パスタクリエイターの梅津です。
今回は、私がコラムを持たせていただいている高畠ワイナリーの季刊誌『Qu 空』の夏号に掲載させていただいた『とうもろこしのパスタ』を取り上げさせていただきたいと思います。
目次
とうもろこしのパスタ
※クリックすると動画が見れます。
ワイナリーから空撮の映像を提供していただき、調理シーンを合わせてメイキング映像を作りました。今回は映像に合わせて音楽も自分で作成したことがポイントです。既存の楽曲も良いですが、フルオーダーで自分の好きなように作れるという事は達成感があります。
今回のパスタの概要
当時の食べたとうもろこしの懐かしさを思い出して作ったパスタ、具材として使うだけでなくポタージュのように滑らかなパスタソースにもしました。芯をベーコン、玉ねぎと共に水から煮出して出汁を取り、香り高いひげは素揚げにして添える事で素材を余すことなく活かしました。
とうもろこしの甘さと、食感、そして暑い夏には冷やした泡をと思い、嘉 -yoshi- シャルドネを合わせました。 弾けるとうもろこしと上品な嘉の泡が、山形で過ごした郷愁を感じさせてくれます。
材料(2人分)
材料 | 分量 |
---|---|
とうもろこし | 2本 |
ブロックベーコン | 40g程度 |
玉ねぎ | 1/2個 |
オリーブ油 | 適量 |
削ったグラナパダーノ (無ければ粉チーズ) |
大さじ2〜3 |
細めのロングパスタ (乾麺であればスパゲッティーに等) |
160g |
作り方
1.茹でたとうもろこしの実を落とします。1/4はそのまま具材として使用し、3/4はソースに使います。とうもろこしの下拵えについては色々ありますが、1〜2本であればラップに包んでレンジ加熱(600wで4~5分程度)が楽で一番良いかもしれません。
2.とうもろこしの芯、棒状に切ったベーコン30g、繊維を立つように薄切りにした玉ねぎを鍋に入れて水(600ml程度)注いで弱火〜中火で煮て40分ほど出汁を取ります。ザルで濾し、塩少々加えて味をつけます。これだけでも美味しいスープになります。
3.3/4のとうもろこしと、攪拌できるギリギリまで2.を加えてミキサーでピューレ状にします。なぜギリギリかというと、水分をあとで抜く事は難しく調整は必要に応じて可能だからです。口当たりをよくするために、私の場合は裏ごしします(この工程は省いても構いません)。
4.フライパンにオリーブ油大さじ1、角切りにしたベーコン、10gを弱火で炒めます。色づいてきたらピューレにしたとうもろこしを入れさっと混ぜ、出汁を加えてポタージュ程度の濃度に延ばします。ここで具材として取っておいたとうもろこしを加えます。
5.1%の塩分のお湯で茹でたロングパスタをソースと和えます弱火に落としてチーズを混ぜ合わせ、塩で味を調整してください。
6.器に盛り付けてチーズをかけて完成です。とうもろこしの髭は香りが良いので、余裕があれば素揚げして飾りとして乗せると良いでしょう。
最後に
自分としてはタヤリンという、卵黄の身でつなぐ細麺の手ちパスタを使いましたが、通常の乾麺のロングパスタでも美味しく作れると思います。1.6mmの少し細めのスパゲティーニやリングイネピッコレなどいかがでしょうか。
※私のポートフォリオです。私がこれまでに作ったDrasticパスタや提供した楽曲があるので、是非見ていただけると嬉しいです。
https://umezoo7676.myportfolio.com