こんにちは、管理栄養士・料理研究家の片桐佑香です!
【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。
秋の食材といえば、さつまいも。
昔、じいちゃんの畑でみんなでさつまいも掘りをしたのが懐かしいです。
その場で焚火をして、採れたてのさつまいもを濡れた新聞紙とアルミホイルで巻いてほおり込み、焼き芋にして食べました。土手に座って、アツアツホクホクの焼き芋を頬張ったのはいい思い出です。
さつまいも料理といえば、他にも子供の頃よく食べていたのが大学芋。
お店で買ったものがほとんどだったかも知れませんが、たまーに手作りのものも登場して、作りたてアツアツが最高でした。
今でも秋になると大学芋が食べたくなります。
定番の大学芋も良いですが、今回は砂糖を使わず、簡単&ヘルシーに作れる大学芋のレシピをご紹介したいと思います。
目次
さつまいもの栄養
10〜1月が旬のさつまいも。
エネルギー代謝に必要な「ビタミンB6」、抗酸化作用を持つ「ビタミンC」や「ビタミンE」、余分な塩分の排出を助ける「カリウム」などの栄養素が含まれます。
また、皮にもポリフェノールなどの栄養が含まれるため、皮ごと食べるのがおすすめです。
「塩みりん大学芋」の作り方
大学芋といえば、油で揚げて作ることが多いと思いますが、今回のレシピは揚げずにフライパンでこんがりと焼き上げます。
砂糖の代わりに使うのは、みりん。
みりんを煮絡めることで、自然な程よい甘さとなり、つやつやに仕上がります。白ごまが良いアクセントに。
塩みりん大学芋<材料・2人分>
材料(2人分) | 分量 |
---|---|
さつまいも | 中1本 |
サラダ油 | 大さじ2 |
塩 | ひとつまみ |
みりん | 大さじ2 |
白炒りごま | 小さじ1 |
作り方
1.さつまいもは乱切りにし、水に10分ほどさらす。ざるで水を切り、ペーパーで水気をしっかりと拭く。
2.フライパンに油を入れて中火にかけ、①をいれて菜箸で転がしながらきつね色になり、火が通るまで加熱する。
3.さつまいもに火が通ったら火を止めて、ペーパーで油を拭き取る。塩、みりんを加えて再び中火にかけ、煮絡める。
4.水気がなくなったら火を止め、全体に白ゴマを振りかけて完成。
いかがでしたか?
材料も少なくお手軽なので、おうちにさつまいもが余っていたらおすすめのレシピです。
おやつやお弁当に一品にぴったり。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
片桐佑香(管理栄養士) ⌇心と体をいたわるおうち和食と手仕事
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