いつも有難うございます。
甘麹の魅力を伝えている、麹王子こと阪田真臣です。
最近では、甘酒を含めた発酵業界が世界から熱い視線を浴びています。
国内でも売上高が伸び続けており、伝統文化である日本の発酵食が新しく進化し、世間を賑わせています。
飲む点滴というワードが定着してきたように、コンビニやスーパーには各種メーカーが力を注ぐ色々な種類の甘酒を見かけるようになりました。
年末年始の体調を崩しやすい季節に甘酒を飲めば、サプリメントとしても効果的です。
以前、健康美人は知っている!甘麹と甘酒の違いとは?の記事にてご紹介しましたが、甘酒と甘麹は異なるものです。使われている素材や、酵素の種類が違うということをお話しました。
甘麹は酒粕がなく、アルコールフリーで飲みやすいため、幅広い分野で活躍し始めています。今回は、アスリート業界と相性の良い甘麹の魅力についてご紹介します。
目次
甘麹がアスリート業界に好まれる理由とは?
今年、壱岐ウルトラマラソン(100㎞)を完走した知人に、私の甘麹をお供させていただきました。
「この甘麹持っていって!!」とマラソンランナーの方に試してもらったんです。
こちらの写真は、その時のものです。
ランナーの知人に、50km地点の休憩所で甘麹を食べてもらいました。
実のところ、自分のマラソン経験は5kmくらいしかなく、二度と走りたくないと思うほど長距離が苦手なため、マラソンに関する知識は持っていません。
私にとっての100kmは、宿泊しながらゴール目指すの??と思うぐらい果てしない距離のように感じるほどです(笑)
ただ、甘麹がアスリート業界に相性が良いことは知っていました。
私自身も筋トレ後には、必ず甘麹を摂っています。
ランナーの知人に聞いたところ、休憩所やランニング前に摂取する糖質は、チョコレートやバナナなどの甘味が多かったと言います。
しかし、バナナやチョコレートでは、糖質の持続力が弱いとも話していました。
同じ糖質やカロリーだったとしても、食べ物によって消化されるスピードが違うとのことです。
さらには、競技中は疲れているため、栄養補給の際にはなるべく咀嚼を必要とする食べ物は避けたいと言います。
消化するにもエネルギーを消費するため、甘麹のような液体タイプの食べ物がおすすめです。
アスリート業界における甘麹の効果とは?
甘麹は筋肉疲労を抑え、回復を促してくれる効果があります。
私達の身体には平均で500gのグリコーゲン(筋肉にエネルギーとして使われる成分)、2,000kcalのブドウ糖を身体に貯蔵していると言われています。
1.6km走る毎に100kcalのブドウ糖を燃焼し、32kmで空っぽになってしまうため、そこからは何をエネルギー源とするかというと、脂肪を使います。ただ脂肪をたくさん蓄えて走るわけにはいきません。
フルマラソンやウルトラマラソンを完走するには、成人男性の1日分のカロリー(2,000〜2,500kcal)が消費されるので、疲労回復はとても重要な要素です。
甘麹の主成分は米です。
さらに言えば、甘麹は米と菌しか使われていません。
例えば、おにぎりは咀嚼を必要とするうえ、胃で消化されてブドウ糖やグリコーゲンに変わるのも時間がかかります。甘麹と比べると即効性は乏しいように感じます。
その点で甘麹は優れています。
すでに米が麹の酵素によって分解され、胃の中で消化された状態になっているため、内臓に負担をかけることなくエネルギー源として吸収できるのです。
朝の情報番組でも取り上げられていましたが、マラソンで甘麹を摂取した方と甘麹ではない物とでは30%も疲労回復力が違うそうです。
また、日本醸造協会誌 の下記レポート(一部抜粋)には、こうも記述されています。
麹甘酒に含まれるこれら糖、アミノ酸、水溶性ビタ ミンに着目した研究は、前項で引用した医療面への可 能性以外にも広がってきている。島崎らは、麹甘酒が 機能性スポーツフードとして有効であるかどうかの検証を行っており、長距離走選手の疲労軽減効果について 報 告 し て い る 。このような研究が進むことによって、麹甘酒が単なる甘味飲料の域を脱して、医学や スポーツに一般的に利用される日も近いのではないだ ろうか。
「引用元:麹甘酒に含まれる成分について」
甘酒や甘麹は酵素ばかりに注目されがちですが、アミノ酸や水溶性ビタミンも豊富に含まれています。
酵素とは、あくまでもオリゴ糖やブドウ糖、アミノ酸などを生産する装置のような存在です。
酵素だけでは働く事ができないのですね。
最後に
風邪を引いている時、筋肉トレーニングをした後、カロリーを激しく消費した後などに甘麹はおススメです。
体力が落ちている時は身体の臓器も疲れていますので、消化を促すことも大事です!
機会があれば、生の甘酒や甘麹をぜひ試してみてください。
疲れを取りたい時や滋養供給の時は、お米を用いた甘麹の方をオススメします(^^)
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