【管理栄養士・片桐佑香の受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.35】黒糖ナッツ田作りの作り方

【管理栄養士・片桐佑香の受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.35】黒糖ナッツ田作りの作り方

こんにちは、管理栄養士・料理研究家の片桐佑香です!

 

【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。

 

もう師走。

この時期、クリスマス料理を作ること以上に、おせち料理を作ることを私は毎年楽しみにしています。

子どもの頃、年越しはだいたい父方のばあちゃん家で過ごし、なます、栗きんとん、お雑煮など、いろんなお正月料理の作り方を教えてもらいました。

実はおせち料理、伊達巻や数の子など、私にとってちょっと苦手な料理も・・・。

自分で手作りすれば、自分や家族があまり食べない料理は入れなくて済み、食べたい料理だけ入れることが出来るし、好きな料理はたくさん作ってたくさん食べられるから好きです。

おせちは日本の伝統的なハレの日の料理で、基本の作り方が大切なのは重々承知なのですが、自分や家族がさらに美味しく食べられて楽しめるよう、年々、私流のおせちレシピは進化しています(笑)。

今日は、お正月の特番を観ながら温かい緑茶と共にずっと食べ続けたい、『黒糖ナッツ田作り』のレシピをご紹介します。

 

黒糖ナッツ田作りの栄養

田作りは『ごまめ』とも呼ばれ、カタクチイワシの幼魚を乾燥させたもののことです。

骨ごと食べられるためカルシウムが豊富な他、たんぱく質やDHAも多く含まれます。

日本人はカルシウムが不足しがちなため、しっかりと摂っていただきたい栄養素です。

『田作り』も栄養豊富な食材ですが、ナッツや黒糖も栄養価が高い食材です。

ナッツにもいろいろありますが、多くのナッツにはビタミン・ミネラル・良質な脂質などがバランスよく含まれます。

また、黒糖には白砂糖に比べてミネラルが多く含まれる他、オリゴ糖が含まれます。オリゴ糖は腸内環境改善に役立つ栄養素です。

 

 

「黒糖ナッツ田作り」の作り方

私は毎年、田作りはナッツ入りで作るのですが、今年は黒糖で試作してみたところとても美味しくできました。

フライパン1つで作り方もお手軽です。

 

黒糖ナッツ田作り<作りやすい分量>

材料 分量
田作り(味付きでないもの) 30g
お好きなミックスナッツ(無塩) 100g
ひとつまみ
白いりごま 小さじ1
A.黒糖 30g
A.酒 大さじ1
A.みりん 大さじ1
A.醤油 大さじ1
A.水 大さじ1

 

作り方

1.フライパンに田作り、ミックスナッツを入れて中火にかけ、時々混ぜながら4~5分炒り、バットに移して冷ます。

2.1のフライパンをキッチンペーパーで拭き、Aを入れて弱火にかけ、混ぜながら溶かす。

3.煮たってとろみがついてきたら火を止め、2と白いりごまを入れて全体にからめる。バットにクッキングシートを敷き、田作りを広げて冷ます。

 

いかがでしたか?

美味しいだけじゃなく、縁起が良く栄養価も高い『黒糖ナッツ田作り』。

おせち料理の参考にしてみてくださいね。

 

片桐佑香(管理栄養士) ⌇心と体をいたわるおうち和食と手仕事

 

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