自社のYouTube番組の運用は、4月で1年を迎えようとしている。ようやくテスト運用が完了。4月で番組制作は一旦保留し、プラットフォームを他に移して、コンテンツ内容を大幅に切り替えることにした。
この1年間、勉強ばかりだった。動画制作の大変さを知った。編集時間の予測をして全体のスケジュール監督もできるようになった。脚本をつくり、編集を外注するために構成を確認して、テロップをつくる・・・
動画1つ作るにあたり、費用対効果を肌で感じることができた。
コラボしていただいた皆さんには、感謝でいっぱいである。
YouTubeの運用は、もはや戦国時代に突入した。
それでもYouTubeは、当分の間は、メディアの中心であり続けるであろう。
チャンネル登録者数が集まらず、項垂れている方にも休息が必要か。
コロナ疲れに、戦の疲れに、しばし甘いものが必要か。
2月は、そういえばバレンタインである。
私のYouTube運用の思い出は、99%カカオのビターチョコレートのようだった。
夢を抱いたYouTubeだが、後味は、ほろ苦かった。
好きな子ではない別の子から戴いたチョコレートのような後味に近いだろうか。
義理であってほしい。でも相手が本気だと、一層と心苦しい。
カカオとシュガーでは隠せない虚無感と人情が、リボンを解くと口いっぱいに広がる。
しかし、打って変わって、本日ご紹介する2社のチョコレートは、絶妙に美味しい。
ハイカカオで、香料・保存料などは不使用である。
相変わらず、私は罪悪感のないチョコレートが大好きである。
今月は、【体に優しいチョコレート】のある暮らし。
Not only information, but also emotion.
目次
天国からの贈り物?『Chocolate From Heaven』
「チョコレートフロムヘブン」は、ベルギー発祥のフェアトレードチョコレート。「天国にいるような幸せな気持ちになる」から由来している。なんで天国に逝ったことがないのに分かるのか?という質問は、野暮であるから置いておこう。
チョコレートの原材料を開発途上国の生産農家から公正な価格で買うことで、生産者や労働者の仕事が正当に評価され、より良い状況で生活が出来るように支援しているのが、フェアトレード。
SDGs推進の日本でもZ世代は、エシカル消費が、当たり前。
おいしくて、体によくて、生産者もうれしいチョコはうれしい。
『Chocolate From Heaven:アーモンドキャラメルシーソルト』
砂糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス、アーモンド、食塩、バニラパウダー。
植物油脂を使用せず、体温と同じ温度で溶けだすココアバターだけを使用しているため、まろやかでやさしいくちどけを楽しめる点が魅力である。
クリーミーなミルクチョコレートは甘すぎず、大人女子も気に入るだろう。
キャラメリゼしたアーモンドと塩気がクセになる。
絶妙なアクセントのアーモンドに、“追いアーモンド”もありだろう。
クリンゲル・ショコラーデ社(ベルギー)の「チョコレートフロムヘブン」は、オーナー兼CEOのコーエン・クリンゲル氏により、ベルギーの エーフェルゲムにて1995年に創業したブランド。
同社は『人間の健康や自然を尊重した、健康的で正直なチョコレートづくり」を モットーとして掲げており、創業時と変わらない情熱を注ぎ込みながら、製造をしているそうだ。選び抜いた原材料と 最高級のカカオをご覧いただこう。
『Chocolate From Heaven』 85% DARK
ペルーとドミニカ共和国産のカカオを使用したダークチョコレート。
フルーティーな香りが口いっぱいに広がる。
原材料表示は、有機カカオマス、有機ココアパウダー、有機砂糖、有機ココアバター/乳化剤、香料(一部に乳成分・大豆を含む)。
最後の乳化剤と香料は、大目にみてあげてください。こちらは鹿肉やカモ肉のステーキなどのソース使いに、とってもおいしい。料理にも使ってあげてほしい
さて、Planting trees, seeding dreamsという活動をご存じだろうか?
チョコレートのかけらを口にした幸福感と同時に、「木」を想うことも。
カカオ農家の支援のために、「チョコレートフロムヘブン」では、売り上げの一部を植樹活動に寄付しているのだ。
『Chocolate From Heaven』 72% DARK
ベルベットのように滑らかなダークチョコレート。
シンプルな原料で作られている、これぞ素材を楽しめるチョコレートである。
原材料は、有機カカオマス、有機砂糖、有機ココアバター、有機バニラパウダー(一部に乳成分を含む)。
輸入社は、日本緑茶センター株式会社である。1969年の創業以来、世界中から集めたティー、ハーブ、ソルト、オイルなどの食品を通じて暮らしに世界の食文化を提供しており、お客様の心身の健康促進を目指している。
世界各地の選りすぐりの原料・製品の輸入事業を中心に、製造・加工・卸・小売事業を展開中。食品専門商社としてオーガニック原料や商品、地球環境にやさしい素材への取り組みを、さらに一層進めている理念に共感している。
矢定さん、山口さん、ご紹介をどうも有難う!応援しています!
オンラインショップ「ティーブティック」でも絶賛販売中である。
Japan Greentea Co., Ltd.
東京都渋谷区桜丘町24-4 東武富士ビル
TEL:03-5728-6800
福島県「水彩カフェ」のお菓子作り
ちなみに、今年の1月末にご縁をいただいた、水彩カフェ。
生チョコレートと乳製品不使用のチョコレート
戴きものでして、今回は記事にできなかったのですが、福島県に訪れた際は、ぜひ足を運んでみてください。
編集後記
私がYouTubeを閲覧しだした最初のきっかけは、2019年。
『ラストヒロイン』というアイドルオーディション番組に夢中になったことだ。
番組構成と演出が素晴らしくて、3日かけて全編の視聴を制覇した。
そのオーディションの候補生で、ピカイチでダンスが上手な女の子がいた。
それが、最終候補にも残った笹井凪紗さんという女の子であり、最年少の応募者だった。
グランプルこそ逃したものの、こんなに才能のある逸材は、どのような道をたどるのだろうか? 気になって、今はどうしているか調べた。
すると『GIRLFRIEND』というバンドを組んでおり、メジャーデビューをしていた。
さすがの音感とリズム感で、ギターが凄まじく上手になっていた。
「Perfumeさんの「FLASH」をGIRLFRIENDが歌ってみました!」という動画を見た。大人になって、成長した笹井凪紗さんの姿があって、グルーヴが最高にカッコよかった。何度も聴いてしまった。
何度も聴いていたら、関連動画が現れるようになった。
女性バンドのPV動画がオススメで出てくる。
そして、『SCANDAL』という女性バンドグループを知った。音楽に惚れてしまった。
『Departure』という曲が耳に残って、心に染みついた。
翌週にSCANDALのアルバムを借りた。
すると、そのアルバムには切ないバラード曲『ビターチョコレート』が入っていた。
バレンタインのホロ苦い思い出を描写するような名曲だった。
ビターチョコレートの新しい魅力は、YouTubeが教えてくれたといえる。
ドライフルーツ&ナッツアカデミー代表
井上 嘉文