こんにちは!お料理クラブパルタージュの竹本です。
毎日の食卓に取り入れることができる「フランスの家庭料理」をご紹介しています。
フランスならではの食文化に“アペロ”があります。
友達や仲良しの友人たちと、仕事の終わったアフターファイブにはカフェや友達の家に集まってお喋りを楽しみます。
アペロに欠かせないのが、ちょっとしたおつまみ。
白ワインやシャンパンをフルーツリキュールで割るキールや、アニスのお酒パスティスを片手に、ちょっとつまんで食べるのにぴったりなカナッペやナッツのような軽いスナックが人気です。
また、簡単に調理ができる卵料理も人気です。
今回は卵料理のテッパン、ウフ・マヨネーズをご紹介します。
目次
ウフ・マヨネーズとは?
ウフ・マヨネーズとは名前の通り、“ウフ”(卵)を“マヨネーズ”にあわせただけの簡単料理です。シンプルですが、フランス人のソウルフードと言っても過言ではありません。
そのこだわりは、ウフマヨの世界大会まで開催されるほど。
シンプルだからこそ、トッピングの食材やマヨネーズの工夫で色とりどりのレシピを楽しむことができます。たかが卵とは侮れません。
今回は、フランスの家庭で愛されるウフ・マヨネーズの基本レシピと、ウフマヨをもっと楽しめるトッピングの工夫をご紹介します。
難しいイメージのあるマヨネーズも、材料を加える順番を守れば大丈夫。
失敗しにくい作り方を特別にお伝えします。
ウフ・マヨネーズの材料
基本の材料
材料 | 分量 |
---|---|
卵 | 適量 |
ベースになるマヨネーズの材料
材料 | 分量 |
---|---|
卵黄 | 1個 |
マスタード(ペースト状のもの) | 大さじ1程度 |
米油などの風味が強くない油 | 100~150g |
酢・レモン汁 | 合わせて大さじ1程度 |
塩 | 適量 |
海老マヨネーズ用のオイルの材料
材料 | 分量 |
---|---|
海老の頭・殻 | 適量 |
米油などの風味が強くない油 | 適量 |
トッピングの材料
- スモークしたパプリカパウダー
- ディル
- 海老マヨネーズと海老のむき身
- いくら
- ビーツパウダー
など、お好みで合わせてくださいね。
プレーン・マヨネーズの作り方
1.卵はあらかじめ固ゆでの茹で卵にしておきます。
2.ボールに卵黄、マスタード、塩を加え、よく混ぜ合わせておきます。
3.油を小さじ2杯分くらいずつ加えながら良く混ぜ合わせ、乳化させます。
最初から油が多すぎると乳化しないことがあるので、最初は油をごく少量ずつ加えるのが鉄則です。
マスタードは好みによって加えても加えなくても構いませんが、マスタードには乳化を促す効果があるので、初めてマヨネーズを作る方はマスタードを加えた方が作りやすいと思います。
レシピによっては最初にお酢やレモン汁を混ぜ合わせてから油を加えるように指示してありますが、初心者は失敗しやすいので水分は油と交互に少しづつ加えることをおすすめします。
4.油を加えながら、時々酢やレモン汁を加えて味を整えます。酢とレモン汁の割合はお好みで、大体大さじ1杯程度が目安です。
海老マヨネーズの作り方
海老の殻の赤い色(アスタキサンチン)は脂溶性なので、低温の油で海老の殻を加熱すると海老の色と風味がたっぷりのオイルを作ることができます。
海老マヨネーズのレシピは、プレーン・マヨネーズの作り方と同じ要領で作ります。
カラフル ウフ・マヨネーズのトッピングのおすすめ
お好みの具材を添えて、ウフ・マヨネーズのトッピングを愉しみましょう。
今回トッピングにご用意したのは、こちら。
トッピング | 特徴 |
---|---|
スモークしたパプリカパウダー | スモーク感が卵と相性抜群 |
ディル | 卵に相性が良いハーブ |
海老オイルと海老のむき身 | 海老マヨネーズとそのトッピング |
いくら | 醤油漬けでも塩漬けでも卵に合います。 |
ビーツパウダー | 少量のお酢で溶かしてからマヨネーズに混ぜ合わせます。 |
カラフル ウフ・マヨネーズのトッピング方法
マヨネーズは、絞り出し袋に詰めると使いやすいのでおすすめです。
左から、プレーンマヨ、エビマヨ、ビーツマヨの味です。
1.お皿に少量のマヨネーズを絞り、その上に半分に切った卵を固定します。
2.マヨネーズをそれぞれ絞り、具材をトッピングして完成です。
上の写真の味付けとトッピングは、左から順に以下の通りです。
- プレーンマヨネーズ × ディル
- 海老マヨネーズ × 海老といくら
- ビーツマヨネーズ × ビーツパウダーとビーツのピクルス
- プレーンマヨネーズ × スモークしたパプリカパウダー
卵一つで、アペリティフにも前菜にもぴったりな華やかな一皿が仕上がります。
週末のアペリティフに、ぜひお試しくださいね。
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