お正月のお節はこのワインと!お米とブドウの新感覚ワイン

お正月のお節はこのワインと!お米とブドウの新感覚ワイン

皆様、こんにちは!

ジャケ買いワインの専門家、岩本すずかです。

 

今年ももう年の瀬、まもなくお正月ですね!お正月といえば、美味しいお節料理を囲むのも楽しみの一つです。

 

「いつもの日本酒や焼酎だけでなく、たまにはオシャレにワインも楽しみたい!でもどんなワインを選んだらよいの??」とお悩みの方も多いかもしれません。

 

今回は、お正月のシチュエーションにピッタリ!日本料理や中華料理等様々に合う、お米とブドウから造られた珍しくも美味しいワインをご紹介します。
ル・グイシュのボトルの様子
引用元:輸入会社アグリホールディングスFB

 

 

 

その名も「ル・グイシュ」・・・グイっと酒のように!?

 

南フランスのカマルグ地域。湿地帯で6千年前は海、良質な自然海塩が採れることで有名です。一方でフランスで数少ない稲作地帯でもあり、フランス全土で生産されているお米の99%を占める生産量です。

カマルグの稲作地帯の様子
カマルグの稲作地帯。

引用:輸入会社アグリホールディングスFB

 

ル・グイシュ・アッサンブラージュ”はこの地で、共に発酵させたお米80%・ブドウ20%という比率でブレンドされて造られるワイン。

 

名前の由来はプロヴァンスの方言で「 ル・ギシュ(LOU GUICHOU)」、「小さな木」という意味からきています。

 

これを日本の「酒」と「シュ (SHU)」をかけて「ル・ギシュ(LE GUISHU)」と名付けられ、さらに日本ではグイっと呑んで頂きたいので「LE GUISHU ル・グイシュ」と読むそう。

 

お食事と共にグラスがすぐに空いてしまいそうな、チャーミングな名前ですね。

 

 

 

物珍しいだけではなく、お味も実力ある本格派

お米のワインをブレンドしているからと言って、ただ珍しいというだけではありません。

 

フランスでは300軒以上のレストランや高級食材店で取り扱われ、そのうち12軒はミシュランの星付きレストランが含まれています。

 

日本では2019年8月より初めて輸入されて以来短い間に、「とうふ屋うかい」や「フレンチ割烹 ドミニク・コルビ」「鮨 きよ本」など名店にオンリストされています。

 

料理とル・グイシュのボトルの様子

引用:輸入会社アグリホールディングスFB

 

また2016年にリッツカールトン香港主催のインターナショナルコンテストで金賞を受賞、2018年にはベルギーでのコンクールで一等賞を受賞。品評会に出品できる機会は少ないものの、国際的な評価も受けています。

 

そんな味も良くユニークなワインを造るフランス人生産者とは、どのような方なのでしょうか?

 

 

 

銘醸地で200年続くワイナリー一家で育つ、生産者のオリヴィエ・シュブレットさん

生産者のオリヴィエ・シュブレットさん

引用:輸入会社アグリホールディングスFB

 

フランスワインといえばボルドー地方が有名産地であり、錚々たる高級ワインを生み出すことで知られています。

 

その中のサンテミリオン地区で1822年から200年続くワイナリーに生まれたオリヴィエ・シュブレットさん

 

ブドウの収穫時期になると人手が足らず、5才の頃にはブドウを剪定するためのハサミとカゴを持って収穫を手伝っていたとか。

 

それ以降ワイン一筋で生きてこられましたが、現在家業のワイナリーは長女に任せ、自身は新しいチャレンジをすることに決めました。それはお米を原料にしたワインを造ること。

遅まきながら大きな挑戦だと認識しています。元々は趣味で始めましたが、今では情熱を持って取り組んでいます。

フランスでは500年前からお米の生産を行なっていますが重要視されたことはなく、パンやジャガイモが消費されてきました。フランスでのお米生産量は日本の1/100程度です。6年前よりキッチンやラボラトリーで実験を始めましたが、長い間結果が出なかったものの、醸造家や動物学者、友人の助けを得て2016年初旬に完成品をボトリングできました。

とオリビエさんは話します。

 

 

 

お米とブドウのワインはどのようにして造られる?

コロンバール種のブドウ産地・ジェールの大自然の様子

コロンバール種のブドウ産地・ジェール。

引用:輸入会社アグリホールディングスFB

 

まずカマルグ産のお米(ガジュロン米)を収穫して、日本酒のようにお米は磨かずにそのまま使用。酵母を加え3週間かけてアルコール発酵させ、液体の状態でボルドー地方に運びます。

 

これと並行してコロンバール種のブドウを収穫して潰し、これも液体の状態で3週間かけてアルコール発酵させた後ボルドーへと運びます。

コロンバール種のブドウが木に付いている様子

コロンバール種。

引用:輸入会社アグリホールディングスFB

 

さらに3週間かけてブレンドと醸造を行います。この時にプロヴァンス地方のナチュラルハーブ等を加えることでプロヴァンス地方の特色や風味を演出しています。

 

「お米80%、ブドウ20%」というブレンド比率は、ブドウが持つ甘みや酸味、渋みがお米の繊細なテイストより強いために、実験を重ねた結果たどり着いたもの。お米の風味を損なわない絶妙なバランスだそう。

 

日本に輸入されているこの”ル・グイシュ・アッサンブラージュ”は、現在の年間生産本数は3万本のみ。少量生産の貴重なワインです。

 

 

 

気になるラベルのデザインは?

 

私がオーナーのワインショップ「Wine and Weekend」では、ユニークなラベルデザインでかつ美味しいものをセレクトしています。

 

このル・グイシュのラベルデザインはこちら。

ル・グイシュのラベルデザイン

引用:輸入会社アグリホールディングスFB

 

フランス産なのに、なんともオリエンタルな雰囲気!

 

カマルグに隣接するアルルにちなんで、ドーデの戯曲でビゼー作曲の有名な「アルルの女」をモチーフにしています。

 

アルルの華やかな伝統衣装を纏っていて、大変東洋的な印象もありますね。

 

 

 

お料理との組み合わせは和洋を問わず!

お米のほんのりとした風味のあるワインですので、いつもの洋食はもちろん、日本料理とも大変相性良く楽しめます。

 

特に魚介類がオススメ!

例えば・・・

生牡蠣と。

牡蠣とル・グイシュのボトル

 

ホタテのポワレと。

ホタテとル・グイシュのボトル

 

魚介類をなんと自家製の千枚漬で覆った和風セビーチェにも!

セビーチェとル・グイシュのボトル 

上記全て引用:輸入会社アグリホールディングスFB

 

また香港でのコンテストで金賞を受賞した通り、広東料理等の中華にも合うことはお墨付きです。

 

 

 

お節&ワインのマリアージュを楽しく

先日当店で開催したイベントでもル・グイシュは大人気!お正月用やギフト用にと、イベント当日に店頭在庫が完売するほどでした。

 

お節の定番の中では特に、エビやタコ、そして甘い伊達巻にも合いそうです。

 

お食事の団欒をより楽しくするこの新感覚ワイン、お正月のお酒にぜひセレクトしてみてくださいね!

おせち料理の様子

 

ワイングラスに注がれたル・グイシュ
引用:輸入会社アグリホールディングスFB

 

 

 

 

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