皆様、こんにちは!
ジャケ買いワインソムリエ の岩本すずかです。
私の経営するワインショップ Wine and Weekendは、土曜日の営業時間は18時まで。
仕事終わりに「食品館あおば」深川店へ、日本橋から自転車でパトロールに向かうのがルーティンとなってきています。
好きな食材を買い込み、翌日日曜日は昼からゆっくりと料理しながら、気が向いたら軽く掃除などしながら、のんびりとワインを飲むのが楽しいんです。
今回も食品館あおばのワイン売り場から白ワインと赤ワインの2本をピックアップし、簡単料理と共にご紹介します。
目次
セレクトしたワイン&食材は
セレクトしたのはポルトガルの白と、イタリアの赤。
そして食材達はこちら。
食品館あおばに行ったら決して素通りはできないお得な和牛、軽めのチーズやフルーツと、付け合わせ用のお野菜などなど。
この季節はやっぱり選んでしまう白ワイン
以前の記事でもご紹介させて頂きました、ポルトガルの”ヴィーニョ・ヴェルデ”というワイン産地。ここで生まれる白ワインは、ほんのりと微発泡、フレッシュで爽やかなところが魅力です。
(ヴィーニョ・ヴェルデの記事はこちらから)
食品館あおばでも、発見しました。鶏ちゃんのユニークなラベルデザインがインパクトあるヴィーニョ・ヴェルデ。
『ヴェルコープ ヴィーニョ・ヴェルデ ヴェルデガ・ブランコ』 718円
(引用:輸入元「三国ワイン株式会社」HPより/ 価格は食品館あおばでの販売価格)
2018年産のものは、フランスのワイン専門ガイド誌「ジルベール&ガイヤール」において金賞に輝いた実績もあります。
レモンやライム、グレープフルーツのニュアンス。若干トロピカルな感もありますので、エスニック料理にも合いそうです。少〜しだけプチプチする発泡が心地よい。
ところでヴィーニョ・ヴェルデのワインを探すときには、裏ラベルをみてみましょう。
”VINHO VERDE”と記された、この緑とブルーのマークが表示されています。とても分かりやすいですね。
そしてなんと言ってもこの日は休日、積んであった本を読んだり、動画を観たり、軽く部屋をお片付けしたり・・・
「昼からダラダラ飲む」と決めていたので、料理もいつでも軽くつまめるものを。
余談ですが2019年にカリフォルニアのワイナリーへ訪問した際に、”ちょっと休憩”のお茶代わりに立ち寄ったワインバーが、とても素敵だったんです。
そこでフレッシュなロゼワインと一緒に頂いたおつまみは、このような感じ。
シャルキュトリー(ハムやソーセージなどの加工肉)と、ナッツやチーズ、フルーツを盛り合わせたもの。シンプルに盛り付けただけなのにオシャレ感満載なのは、絶妙なセンスです。
ちなみにフルーツの上に少し乗っているのは、地元サンタバーバラ名物・ウニ!
これをイメージして、食品館あおば版・”シャルキュトリー・ボード”を制作してみます。
「薫る生ハム 桜のスモーク仕立て」
「バジル薫る モツァレラチーズの入ったソーセージ」
「超目玉 ソフトサラミ」
の三つ巴に、桃と熟れ熟れのプラムも。桃は生ハムで巻いて、食べるときに少しオリーブオイルをかけます。
チーズは「オランダ産 ミモレットチーズマイルド」「オーストラリア産 チェダーチーズ」を三角形にカットし、交互に置きます。
なんとなく緑色が欲しいので、ローズマリーをアクセントに。
すると・・・
あっという間に簡単おつまみの出来上がり〜!
お友達を呼んで家飲みをするときにも最初にお出ししておけば、手間いらずの前菜として色々つまめて便利ですよね。
軽やかな白ワイン・ヴィーニョヴェルデとも好相性です。
イタリア赤ワインといえば、キャンティ!
お次は赤ワインです。日本ではバブル期に”イタメシ”(イタリア料理)とワインブームが到来。その時に一躍名を馳せたワインが”キャンティ”です。
トスカーナ州のキャンティという地域で造られる赤ワインの種類で、重すぎず軽すぎずのミディアムボディが多く、カジュアルに楽しむには持って来いの気軽さがあります。
今回セレクトしたのはこのキャンティ。
『ナターレ・ヴェルガ キアンティDOCG』 798円
(引用:輸入元「三国ワイン株式会社」HPより/価格は食品館あおばでの販売価格)
イタリアワイン選びの際のワンポイントなのですが、ボトルネックにこのような「DOCG」と書かれたシールが貼ってあるものは、少し格が高くお墨付きの印でもあるんです。
カジュアル価格帯の中から選ぶ際にも、目安となりますね。
さて、食品館あおばお得意の「黒毛和牛」。「霜降りモモステーキ秋田産5等級」・・・300g近くの量で1484円、お得です!
今回はミディアムボディの赤ワイン・キャンティに合うよう、さっぱりとしたメニューに。低温調理器を引っ張り出してきてステーキにします。
フライパンで焼き目をつけた後、ジップロックに。ローズマリーを一緒に入れて軽く香り付けを。温度は58度にしてスイッチオン。
出来上がりは1時間後ですので、その間も、ダラダラ飲んだり、洗濯機を回したり・・・(とことん休日モードです)
そしてピーッと鳴ったら出来上がり。バルサミコ&醤油&赤ワインに水をプラスして煮詰めたソースと、赤ワイン塩をお好みで添えて。
程よく赤みが残った、良い火の通り加減です。あ〜ワインとお肉は幸せ!
シメはこれ
お肉の付け合わせに、ホワイトアスパラを茹でたものを添えました。この時の茹で汁、旨味がものすごく出ているため捨ててしまっては勿体ないのだそうですね。
固くて切り落とした根っこの部分と、ピーラーで剥いた皮の部分も一緒に入れて茹でます。茹で上がって冷ます際、アスパラは茹で汁に入れたままで。その間に茹で汁に出た旨味がアスパラに戻るのだそう。
その出し汁のような茹で汁を使い、シメのリゾット(風)を。
本来は生米から炊くのが良いですが、「簡単料理」が座右の銘なもので・・・冷凍ストックしてあったご飯をチンして使用、おじやに。
玉ねぎを炒めて、残しておいた茹でアスパラをカットして具材に、ご飯と共に茹で汁を加えながら煮ます。好みの柔らかさになったら火を止めてバターを加えてコクを。
余っていたミモレットチーズをカットして載せると、少しずつ溶けてきてアクセントに。見た目にもオレンジ色が可愛い。黒胡椒をパラパラして仕上げ。
これが、アスパラの香りと旨味が豊かで美味しい!
止まらずに2杯目、味変でトリュフオイルスプレーを一吹き・・・これも美味しい!また止まりません・・・
休日はワインで楽しく美味しくおこもり
食品館あおばで叶える、カジュアルなワインと共にのんびり過ごす休日。ぜひ、おこもり時間を美味しく楽しんでみてくださいね!