2023年、税金よりも戦争と抗争が気になった。
COVID-19が落ち着いて、病気よりも結局は、人間が怖いと感じた1年だった。
そういえば産業革命期、マンチェスターやシェフィールドなどの工業都市の話。
人々は日々、劣悪な労働環境のもとで働いていたという。
1920年代以降には、イギリス内の鉄道網が整備されて旅行ブームがおきた。
田舎を自由に散策したいと切望する人が増えたが「囲い込み」(地主による土地の私有地化)によって解放農地は垣根などで囲われてしまった。そして、共有地だった土地は貴族のものとなったので、無断で踏み入れなくなったそうだ。
1932年、事件はおきた。500名の労働者が私有地内にあったキンダー・スカウトという丘を目指し、集団侵入事件をおこして逮捕・有罪判決を受けた。この事件がニュースとなり、市民は『自然散策の自由』が奪われている事実を知った。
今日では、一定のルールのもとで指定地域であれば、人々がルールのもとで自由に田舎にアクセスが可能になる権利を手にできたそうだ。自由とは、心から素晴らしいと思う。今、そんな当たり前の自由を、犠牲を払わなければならない理由もなく奪われている人たちが、私たちと同じ時間を歩んでいる。
そんな自由を手にしている私たちは、日本という幸せな国で栄養素や食事から美容について、考えることができる。
これは、ひとつの、大きな自由である。
木の実のおいしさを味わうことができている。カシューナッツを食べるたびに、そんなことに耽る。
そして、食卓に美味しいカシューナッツを届けているジャパンファームプロダクツ社の製品紹介をしたいと思う。
※この連載シリーズは、この記事で終了となります。
目次
カシューナッツを習慣化に!植物性たんぱく質の宝庫
タンパク質には動物性/植物性の2つがあるが、バランスよく摂ることが大事だと言われている。
精肉(生肉)を焼いて食べることは、良質なたんぱく源の摂取として効率はよい。
というのも動物性たんぱく質のアミノ酸の組成(量・種類の比率)が人の必須アミノ酸の組成に近いから効率よくアミノ酸を摂取できるからだ。そこで、植物性たんぱく質はナッツで手軽に補給することをお勧めしたい。
そのカシューナッツで、大変クオリティーが高いものが、こちらである。
ジャパンファーム・プロダクツ社の無塩・ノンオイルカシューナッツ
そもそも成長するもの(果物、野菜、穀物、豆類などの植物)には、たんぱく質が多く含まれている。
そのため、無添加のカシューナッツを、毎日の食卓に活用して、アレンジすることは無意識のうちに良質なたんぱく質の摂取に効果的なのである。
独特の甘みがあり、ナッツの中でもクリーミーで甘味が強いカシューナッツ。
例えば、グルテンフリーのパンケーキにも重宝する。
焼成するときに一緒に入れてしまうと便利だ。
カシューナッツの習慣化で、良質な脂肪酸が摂れる!
体が正常に働くためには脂肪は不可欠な栄養素であり、すべての脂肪=体に悪い”とは、一概に言い切れない。ナッツは“身体にやさしい脂肪”を摂ることができる。それが、不飽和脂肪酸だ。
そもそも、摂取カロリーのうち、脂肪が20-25%を目安とした場合に摂るべきオイルは、多価不飽和脂肪酸オメガ3(n-3系)である。人類学の研究によると、狩猟採集民だった祖先はオメガ6とオメガ3を1:1で消費していたが、現代では10~25倍のオメガ6を摂取していると言われている。
動物の餌に穀物(コーン・大豆など)を与えている場合、餌の中にオメガ3が十分ではないと言われているため、必須栄養素が不足しがち。だからグラスフェッドビーフ(牧草で育った牛)の肉もアスリートを初めとした健康意識が高い方から支持されている。他にも、羊、天然魚、ミネラルバランスの餌に配慮された養殖魚などを積極的に摂るとよいと言われている。
では、どうするべきか?
このようにサラダにトッピングするのは、簡単でオススメである。
サラダのトッピングにカシューナッツを振るだけで、甘みが増した、ドレッシングいらずのサラダに早変わり。
良質なオイルと合わせて不飽和脂肪酸をとれる。
ステーキの付け合わせに!
これからの夏を迎える素麺のタレとして
不飽和脂肪酸とナッツ
不飽和脂肪酸とは、簡単に言うと化学構造式で炭素と炭素の間に二重結合を何個含んでいるかによって示されている。結合する鎖が1つなら「一価不飽和脂肪酸」で、2つ以上なら「多価不飽和脂肪酸」となる。
美容と健康に優れているとされる「スーパーフード」の中には、オメガ3、オメガ6、オメガ9などが含まれており、それらの言葉を聞く人も多いだろう。この数字は結合された鎖の数だと考えれば分かりやすい。
ナッツは、一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、善玉コレステロールを増長してくれる効果があると期待されている。カシューナッツは、おいしくてクセになるので、食べ過ぎない程度に習慣化をしていきたいものだ。2024年の目標は、カシューナッツの習慣化はいかが?
逸品!薄皮の渋さがなんとも癖になる、現地焙煎カシューナッツ
香川県にある「特定非営利活動法人 ほのぼのワークハウス」は、株式会社ジャパン・ファームプロダクツ社の薄皮付きカシューナッツを、包装して、販売をしている。「特定非営利活動法人 ほのぼのワークハウス」と協力して、商社機能を担っている松本氏は、薄皮付きカシューナッツにおける卸販売代理店でもあり、四国に留まらず販路を拡大している。
「特定非営利活動法人 ほのぼのワークハウス」は、雇用されることが困難な在宅の知的障害者等が通所し、能力に応じた作業等を行ったり、生活指導や作業指導を受けることにより、地域の中で自立した生活ができるよう支援することを目的としている。
松本社長は、「ラインナップの拡充や売上目標よりも、現在の薄皮つきカシューナッツやオリジナリティーのある食品を通じて、健康的なライフスタイルを過ごしてもらうための力になれたらと思います。そのために商品を広く周知させていきたいですね。また無農薬野菜や食品添加物を減らした食の提案をしていきたい」とコメント。
このカシューナッツ、病みつきでたまらない。
料理に応じて、使い分けて楽しみたいものだ。