こんにちは、管理栄養士・そぼく料理研究家の片桐佑香です!
【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。
冬になると思い出すおやつが、金柑の甘露煮。
子供の頃、ある親戚のおじいさんおばあさんの家に遊びに行くと、「佑香ちゃんは金柑が好きだから」と、必ずお茶菓子に出してくれました。
うちのばあちゃんの家では多分登場したことが無かったので、たまにしか食べられない特別感もあったんだと思います。ポタっとしたやわらかさと、爽やかで甘~い感じががたまらなく美味しく感じたのを覚えています。
今回は、普通の甘露煮ではなく、コク深く優しい甘さの「金柑の塩みりん煮」のレシピをご紹介します。
目次
金柑について
金柑はミカン科の果物で、皮のまま食べられるのが特徴です。
皮にはたっぷりとビタミンCが含まれているので、風邪予防効果が期待できます。
風邪を引きやすい冬の時期に金柑を食べるのは、とても理にかなったことなんです。ビタミンCは熱に弱いので、風邪予防をしたい方は生のまま食べるのがおすすめです。
金柑の塩みりん煮のレシピ
金柑の塩みりん煮のレシピをご紹介します。
みりんやてんさい糖を使うことで、優しい甘さでコク深い仕上がりに・・・。ちょっとした塩気も後を引き、ついついあと一つ、もう一つ、と食べてしまう美味しさです。
<材料>作りやすい分量
材料 | 分量 |
---|---|
きんかん | 250g |
水 | 150cc |
みりん | 100cc |
てんさい糖 | 80g |
塩 | ひとつまみ |
作り方
1.金柑はヘタを取り除き、7mm幅くらいの間隔を空けながら皮に放射状に切り込みを入れる。
2.鍋に水(分量外)を沸かし、沸騰したら1.を入れ、1~2分程茹でてお湯を切り、水にさらして手で触れる温度まで冷ます。
3.切り込みからつまようじを入れて、種を取り除く。(つまようじを刺してみて、硬いものが当たれば種。)
4.鍋に3、水(150cc)、みりん、てんさい糖を入れて中火で熱し、沸騰したら落とし蓋をして弱火で30分程煮る。火から下ろして、落し蓋をしたまま粗熱を取る。
残ったシロップは炭酸で割って飲んだり、ヨーグルトにかけて食べても絶品!
てんさい糖が無い場合は、きび砂糖や白砂糖でも代用できますが、コクやヘルシーさの面でもてんさい糖がおすすめです。
参考にしてみてくださいね♪
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