皆様、こんにちは!
ジャケ買いワインソムリエの岩本すずかです。
新鮮な食材が品揃え豊富なスーパー、食品館あおば。深川店は私が経営するワインショップWine and Weekendからも徒歩圏内で、仕事帰りにフラッと立ち寄るのが最近の楽しみです。
今日は、食品館あおばで購入したワインと食材で実践、”白ワインと料理の簡単マリアージュ”を解説致します。
目次
白ワインの基本品種2つを覚えよう
さて、白ワイン用のブドウ品種といえば、いくつか思いつくものはありますでしょうか?
世界には数限りないほどの品種がありますが、中でも代表的なものは「ソービニョン・ブラン」と「シャルドネ」です。
料理に合わせる時には、味わいの特徴や個性に沿って考えます。
とても端的にではありますが、それぞれのブドウの味わいについて表現してみますと・・・
「ソービニョン・ブラン」の特徴:
青々しいハーブの香り、ライムやレモンの柑橘類、キリッとした酸、草原のような爽やかさ。
「シャルドネ」の特徴:
グレープフルーツのような丸みのある果実味、青リンゴやパイナップル、醸造方法により加わるバターやヨーグルト・バニラの香り。
といった違いがあります。
今回食品館あおばでセレクトしたワインはこの2本。
共にチリのワイナリー「ルイス・フェリペ・エドワーズ」の、「ソービニョン・ブラン」(写真右)と「ダンシング・フレイム シャルドネ」(写真左)。果実味豊か、初心者の方でも親しみやすい美味しさです。
1976年設立、ヨーロッパ帰りのルイス・フェリペ・エドワーズと彼の妻が小さなブドウ畑を購入したことから始まった家族経営の生産者。今や世界コンクールで数々の賞を獲得する有名ワイナリーにまで成長を遂げました。
シャルドネの「ダンシング・フレイム」のブランド名は、日本語で「踊る炎」。これはチリの古代の伝説が由来となっています。ある夜上空が突然踊る炎に照らされ、原因は火山の噴火によるものでした。この壮大な爆発は、チリの土地を豊かにするために有益な鉱物と土壌をもたらします。それは今日ワイン産地が享受する素晴らしい遺産となり、チリの活火山に対するオマージュとして名付けられたそう。
土地への敬意と愛情溢れるストーリーですね。
実践!マリアージュ
さてこの2種類のワイン。実際に料理と合わせてみましょう。
食品館あおばでゲットした食材はこちら。
旬のホワイトアスパラ、イタリアンパセリ、殻付き生牡蠣(なんと5個入で398円!)、厚切りのもち豚、大きな冷凍ホタテ。この他にもマッシュルームや芽キャベツなど。
合わせ方(1)
ワインと料理に共通する要素を揃える
Day1:
青々しいハーブ感が魅力、スタンダードなタイプのソービニョン・ブラン。ホワイトアスパラを塩茹でしたら、刻んだイタリアンパセリとグレープシードオイルをかけて爽やかに。
一方シャルドネは、ほんのりとしたバターのようなふくよかさとコクがあるタイプ。ポークをバターでソテーし、マッシュルームと玉ねぎを炒め生クリームを加えて軽く煮詰めたソースで。
付け合わせには、芽キャベツをオーブンで素焼きしトリュフオイルをスプレーしたものと、キャロットラペ。
Day2:
翌日も飲み残しのワインに合わせるべく、食材使い回しレシピ。
ホタテはオリーブオイルとハーブ塩でソテーし、バジルソースで。イタリアンパセリを飾りに乗せて。
前日よりさらにふくよかさの増したシャルドネは、ベーコンとマッシュルームのクリームパスタに。
ソービニョン・ブランにはハーブの爽やかさ、シャルドネにはバターのクリーミーさ、という共通項によって合わせたペアリングです。
合わせ方(2)
ワインを料理のソースとして補う。
”牡蠣に合うワイン”、それは牡蠣&ワインファンの間では永遠のテーマです。日本でも業界のプロが選ぶ「オイスターワインコンテスト」というのが開かれるほど。
今回選んだ2本ではどちらが合うかというと・・・ソービニョン・ブランに軍配。
生牡蠣にレモンを絞るようなイメージで、ソービニョン・ブランのキリッとしたレモン感がとても良い相性。
今回のふくよかタイプのシャルドネも試しましたが、どうもギスギスした感じが残りました。シャルドネは醸造方法によってスッキリタイプにも造られますので、そのようなタイプを合わせると良いですね。
コスパワインで気軽に家飲み!
ご紹介しました2本のワイン。どちらもなんと・・・1000円しないんです!驚きの美味しさのコスパワインに出会える食品館あおば。お散歩がてらお買い物すれば、家飲みがもっともっと楽しくなります!
『食品館あおば深川店』
https://www.bicrise.com/fukagawa/
『ジャケ買いワインのセレクトショップWine and Weekend』
東京都中央区日本橋蛎殻町1-6-9-103
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