こんにちは。SDGs推進事業家KANKIKUこと、木村きく子です。
元食品メーカーの営業だったわたし。2021年に独立開業し、“エコフレンドリー(環境にやさしく、経済にもうれしい)”をキーワードに、企業に対してSDGsに寄せたプラ削減パッケージ提案や販路開拓のお手伝いをしています。
そして、プライベートでは小中学生の2人の子供がいる母でもあり、お米大好きな長身夫に加え、食欲旺盛な大型犬一匹までいるという我が家。
日々、家族の食材の買い出しでスーパーや町の食品店に繰り出す日々ですが、家計と忙しさの中の生活を回すのに買い物していると食材と同じくらいプラスチックゴミも出てしまうのが悩みのタネ。
これって、過剰包装だな、プラスチック包装じゃなくても良いんだけどな・・・これらを改善したくて、この仕事を始めました。
そんなわけで、会う人会う人に、「日本って過剰包装社会だと思う?」と聞くと、たいていの方が、「そう思う!」と即答してくれるように、日本は包装ゴミが多い国であることは明確です。なかでもプラ包装が世界でもトップレベルで大好きですよね。何でもかんでもプラスチックに包まれているような社会。これって良いのかな・・・?と疑問に思い、データを調べました。みなさんすでにご存じかと思いますが、下記の数字が現実。
※2014年国連報告書より
誰だって、ゴミは減らしたいし、ましてプラスチックゴミはかさばるから、家に溜めたくないですよね。 時代に合ったパッケージのモノを買って美味しく楽しく、健康に生活したい!
上記の絵のような社会に改善できたらいいな、と思いませんか。
昨年からは、SDGsに向けて少しずつ法改正もされ、プラスチック削減を意識したパッケージの商品が登場したりして、消費の光景は少しずつエコフレンドリーになってきてはいると思います。
そんなわけでわたしも、そういう企業の製品を応援したいのもあって、日々「あれ、これエコかも!」と見つけると買ってみています。
中身だけじゃなくて、パッケージを触って「これは、なかなかちょうどよい紙素材を使ってるわね」なんて、満足感を感じたり・・・(オタクですね・・・)
というわけで!
最近買った、身近な紙パッケージ製品をご紹介したいと思います。
目次
前半はスーパーで見つけたこの2つ!
まずは、ミツカンの五目ちらしの素。
たまたま、スーパー「ロピア」で見かけて、こういうものはあまり買ったことがないのですが、忙しい日の夜ごはんに、さっぱりしたお寿司食べたいなんて時に手軽に作れるな、と紙製パッケージだったので購入。
要は、内装されている調味酢や具材がバリア性のあるプラ包装されて保存できるので、外装はプラである必要はない、ってことですね。この外装は古紙回収として出せばゴミも減らせます。
次に、ハロウィンイベント用にお菓子の詰め合わせを用意しているのですが、その一つに選んだのは、脱プラを心がけている方にはおなじみのペコちゃんマークのミルキー。
外装が紙(内側にアルミのような薄いポリエチレン加工はしてありますが紙の割合が多いため紙、と表記されます)、中のキャンディ包装も紙。かつ、ミルキーは100%北海道産ミルク使用というのも、国産で嬉しいところ。一つ難点があるとすれば、ミルキーは歯にくっつくので虫歯になりやすいお菓子。歯磨きは念入りにしましょうね(笑)
さて、後半は・・・
国民が食べるものはできるだけ国内で生産し、自給率と食の安保に繋げましょう、というJAが掲げた「国消国産」に賛同しているKANKIKUですが、幼少期アメリカに住んでいたこともあって、実は、昔からアメリカの食べ物も大好き。輸入食品店に行っては、ときめいてしまいます。なので、今でも正直アメリカの食品には興味大。
そして、食品をエコでパッケージングして販売することが可能なのか考える上でも、先進アメリカの製品はとても参考になります。
ってなわけで、
最近、輸入食品店で買ったものを2つ紹介します!
クォーカーのオートミール
みなさんも見たことがあると思いますが、クォーカーのオートミール。1食分ずつの小分けサイズで、ボウルにオートミールとミルク(もしくは水)を入れて電子レンジでチンするだけで、朝食ができてしまうという簡単ミール。
こちらを購入したのは、紙パッケージで食品の商品化は可能なのか、というリサーチをしていたから、なのですが。外装の箱にしても、非常に丈夫ではない簡易的な再生紙のようなボール紙。切り取り線が入っていて指で開けると、中の個包装はさらにワックス加工紙!中はオートミール。
日本では、「こういうのは衛生上、保存上課題が残る」なんてダメ出しされそうですが、実際にクォーカーはこのパッケージでアメリカから、本土および日本のみならず全世界へこのオートミールを販売していると思うと、こんなカジュアルでもオッケーなんだ、と思いませんか。
消費者も、まぁ、食べ終えたら罪悪感なく古紙として出してもいいし可燃ごみとしても出せる。
最後に、アメリカの子供の定番!クラフトのチーズマカロニ!!
これは、なかなかわたしの近所では見かけなかったのですが、やっと出会えました(笑)。うれしくて2個購入。
インスタントのチーズマカロニパスタ。よくアメリカの児童文学作品の中や、ドラマや映画のシーンに出てくるので憧れが強くて。
お鍋にお湯を沸かして、マカロニと中に入っているチーズシーズニングを加えてぐつぐつと。あっという間にできる軽食です。
こちらも、「紙パックだし、中もエコなんじゃないか?」と開封してみると。
まず上面から開封し、シーズニングを取り出し、側面の小窓を指で開ける。外装の箱にそのままマカロニが入っている!!これは驚きました。
プラスチック包装なし。
シーズニングは内側はポリエチレン加工してあると思いますが、ほぼ紙のみの製品。とても簡易的です。
これでもアメリカの消費者は問題なく買っていると思うと、日本の食品も使い捨てプラスチック包装を減らした商品パッケージにできるんじゃないか、そういう希望が湧いてきます。
メーカー側が、良かれと思って作っているパッケージ商品、時には消費者への過剰なサービスや配慮が含まれてたり。逆に消費者は、中身が欲しいのであって、パッケージの素材は簡易的で構わないと思っている場合も多くあります。もしくは、一部のクレーマーと呼ばれる消費者対策としてされている場合もありますが・・・
企業と消費者のズレを減らし、消費者意識を環境理解に繋げて、みんなで「エコフレンドリーな社会」へ転換していけたらいいな・・・
次回以降も、エコフレンドリーな発信をしていきますので、お楽しみに!♪
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木村きく子の“Let’s ! SDGs通信”でした。また次回のマガジンもよろしくお願いいたします!
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