【受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.7】のどを優しく守る、冬においしい自家製シロップ

【受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.7】のどを優しく守る、冬においしい自家製シロップ

こんにちは、栄養士・食育栄養インストラクターの片桐佑香です!

 

【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。

 

慌ただしい日々を過ごしているうちに、もう11月も終わり。空気が乾燥して来て手荒れに悩まされたりもしますが、最近は暖かく穏やかな晴天の日が多いので、隙間時間にテラス席のあるカフェでちょっとお茶したり、ゆったり外を歩く時間がとても愛おしく幸せなことに思えます。

 

この季節の思い出の食材があります。私が小学生だった当時、父は長野県の諏訪市というところに勤めていました。諏訪市の名産といえば「かりん」。諏訪湖の湖畔には美しいかりん並木が広がっており、

 

「佑香はかりん好きだろう?」

 

と言ってそこのかりんを毎年もらって帰ってきてくれました。ばあちゃんに漬け方を聞いては、母と一緒にかりんのシロップ漬けを作ったものです。のどが痛い時やインフルエンザが流行っている時、お風呂上りや寝る前に、母がよく食べさせてくれました。何とも言えない芳しい香り、しゃくしゃくとした食感。これを食べると「風邪なんて怖くない!」という気持ちになれました。

 

今回は、のどの不調を感じ「ちょっと風邪っぽいかも」と思った時に役立つ2種類の“シロップ”のレシピをご紹介します。

 

 

 

のどに良い食材って?

 

乾燥が気になる季節。朝起きたら「のどが痛い」なんて経験はありませんか?風邪やインフルエンザが流行る時期でもあり、菌やウイルスから来るのどの痛みを感じることもあると思います。そんな時、助けになってくれる食材を厳選してご紹介します。

 

かりん

 

かりん

 

のど飴の材料としてお馴染みのかりんは、11月が旬のバラ科の果物です。生では硬く、渋みがある為食べられませんが、砂糖やはちみつで漬けたり、果実酒にすると香り豊かでとっても美味しいです。かりんに含まれる“カリンポリフェノール”には、抗菌・抗ウイルスに効果があり、のどの炎症を抑えてくれます。

また、かりん特有の香りにはリラックス効果があり、寝る少し前に食べれば質の良い眠りをサポートしてくれます。

 

はちみつ

はちみつに含まれる過酸化水素には、高い抗菌作用があり、のどの抗菌や粘膜の炎症を抑えるのに役立ってくれます。 はちみつの主成分は果糖とブドウ糖で、その他様々なミネラル・ビタミン・アミノ酸など、含まれる栄養素はなんと150種類以上!天然の「万能薬」と言われているほど風邪予防や栄養補給に持って来いの食材です。

 

大根

大根の辛み成分である「イソチオシアネート」には抗菌作用があります。加熱に弱い性質がある為、大根おろしなど生で食べることをオススメします。また大根にはビタミンCが含まれており、免疫力を強化し、感染症の予防や風邪の回復を早める効果があります。

 

薬に頼るのも良いですが、美味しく食べて不調を改善・予防できればそんな嬉しいことはない!と私は思っています。

 

 

 

かりんのシロップ漬けのレシピ

 

 

かりんはスーパーではなかなか見かけないかも知れませんが、八百屋さんや産直野菜を売っているお店に並んでいるのを偶に見かけます。ネット通販で購入することも出来ますし、都内にはかりんの専門店もあるので気になった方はぜひ調べてみて下さい。

 

かりんのシロップ漬けの材料(500mlビン1本分)

 

材料 分量
かりん 250g(1個)
氷砂糖 250g
焼酎 小さじ1弱

 

かりんのシロップ漬けの作り方

1.鍋にお湯を沸かしておく。かりんは4つ割りに切って、包丁で芯と種を取り除き、横2mm幅の薄切りにする。

 

 

2.お湯が沸いたら、1のかりんを入れて20秒くらい茹でてざるに上げ、熱が取れるまで冷ましておく。

 

 

3.熱湯消毒してよく乾かしておいたビンに、かりん→氷砂糖の順で交互になるように詰める。焼酎を回しかけてフタをし、冷暗所で保管。

 

 

10日後くらいから食べ始めることが出来ます。焼酎を入れるのは香り付けのため。ほんの少量なのでお子様でも召し上がることが出来ますが、入れなくても問題なく作ることが出来ます。

かりんの実を食べても美味しいですし、シロップをお湯で割って“ホットかりんドリンク”にしても美味しいです。のどが痛い時はもちろん、風邪予防したい時におすすめです。

 

 

 

 

大根となつめのはちみつシロップのレシピ

 

 

子供の頃、風邪を引いて咳が止まらず苦しい時、うちの母は大根おろしにはちみつを混ぜたものを作って、少しづつ口に運んでくれました。すると嘘のように楽になりました。そんな思い出をヒントに考えたシロップです。

 

大根となつめのはちみつの材料(500mlビン1本分)

材料 分量
大根 1/4本(250g)
ドライなつめ 5粒
はちみつ 200ml

 

大根となつめのはちみつの作り方

1.大根は皮をむき、1.5cm幅に切る。。

 

 

2.ボールに1とドライなつめ、はちみつを入れ混ぜる。

 

 

3.熱湯消毒してよく乾かしておいたビンに、2を入れてフタをし、冷暗所で保管。

 

 

こちらは5日後くらいから召し上がって頂けます。なつめは免疫力アップに効果があり、漢方や薬膳鍋にも使用されています。砂糖不使用のものがオススメです。

 

はちみつと大根、意外な組み合わせと思われますが、優しい口当たりがとっても美味しいのでぜひ1度試してみて下さい。咳やのどの痛みが気になる時は、シロップをスプーン1杯をそのまま飲んでみてください。風邪予防で割って飲む時はぬるま湯で。熱湯だと栄養素が壊れて殺菌効果が無くなってしまいます。味を変えたい時は、レモンを絞っても美味しいです♪

 

これから益々寒くなって来ます。体調を崩さないようにする為には、バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動、ストレスを溜めない、など規則正しい生活を送ることが基本です。

 

話す時、食べる時・・・。毎日休まず頑張ってくれているのど。おいしい自家製シロップを取り入れて、優しくケアしてあげてみては?きっとのど風邪知らずで冬が越せるはずです。

 

CONTACT

フードビジネスに関するお悩みは、お気軽にご相談ください。