例年より家の中で過ごすことの多いこの春。
この先の展開が予測できないだけにうっかりすると不安の闇に包まれてしまいそうになります。
少し視点をずらして、せっかくの機会と捉え、普段しないことをしてみるのはいかがでしょうか?
たとえば深蒸し茶とポテトチップスでマインドフルネスなんて、いかがでしょう?
目次
日本茶はなんにでもあう?
なぜ深蒸し茶とポテトチップスなのか?
「日本茶はなんにでもあうよね~」と耳にすることが多々あります。
決して否定はしないですし、むしろいいふうに評してくださっているのはわかっているのですが、ちょっぴり切ない気持ちになるのを許してください…
日本茶って、淹れ方も合わせ方も「なんとなく」にされがちなのですが、ほんのちょっと意識を傾けるだけで「さらなる美味しいの高み」にいけるのに、もったいない、と思うのです。
そして、ポテトチップスも割と雑に食べられがちではありませんか?
美味しいと感じるかどうかは人それぞれ、ペアリングも然りですが、ぜひこの組み合わせで丹念に食べてみていただきたいのです。
ポテトチップスの油、塩味と、深蒸し茶の甘みと渋味ががっぷり四つに組むこのペアリング。
意識をしっかりむけるとアメージングだと気づいていただけるはず!
いざ!ポテトチップスと深蒸し茶を真剣に!お試しあれ!!
深蒸し茶は甘みのある濃ゆいものをご用意ください。
わたしはこちらをチョイス。
山本山さんの深蒸し茶。
ポテトチップスと合わせるときは80℃くらいで淹れるのがおススメ。
甘味旨味だけではなく渋味も出したいのです。
今の時期でている桜餅のような香りのする深蒸し茶なんかも合いますよ。
そしてポテトチップスは塩味のシンプルなものを選んでくださいね。
定番中の定番、カルビーのポテトチップスうすしお味。
これなら日本中どこでも手に入りますね。
まずはお茶をひと口。
しっかり味を感じるためにも口の中を潤しつつ味わいましょう。
鼻から抜けるお茶の香りもご堪能ください。
そしてポテトチップスをひと口。
そしてまたお茶をひと口…先ほどより甘さや渋みの輪郭がくっきりしますね!
さらにポテトチップスをひと口。
お茶の渋みでリセットされて、ジャガイモの味がしっかりと感じられます。
こうなると、もう止まりませんね!!!
お茶、ポテチ、お茶、ポテチ、お茶、ポテチ~!!!!!!
そう、この瞬間がマインドフルネス。
コーラやビールも悪くありませんが、ポテトチップスの美味しさを極大化させるのは深蒸し茶と私は確信します。
これは二煎目。
色はかなり濃いですが、一煎目よりもあっさり。
わたしはポテトチップス一袋あたり深蒸し茶三煎いく換算です。
甘いものよりこういうしょっぱいものとあわせるほうがダイナミックなペアリングになりますね。
Instagramなんかには映えるので、主菓子などあわせた写真をアップしがちなのですが(私だけ?)、駄菓子や身近なお菓子こそ、こだわった日本茶としみじみ味わってみてもらいたいです。
食関係の仕事に従事している方でもない限り、ペアリングが合っているかなど、集中して味わうことはなかなか無いと思いますが、たまにはいかがでしょう。
マインドフルネスの境地に至れるおススメの組み合わせはまだまだあるのでまたご紹介しますね。
美味しいものを食べて元気を出して、この春を乗り切りましょう!