こんにちは。KANKIKUこと“環境のきく子”です。
持続可能で環境にもやさしい社会になるようなことに特化し、2021年よりフリーランスのSDGs推進家として、営業PR支援・イベント企画開催などを行っています。
前回のマガジンではわたしがInstagramを通じて、北海道の十勝広尾町のこんぶ漁師の保志弘一さんを知って、保志さんが六次産業化として商品化した“星屑昆布”の紹介をさせていただきました。
30代という若手で、外に向けて精力的に発信もされているこんぶ漁師の保志さん。“星屑昆布”という発想で新しい形状の昆布は、実際に使ってみると、とても使い勝手がよく、今まで板状の昆布を買ってもなかなか使い切るのに時間がかかっていた私のような消費者には、持ってこいの商品です。
この“星屑昆布”はある意味“斬新”でまた気軽に料理に使えて、美味しく健康な暮らしの一役を担える。また料理のバリエーションも可能性がとても広がり、プロも料理人にも受け入れられる商材だと思ったわたしは、保志漁業部と、リモートでの打合せを重ねて、営業パートナー契約をさせていただき、東京での販路開拓のお手伝いを始めることになりました。
~7月上旬 北海道の昆布漁の現場を訪れて~
パートナー契約を締結したからには、やはり直接、こんぶ漁の現場を見てみたいし、ひたむきで情熱あふれる保志さんにお会いしてみたい!
そう思い立って、7月上旬に単身、北海道出張にいってきました!
帯広空港に降り立ち、翌日広尾町に向けてレンタカーで十勝平野を南下。(北海道の大地を駆け抜ける壮大なスケール、眺めは最高!!
広尾町までは、帯広からおよそ1時間半ほど。
基本的には、ひろーい昆布浜、と呼ばれる砂利の上で天日干ししますが、雨などの天候で干せない時は、一度港に収穫したこんぶを海に浸しておく、ということします。これまで天日干しが主流のこちらの地域の昆布漁ですが、保志さんは天気に左右されなくとも生産性を上げられるように、と乾燥設備を導入。
写真は乾燥し終えた昆布。105㎝という規定に切り揃えて出荷しますが、その際に出てしまう端材はもったいない!ということで粉状にして”星屑昆布“が誕生しました。
シンプルに一番昆布の旨みが感じられ、食欲がそそられます。
毎朝、4時から海に出て沖に流れてくる昆布をマッケと呼ばれるひっかけ棒のような漁業具で、ひっかけて引っ張って浜に揚げる。家族総出で、その昆布を選別して、トラックで引き上げる。
保志さんはお父さんとふたりで昆布漁をしているそうで、天気と海の状況を見ながら、一本でも多く採れるようにと、毎日欠かさず海に行っているそうです。
↑この引き揚げるところが圧巻!
↑昆布漁師の保志さん親子。
↑この日は、曇っていてこんぶ浜での天日干しが難しい、ということで、収穫した昆布を港に持ってきて、海水に浸していました。
昆布は、干す前に水洗いします。広尾町では、フンベの滝と呼ばれる、海沿いの岸壁にあるこの滝の水で洗っています。神秘的でした。
広尾町2日目は、わたしも早朝5時に海に行き、昆布漁を見学。一連の作業を生で見させていただき、昆布漁師さんの生の声を聞いて、昆布が私たちの食卓に並ぶまでにこんな大変な作業を経ているということに、驚きと衝撃、そして敬意しかない!そんな風に思いました。
海で昆布を引き揚げた保志さん親子が、「港まで行くから、トラック乗ってく?」と言って快く乗せて色んなお話をしてくださったのが、また良き思い出となりました。お二人の姿を見ると、何のために人は働くのか?「家族のため、地域のため、社会のため、自分のためは最後。」そんなことを感じ、私自身の人生観を見直すきっかけをくださいました。
星屑昆布業務用(1㎏入、500g入などサイズ相談可)
東京に帰ってから、さっそく最初に納品させていただいたのは東京都三鷹市の量り売り店「野の」さん。
ゼロウェイストで、日本の和の食材が色々と、手ごろなお値段でお買い物できる、憩いのお店となっています。こちらのお店では、お魚や野菜たっぷり栄養バランスの取れた定食の日が火曜日、木曜日にあります。大人気です。美味しいランチをして、また美味しい食材を買って、ゴミも出ない、エコライフの実践としてとってもおすすめのお店ですよ♪
instagram @nono.hakariuri
星屑昆布は、現在個人向け小売りでは、保志さんのネットショップからの注文可能です。
星屑昆布〜1瓶〜 | piroro(十勝広尾町・ピロロ企画)
東京近辺の業務用(BtoB)でのお取引先については、KANKIKUが窓口となっております。
ぜひお気軽にk.kimura(@)kan-kiku.comまでお問合せくださいませ!
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木村きく子の“Let’s ! SDGs通信”でした。また次回のマガジンもよろしくお願いいたします!
日々のKANKIKUのエコな暮らしぶりについてはInstagram@kikuko_kankiku
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