【管理栄養士・片桐佑香の受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.30】ゴロっといちごジャムの作り方

【管理栄養士・片桐佑香の受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.30】ゴロっといちごジャムの作り方

こんにちは、管理栄養士・料理研究家の片桐佑香です!

 

【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。

 

この季節の食の思い出といえば、いちごジャムづくり。

 

幼い頃、週末に父方のおばあちゃんの家に遊びに行くと、「いちごがたくさんあるもんで、一緒にジャム作らん?」と、おばあちゃん。よく一緒にいちごジャムを作ったものです。

 

おばあちゃん家のある長野県豊丘村の周辺では、いちごをたくさん栽培していて、3月下旬にもなると安く手に入るようになります。なので、おばあちゃんが近くの農産物市場で痛む寸前の安いいちごをたくさん買ってきてくれてくれました。

 

たっぷりのいちごを鍋に入れてコトコト煮込むと、甘酸っぱ~い良い香りが家中に広がって、幸せな気分になったのを今でも覚えています。

今回は、シンプルで美味しいいちごジャムの作り方をご紹介します。

 

 

手作りいちごジャムの栄養

 

 

いちごの栄養素といえば、有名なのがビタミンC。

しかし、生のいちごに含まれるビタミンCや葉酸は、ジャムにする過程で加熱によって減少してしまいます・・・。ですが、ジャムにしても残る栄養素もあります!

それは、ペクチンやポリフェノールです。

 

〇ペクチン・・・腸内の善玉菌を増やし、便秘解消効果が期待できます。

〇ポリフェノール・・・強い抗酸化作用を持ち、細胞の若返りや、美肌効果が期待できます。

そこでおすすめしたい食べ方が、ヨーグルトに手作りいちごジャムをかけて食べる!!

腸内環境を整え、美肌効果も期待できるので、美容が気になる方はぜひ試して頂きたいです。

 

「ゴロっといちごジャム」のレシピ

いちごの食感をゴロっと残し、素材の味を活かしたシンプルで美味しいいちごジャムのレシピです。

てんさい糖を使うことで、優しい甘さに仕上がります。

ポイントは、砂糖といちごを混ぜた後に、数時間おくこと。このひと手間で、いちごのゴロっと食感が生まれます。

 

<材料>作りやすい分量

 

材料 分量
いちご 1パック(正味250g)
てんさい糖 150g(いちごの重さの60%量)
レモン果汁 大さじ1/2

 

作り方

1.いちごはヘタを包丁で切り、縦半分に切り、ボウルに入れる。

2.1に砂糖、レモン汁を入れ、ゴムベラで混ぜ、ラップをかけて3時間ほどおく。

3.いちごの果肉と水分に分け、水分の方は鍋に入れて火にかる。アクが出たら取り、沸騰して泡が大きくなってきたら果肉を入れる。

4.アクを取り除きながら、中火で10分煮る。とろみが付いたら完成。

 

この時期安くなってきたいちご。

そのまま食べるには小粒すぎるもの、痛む寸前のいちごがスーパーで安売りされていたら、いちごジャムにしてみませんか?

シンプルだけど、手作りのジャムはごちそう級に美味しいです。

 

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