【お米の婚活事情】ひとめぼれから生まれた様々なお米たち

【お米の婚活事情】ひとめぼれから生まれた様々なお米たち

 

みなさまこんにちは。

 

 

お米には「お父さん」と「お母さん」がいます。

 

通常、わたしたちが食べているお米は、同じ品種のお父さん(おしべ)とお母さん(めしべ)から生まれたお米です。

 

 

しかし、天候や日本人の嗜好の変化など、必要な品種は日々変わってゆきます。

 

様々な事情から、適切な「お父さん」と「お母さん」をめぐり合わせる・・・

 

そんな婚活が日本のあちこちで行われているのです。

 

 

 

日本で一番作られているお米の品種とは?

 

さて、みなさまは日本で一番作られているお米は、なにかご存知でしょうか?

 

そうです、コシヒカリです。

 

約40年もの間、作付面積の首位をキープしているお米です。

 

更にこの20年もの間は、「日本のお米全体の30%以上を占める」といった、まさに日本を代表するお米でございます。

 

 

では、日本で二番目に作られているお米はご存知でしょうか?

 

答えはひとめぼれです。

 

 

 

ひとめぼれの婚活事情について

 

ひとめぼれは、1991年(平成3年)に宮城古川農業試験場で、「母:”コシヒカリ”」、「父:愛知の“初星”」の子として生まれました。

 

 

宮城をはじめ、主に東北で作られているひとめぼれは、それまで多く作られていたササニシキにかわる品種として、期待されての誕生でした。

 

 

夏に気温があがらない日が続くと、人間にとっては過ごしやすくてもお米の生育には大きな被害がでます。

 

現在よりも地球の気温が低く、そのようなお米の大敵である冷害に悩まされていた当時、コシヒカリの耐冷性と食味のよさをいかし、欠点である収穫時期の遅さ、倒れやすさをカバーする品種とは・・・?

 

 

そこでお父さんに選ばれたのが、早生で、背丈の短いために倒れにくい、初星

 

そして生まれた子が、ひとめぼれなのでございます。

 

 

見て美しさにひとめぼれ。

 

食べておいしさにひとめぼれ。

 

 

 

ひとめぼれから生まれた様々なお米たち

 

それまではカタカナで品種名を表すことが多かったのですが、慣例にとらわれず、ひらがなの名前が付けられました。

 

そのひとめぼれも誕生して間もなく30年、今では多くの子や孫がおります。

 

 

「ひとめぼれ」のやわらかい名前からか、

 

  • 「ひとめぼれ」と「ハナエチゼン」との子、「ふさおとめ」
  • 「ひとめぼれ」と「チヨニシキ」との子、「まなむすめ」

 

などが生まれました。

 

 

更に、「ひとめぼれ」の孫に「つや姫」などおります。

 

大切な女児のごとく愛らしい名前が印象的ですね。

 

 

ちなみに初星の親は“コシヒカリ”と“喜峰”です。

 

つまり、「ひとめぼれ」は、「お母さん」も、「父方の祖母」も「コシヒカリ」、ということになります。

 

ひとめぼれとコシヒカリを親にもつ、“きらり宮崎”も1994年(平成6年)に誕生しております。

 

うーん、コシヒカリ、大活躍。

 

冷害による対策として誕生したひとめぼれ。

 

現在、九州地方では酷暑に備えたお米が研究されています。

 

 

こうしている今でも、日本の未来のために日本のどこかでお米の婚活が行われているのでございます。

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