萌芽後、すくすくと順調に生長するブドウ達。
ブドウの生長と共に畑内での作業は日増しに増えていくばかりだが、その様々な作業をしっかりと行い、少しでも生育がうまくいくよう彼らの生長を手助けする。
目次
害虫の捕殺
展葉開始後、どこからか多くの虫たちが美味しい葉っぱを食べにやってくる。
葉っぱの上や中で生まれて、そのまま葉っぱを食べ始める虫たちもたくさん。。幹(内外)を食べる虫もいる。
芽かき
初期に行う芽かきは、展葉2〜3枚時に不定芽や副芽をかくのが基本とされているが、写真はブドウ樹下部の不定芽をかいているもの。
副梢かき、巻きひげ除去、誘引
新梢から副梢(新梢の葉のつけ根から出る枝)が伸びると、枝が混み合うだけでなく、貯蔵養分が余計に浪費されてしまうので、それを除去することによって、その養分を生長にまわすし、枝の風通しも良くする事ができる。
巻きひげの伸長も養分の浪費となるだけでなく、こちらが望まない誘引方向へ向かってしまったり、自分の体に絡み付いたりしてしまうこともあるので除去する。
副梢と巻きひげの除去は早い時期にしっかり行う事が良いとされている。
花穂除去
ブドウ樹は果実をつけようと花穂を形成するが、まだまだ仕立てるまでに必要な背丈に達していないので、来年の収穫の為に花穂を除去して養分を生長にまわす。
今後
6月に入りブドウ樹たちは更に勢いを増して順調に生長している。
これから梅雨に入り降雨量が増え湿度もあがると、病気のリスクが高まっていき、虫も増え、病害虫の対策がとても大切になってくる。
引き続き気を抜かずに作業を行っていかなければならない。
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