日本ワイン放浪者「西一進」がおすすめ!安曇野池田の日本ワイン

日本ワイン放浪者「西一進」がおすすめ!安曇野池田の日本ワイン

こんにちは。「日本ワイン放浪者」の西一進です。

 

「グランポレ―ル」と呼ばれる、日本ワインのブランドをご存知でしょうか。

 

日本の大手ビールメーカー「サッポロビール」は、日本ワインの生産地を北海道、岡山、長野、山梨に所持しています。

 

こちらの4か所で生産された日本ワインは、フランス語で偉大な北極星、つまり「日本の美しさ、ワインの星としての無二の存在感」を意味に込める「グランポレ―ル」のブランド名が付けられているのです。

 

今回は、グランポレ―ルの生産地、長野県に位置する「安曇野池田(あずみのいけだ)ヴィンヤード」の来訪記をご紹介します。

 

私自身が感動した日本ワインも載せていますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

 

 

 

安曇野池田ヴィンヤードとは

高台からの風景

(高台からの撮影写真)

 

サッポロ安曇野池田ヴィンヤード株式会社は、サッポロビールがプロデュースする日本ワインのブランド「グランポレ―ル」を手掛ける企業の1つです。(「ヴィンヤード」とは葡萄園のことです。)

 

「グランポレ―ル」とはフランス語で「偉大な北極星」を意味しており、日本ワインが唯一無二の存在であることを表現しています。

 

グランポレ―ルを生産する安曇野池田ヴィンヤードは、長野県の南西部分に位置し、高瀬川と山地に囲まれた自然豊かな風土を持っています。

 

今回、安曇野池田ヴィンヤードをご紹介いただいたのは、栽培責任者の石原 大輔さんです。

 

栽培責任者石原大輔さん

(栽培責任者:石原 大輔さん)

 

 

「国産ワイン」とは、海外から輸入したブドウや濃縮果汁を用いて生産されたワインを指しますが、「日本ワイン」は国産のブドウを100%使用して造られたワインを指します。

 

そんなブドウの生産からワインの製造までを一貫して手掛ける、洗練された日本ワインの魅力を石原さんにお伺いしました。

 

 

 

安曇野池田のブドウ栽培の特徴

安曇野池田ヴィンヤードの風景

 

安曇野池田ヴィンヤードは、ブドウ栽培に適した風土をしています。

 

日本の気候は湿度が高いことから、ブドウ造りには風通しの良さが欠かせません。

 

安曇野池田ヴィンヤードでは、風通しを良くするために南北や東西を通る風を活かし、ブドウ畑のエリアごとに通気性の良い畑づくりが施されています。

 

その結果、水はけの良い土壌となり、根腐れを避けて成長を促すことができます。乾燥した土壌では、優先して果実に栄養を与えようとするため、果実の凝縮度の高まったブドウが生産されるのです。

 

安曇野池田ヴィンヤードの地形は、標高560m~600mの高さに位置し、2~10%の傾斜面での栽培が行われています。土壌が傾斜していれば、冷たい空気が下に流れるため、春先に舞い降りる霜の被害を減らすメリットもあります。

 

さらには、寒暖差の大きい場所であるため、太陽から得たエネルギーを夜の間最小限に保持することができます。よって、糖度の高いブドウの品種ができます。

 

しかし、メリットだけではありません。

 

畑を開拓する前は、大量の石を取り除く作業や、雨水をためないために水の循環を促すパイプを畑に設置するなど、手間暇がかかったとのことです。

 

開拓後においても、冬季は雪が15㎝~20㎝もの高さに積もるため、生育の弱い木には藁を一本一本巻いて寒さをしのぐ作業を行います。

 

風土を活かしたブドウ栽培の裏には、さまざまな努力や工夫が行われていたのです。

 

 

 

安曇野池田が栽培する6品種のブドウ

安曇野池田ヴィンヤードでは、6品種のブドウを栽培しています。

 

品種は、ピノノワール、シラー、カルベネソービニヨン、ソービニヨンブラン、シャルドネ、メルローの6つです。

 

こちらでは、ピノノワールとシラーの2種についてご紹介します。

 

 

 

ピノノワール

畑の写真

 

ピノ・ノワールは、0.3ヘクタール(3,000平方メートル)もの一面に広がる畑で栽培されています。

 

エリアごとで風の通り方が異なるため、栽培する向きが工夫されています。

 

上記写真の畑では、南西向きの畑で造られていました。

 

 

 

シラー

シラーの葉の写真

 

こちらの写真は、シラーの葉です。

 

ピノ・ノワールよりも芽吹きが遅く、全体的に成長の早い品種です。

 

ブドウの房が大きく実り、収穫の時期には大量の果実を積むことができます。

 

 

 

ワイン6品種の色・香りの特徴

ワイン6種

 

安曇野池田ヴィンヤードで生産されたブドウ6品種のワインを試飲させて頂きました。

 

感想は、赤ワイン・白ワインのどちらも非常に美味しく、レベルの高さに驚きました。

 

どのワインも素晴らしく仕上がっているのですが、中でも「カベルネソービニヨン」が私のお気に入りです。

 

カルベネソービニヨン

(カルベネソービニヨンの写真)

 

きめ細かいタンニンから表現される、凝縮された色彩が見て取れるはずです。

 

黒い果実を想像させる、カカオやエスプレッソなどのアロマのような香りを感じさせます。

 

「力強さ」というよりは、「ダンディズム」や「エレガンス」と言った表現が似合う、ボルドースタイルの赤ワインに近しい完成度です。

 

栽培から試飲までを見学し、日本ワインの素晴らしさを肌で感じることができました。

 

 

 

まとめ

西一進さん

 

私(西一進)が働くビストロチック 麻布十番では、サッポロビールの日本ワイン「グランポレール」をご用意しています。

 

ぜひ、安曇野池田ヴィンヤードをはじめとする日本ワインの美味しさに、実際に触れて愉しんでいただければ嬉しいです。

 

 

ワイン放浪者がご紹介する麦酒とは?

 

koti brewery(コチブルワリー)

 

柑橘香る、ワイン酵母を使ったユニークなビール

 

みかん本舗のシトラスエール

CONTACT

フードビジネスに関するお悩みは、お気軽にご相談ください。