【管理栄養士・片桐佑香の受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.32】なすの油みその作り方

【管理栄養士・片桐佑香の受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.32】なすの油みその作り方

こんにちは、管理栄養士・料理研究家の片桐佑香です!

 

【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。

 

暑い日が続き、食欲がない・・・って方も多いのではないでしょうか?そんな時にぴったりなレシピをご紹介します!

うちのばあちゃんが夏によく作っていた、「なすの油みそ」。今が旬のなすが、あっという間にご飯泥棒に様変わりします。

作り方も簡単!栄養も摂れるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

 

なすの栄養

 

なすにはカリウムが多く含まれます。カリウムは余分な水分や、体の熱を体外に排出してくれる働きがあり、だるさや夏バテの予防・改善に効果が期待できます。

また、ポリフェノールも豊富。なすの皮が紫なのは、ポリフェノールの一種であるナスニンによるものです。

ナスニンには強力な抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できます。強い紫外線で日焼けしやすい、今の季節にきちんと摂りたい栄養素です。

 

「なすの油みそ」の作り方

 

 

なすの油みそ作り方をご紹介します。

旬のなすとピーマンを炒めて、甘味噌で味付けして作る料理で、私が生まれ育った長野県の上伊那地方では、夏に良く食べられています。

甘じょっぱさが食欲をそそり、暑い季節でもついついご飯が進んじゃうはず!

 

「なすの油みそ」<材料>

材料 分量
なす 2本
ピーマン 2個
油(なたね油や大豆油など) 小さじ2
A味噌 大さじ2
A砂糖 大さじ1
Aみりん 大さじ1

 

作り方

1.なすは小さめの乱切りにし、ボウルにたっぷりの水と共に入れ、10分ほどさらしておく。ピーマンは種を取り、乱切りにする。

2.1のなすをざるにあけ、水気を切る。フライパンに油を中火で熱し、なす、ピーマンを入れてしんなりするまで炒める。

3.野菜がしんなりしてきたら、弱火にしてAを加え、よく混ぜながら炒める。

4.器に盛り付けて完成。

 

 

ご飯にたっぷりかけて食べてみて下さい!

お水で割っためんつゆに冷たいそうめんを入れて、その上にかけて食べるのも美味しいです。

 

夏バテ防止効果が期待できる「なす」を使った「なすの油みそ」でご飯をしっかり食べて、暑い夏を乗り切りましょう!

 

片桐佑香(管理栄養士) ⌇心と体をいたわるおうち和食と手仕事

 

▼こちらもおすすめ!

かぶの乳酸しょうゆ漬け

寒天から手作り!いちごの茶巾寒天

CONTACT

フードビジネスに関するお悩みは、お気軽にご相談ください。