こんにちは。日本茶アンバサダー協会の満木葉子です。
日本茶を世界に広めるためには、海外のお茶事情に通じることが欠かせません。昨今難しいことになっているロシアに目をむけてみましょう。
ロシアはお茶消費大国で、あまり知られていませんが栽培もしています。 じつはロシアのお茶には日本茶と共通点があるんですよ!
目次
ジャムをなめなめ…
ロシアンティーというと、紅茶にジャムをいれて飲むのを思い浮かべるのではないでしょうか?
ロシア料理屋さんでもイチゴジャムいりの紅茶をロシアンティーとして出すところもありますし、間違いではないのでしょうが本場では少し違っているようです。
ロシアではヴァレーニエという、コンポートとジャムの中間くらい、果物の形状を保った果実とシロップで構成されているものを使用します。そしてこのヴァレーニエを紅茶にいれるのではなく、スプーンでいただいて甘くなった口に紅茶を含むのです。
つまりは口中調味。お菓子をいただいて甘くなった口に渋みのあるお茶をいただく日本の茶道と同じじゃないですか!!!
王道ロシアンティーを入手!
王道ロシアンティーを飲もうと買い物に赴いたのは東銀座にある「赤の広場」。ロシアの食材や雑貨を取り扱っているお店です。
ロシアで最もオーソドックスと聞くセイロン紅茶(スリランカのお茶)をロシアの人気紅茶メーカーのひとつ「リチャード」からセレクト。
ゴージャスなパッケージがロシアってかんじですね。ヴァレーニエは、ロシア名物の松ぼっくりを思い切ってチョイス。どんな味がするのでしょう?若干不安…。
王道ロシアンティーを飲む!
まずは紅茶をストレートで飲んでみます。
甘みもないけれど渋みも無く、とってもすっきり。
ここに松ぼっくりのヴァレーニエを…ドキドキ…
瓶をあけると、ああ…
松ぼっくり!!!
松のあのスーッとした香りが。
小さな松ぼっくりがそのままはいってるし!
シロップをスプーンにすくい、舌にのせると…
ああ…松ぼっくり…。
何とか表現してみましょう。
松林の青くて爽快な香りが鼻腔を吹き抜け、舌の上はアニスの甘くてちょっと漢方っぽい甘さでねっとりと覆われ…クセが強い!
この際ですから松ぼっくり本体も食べてみましょう!
ラズベリーがカスカスになったような?ぽろぽろになったコルクを食べているような(コルクを食べたことはありませんが)印象。
これは好き嫌い別れますね~!笑
でも、知れたことが嬉しい!もしや寒い寒いロシアで雪を眺めながらロシアのお菓子をいただきながら飲んだら美味しいと感じるのかもしれません。
ロシアと世界が再び友好を深めるタイミングがきたら、行きます!もちろん日本茶を携えて。 一日も早く平和が訪れますように。
世界の平和を願って、ENJOY!日本茶!世界のお茶!
《参考》
赤の広場 銀座店 https://victoriashop.jp/
併せて読みたい!