初めまして!
長野県松本市にある、シードル専門店「信州松本りんごバル」の長崎です。
ご縁があり、こちらのメディアでご寄稿をさせていただける機会を頂きました。簡単ですが自分の自己紹介をさせてください。
自分は、日本有数のリンゴの産地、長野県安曇野のリンゴ農家に生まれ、常にりんごに囲まれて育ちました。
将来の進路を決める際も、「いつか実家のリンゴや野菜などを使った料理を提供できるお店を開きたい!」というのが頭にあり、進学先の名古屋で、そのまま飲食店に就職しました。
6年間、店長など様々な経験を経て地元長野県に戻り、次は松本市の人気スペイン料理のお店に勤務し、オーナーの多大なる恩恵によりお店を開くことができました。
私とシードルとの出会いは、以前働いていたお店でスペインに研修に行った際に、本場スペインのシドラ(スペインのシードルの呼称、産地によって呼び方が違う。)に触れ、シードルの魅力に引き込まれたことにあります。
シードルとは、りんごから作られるお酒です。発泡性のものが多いですが、世界には無発泡性のシードルもあります。
日本の中で長野県は、もっともシードルを作っている産地です。県内には「シードルリー」と呼ばれれる、シードル専門の醸造所もあります。
現在では、日本全国様々なワイナリーさんでも、シードルが造られるようになりました。KIRINビールさんから、ハードシードルが販売され、少しずつですがシードルがみなさんの目に触れる機会が増えてきています。
※写真はスペインのシードルの注ぎ方、エスカンシアールをしている所。瓶を頭上にまで高く上げ、その位置からグラスにシードラを注ぐ作法をいいます。この落差を発生させる手法によりシードルが空気を含み、泡立ちが強くなるのです。
スペインから帰国して、実家のリンゴを使って委託醸造により、シードルを造ったところから「本格的にリンゴのお店をやろう!シードルのお店をやろう!」と始まりました。
この頃からシードルを店頭で見かけると、買ってちょこちょこ勉強するようになりました。
りんごの産地長野県にいながらも、まだまだシードルを知らない、飲んだことがない方がたくさんいらっしゃいます。最近は少し認知度は上がってきたとはいえ、まだまだ扱いのあるお店は少ないのが現状です。
当店では長野県産シードルを中心に、県外・国外のシードルを常時約60種類取り揃えており、来店して頂いたお客様と話しをしながら、どういったタイプがお好みなのか聞きながら、選んで提供させて頂いてます。
長野県の中心である松本市で、生産者と消費者をつなぐ場となり、シードルの魅力を日本中に発信するアンテナショップの役割を、今後も果たしていけたらと考えています。
まずは一度シードルを手に取って頂けるように、様々な情報をこちらのメディアから発信し、興味を持っていただけたら嬉しく思います。
今後は、
- シードルや実家のリンゴ農園
- シードルと料理とのマリアージュ
- 現在のシードル事情や情報
などについて詳しくお伝えしてていきたいと思います!
最後までご覧いただきありがとうございます!