こんにちは、管理栄養士・料理研究家の片桐佑香です!
【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。
暑い日が続き、食欲がない・・・って方も多いのではないでしょうか?そんな時にぴったりなレシピをご紹介します!
うちのばあちゃんが夏によく作っていた、「なすの油みそ」。今が旬のなすが、あっという間にご飯泥棒に様変わりします。
作り方も簡単!栄養も摂れるので、ぜひ参考にしてみて下さいね。
目次
なすの栄養
なすにはカリウムが多く含まれます。カリウムは余分な水分や、体の熱を体外に排出してくれる働きがあり、だるさや夏バテの予防・改善に効果が期待できます。
また、ポリフェノールも豊富。なすの皮が紫なのは、ポリフェノールの一種であるナスニンによるものです。
ナスニンには強力な抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できます。強い紫外線で日焼けしやすい、今の季節にきちんと摂りたい栄養素です。
「なすの油みそ」の作り方
なすの油みそ作り方をご紹介します。
旬のなすとピーマンを炒めて、甘味噌で味付けして作る料理で、私が生まれ育った長野県の上伊那地方では、夏に良く食べられています。
甘じょっぱさが食欲をそそり、暑い季節でもついついご飯が進んじゃうはず!
「なすの油みそ」<材料>
材料 | 分量 |
---|---|
なす | 2本 |
ピーマン | 2個 |
油(なたね油や大豆油など) | 小さじ2 |
A味噌 | 大さじ2 |
A砂糖 | 大さじ1 |
Aみりん | 大さじ1 |
作り方
1.なすは小さめの乱切りにし、ボウルにたっぷりの水と共に入れ、10分ほどさらしておく。ピーマンは種を取り、乱切りにする。
2.1のなすをざるにあけ、水気を切る。フライパンに油を中火で熱し、なす、ピーマンを入れてしんなりするまで炒める。
3.野菜がしんなりしてきたら、弱火にしてAを加え、よく混ぜながら炒める。
4.器に盛り付けて完成。
ご飯にたっぷりかけて食べてみて下さい!
お水で割っためんつゆに冷たいそうめんを入れて、その上にかけて食べるのも美味しいです。
夏バテ防止効果が期待できる「なす」を使った「なすの油みそ」でご飯をしっかり食べて、暑い夏を乗り切りましょう!
片桐佑香(管理栄養士) ⌇心と体をいたわるおうち和食と手仕事
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