べるときは思いっきり混ぜて、ドレッシングをしっかり絡めていただきましょう!
同時進行で作業すれば、今回は所要時間なんと20分。
食卓のお役に立てることを願っています。
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