医療従事者に「ありがとう!」をお弁当で届けたいプロジェクト(完結編)

医療従事者に「ありがとう!」をお弁当で届けたいプロジェクト(完結編)

クラウドファンディングで医療従事者に届ける野菜

GooGooFooで6月に記事を掲載し7月の終わりにクラウドファンディングで支援金を集めることができました。

 

今回のお弁当のテーマである「オーガニックヴィーガン弁当」を作る上で、以前より親しくしている無農薬野菜農家の方に連絡して野菜の話を伺ったり、知り合いに紹介していただいた畑で育っている野菜を食べさせてもらいながら、メニューをイメージしました。

 

 

この夏は、長雨の影響で野菜の生育が芳しくなく、通常の1/3しか収穫できなかった土地があり、そして普段よりも収穫が2週間遅れという土地もありました。

 

それでもその土地土地で育てられた野菜は力強く、愛を感じました。 その野菜を使い医療従事者が一時でもホッとしていただけるお弁当をイメージしてレシピを作りました。

 

 

 

お米とお弁当箱の協賛

クラウドファンディングをして支援、協賛していただける方を探している中、以前イベントで知り合いになったお米屋さんがこのプロジェクトに共感され、無償で無農薬のお米を提供していただけることになったり、取引先の弁当箱のメーカーの担当者に相談して、寄付という形で弁当箱をいただいたりして、改めてこのプロジェクトを最後までやり遂げなければと思いました。

 

 

 

病院に届けて感じたこと

 

 

新型コロナの第二波がきたため、最初に届ける予定だった病院が感染リスクを考慮してお断りの連絡がきたり、食中毒の感染リスクがあるため止む無く提供を断念した病院もありました。 そんな中、地域医療を支え、リスクを抱えながら医療従事者が働かれている病院からお弁当の受け入れが決まりました。

実際届けに行くと、その病院は普段の生活とは温度差を感じるほど、感染予防を万全にして対応されていたため、医療従事者の方には、ただただ頭の下がる思いでした。その病院には8月に2回、9月に1回届けました。毎回お礼の電話をいただいて、こちらも作り甲斐がありました。

 

 

 

優しさで成り立つ社会の広がり

 

 

今回このプロジェクトに賛同し支援していただいた方、プロジェクトを自身のSNSで発信していただいた方、友達をプロジェクトに誘っていただいた方、野菜を送っていただいた方、お米をプレゼントした頂いた方など多くの方に応援していただきました。 そしてこのGooGooFooでもプロジェクトを発信させていただきました。 この場を借りて御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。皆様おひとりひとりの優しさのお蔭で、このプロジェクトを成功させることができました。

 

 

 

新型コロナウイルス感染症が猛威を振るってから、心が痛むニュースが増えました。そういう中で行ったこのプロジェクトは不安な社会に一筋の光を見いだせるきっかけとなったことを感じました。 「お弁当」というキーワードによってできたコミュニティ。そういう優しさに満ちたコミュニティが他の場所でも生まれ、何かが始まることを心より祈っています。

 

 

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