2016年 パリ 「ブイヨン・シャルティエ」
フランスの家庭料理を研究しています、竹本です。
今回も春の食卓を彩る簡単メニューのご紹介です。
今年のGWは久しぶりに海外旅行、という人が少なくないそうです。
成田空港からハワイやアジアの観光地に向かう人の様子を見ましたが、ヨーロッパも少しずつ解禁になっているようで、また前のように旅行に行ける日も着実に近付いているようです。
今回の写真はパリの「ブイヨン・シャルティエ」です。
「ブイヨン」はスープをイメージさせる言葉ですが、「大衆食堂」の意味もあります。
シャルティエは125年以上の歴史があるお店で、内装もとてもクラシックなムードのあるものですが、お料理はとても素朴で、お値段もとてもお手頃。
(お料理の写真がなくてごめんなさい。インターネットでシャルティエで調べていただくと、たくさん見ていただけます。)
贅沢なお店ではないのですが、美味しいものを提供したい、美味しいものを食べたい空気がなみなみと満ちている空間で、フランスの食卓の豊かさを実感する場所です。
今回はそんなシャルティエのことを思い出しながら、旬の春野菜の美味しさを堪能できる簡単料理のご紹介です。
目次
レタスが主役!豚と春野菜のフランス風蒸し煮のレシピ(2人分)
今回の主役は春のレタス。今の季節のレタスは甘味がたっぷりでシャキシャキです。
加熱するので、外葉まで余すことなく使えます。
材料 | 分量 |
---|---|
レタス | 1/4玉 |
豚肉(肩ロース) | 厚切り1枚 |
新玉ねぎ | 1/4玉 |
そら豆 | 5粒 |
白ワイン | 70ml |
マスタード | 小さじ2 |
ニンニク(チューブ) | 小さじ1 |
乾燥ローズマリー・乾燥フェンネル・乾燥ローリエ | 適量※ドライハーブは無理に揃えず、あるものを使用してください。 |
作り方
豚肉の脂身の部分に切れ目を入れて両面を塩こしょうして、多めのオリーブオイルで両面をソテーします。
両面に焼き色が付いたら白ワインを加えて蓋をして2分ほど加熱します。
マスタード、ニンニク、ハーブを加えてから塩を加え、そら豆も入れて10分ほどごく弱火で加熱します。
※水分が少なくなってきたら適時水を加えてください。
※甘めの味付けが好きな方は、ここで蜂蜜を大さじ半分ほど加えるのがおすすめです。
フライパンいっぱいにレタスを加え、蓋をして4分ほど加熱します。
蒸し上がったら食材を皿に盛り付け、フライパンのスープを煮詰めて全体にかけて完成です。今回豚肉はベーコン風に、細切りにして仕上げました。
フランスの家庭料理のポイントは、「美味しさを余さない」ところだと思っています。
お肉や野菜から出る美味しさを無駄にしないことはエコである以前に、美味しいものが大好きなフランス家庭の知恵なのかもしれません。
今回もお読みいただき、ありがとうございました。
*instagramでフランス家庭料理にインスピレーションを受けたお料理を発信しています。よろしければ覗いてみてください。