【木村きく子のLet’s SDGs ! 通信 vol.1】環境にやさしく、日本経済も活性化、その両立を目指す!

【木村きく子のLet’s SDGs ! 通信 vol.1】環境にやさしく、日本経済も活性化、その両立を目指す!

はじめまして、SDGs推進事業で起業しましたKANKIKUの木村きく子です。

日本のプラゴミ問題や食料自給率低下の問題にフォーカスしながら、文献を読み漁ったり現場リサーチを行ったりと365日、日本の環境問題にのめり込んでいる環境オタクです。

 

この度、ご縁をいただき、GooGooFooのFoodCreatorのメンバーに参画させていただくことになりました。

これから、日本の食のあり方をSDGsの観点から、ビジネス目線×小中学生ママ主婦×環境オタクの観点から、食のプロ、メーカー様、消費者の皆さんと一緒に関わっていけたら嬉しく思います。

 

 

 

KANKIKU=木村きく子について

まずは自己紹介から。1982年生まれ。東京郊外に家族4人と大型犬1匹と暮らしています。(企業勤め理系エンジニアの夫・中学1年生の息子・小学4年生の娘・ラブラドルレトリバーのオス)

20代はバリバリ社会の荒波にもまれながら働いてきましたが、子育てに専念したくて9年間専業主婦、PTA会長も経験するなど子育てに全力投球、36歳で食品メーカー営業職で社会復帰。

 

2021年4月にSDGs環境目標に特化した営業支援・商品開発事業KANKIKUを開業。

https://www.kan-kiku.com

 

ビジョンは、「エコフレンドリーな消費社会の実現を目指す」こと。私のいうエコとはエコロジー&エコノミー×フレンドリーで「環境にもやさしく、日本の地域経済にも嬉しい」という意味が含まれています。

 

 

5年以内に日本のスーパーマーケット、ドラッグストア、百貨店、小売店、ECサイト、すべての消費の光景を、環境にもやさしく、生産者にも消費者にも笑顔が感じられる、エコフレンドリーな景色へと変えていきたい。

 

そんな思いで日々奮闘しています。

 

 

起業のきっかけ

日本はプラスチック容器包装ごみの排出量が世界第2位。食糧自給率は、カロリーベースで37%。

 

2020年、新型コロナウイルス感染拡大により、当時、食品メーカーの法人営業の仕事をしていた私も、完全在宅勤務となり、ゆっくり新聞に目を通したり、書店に足を止めるようになったときに、この2つの数字を目にして大きな衝撃を受けました。

 

「アメリカと中国に挟まれて2番目にプラゴミを出しまくっている過剰包装社会の日本って恥ずかしいし情けない!」「こんな恵まれた自然環境、農業技術があるにも関わらず食料自給率が37%ってまずいでしょ!」とスイッチが入ってしまいました。

 

この時期に、人生観や価値観が変わったという人も多いかと思いますが、私もそのひとり。それまでは社会復帰をして、子育てしながら家庭と仕事の両立に毎日精一杯だった日々。

 

しかし、環境問題が自分事として身近に迫っていることを知り、プラスチック問題、低い食料自給率、気候温暖化、これらSDGsに含まれる社会課題が急務として目の前にあることにこのタイミングで主体的に取り組むのが私の使命なのではないかと直感。

 

2020年は自分の生き方、働き方はこのままで果たして良いのだろうか、そんなことも悩みはじめていました。食品製造会社でこのまま私が働き続けることが会社にとっても私自身にとっても有益なのか、日々悶々としていたのです。

そんなとき、当時11歳の息子とキャンプ中、夜、焚き火に当たりながら「ママ、どんな働き方が良いのか悩んでいる。コロナの状況で今のまま会社勤めを続けるのは物理的にも精神的にも難しくなってきて、39歳っていう年齢も考えると何かチャレンジするなら今なのかなとか、もやもやしている・・・」と打ち明けました。

 

すると、息子から「スティーブ・ジョブズは、アップルを追い出されたことがあっても自分でゲームの会社を立ち上げて成功したんだよ。本に書いてあったんだけど、僕が何を言いたいかっていうと“自分の居場所がここじゃない、って思ったら居場所は自分で作れば良い”ってこと。フリーランスで起業して自分の仕事の居場所をつくったらいいんじゃない?」と背中を押されました。

 

 

屋号のKANKIKUについて

環境に耳を傾ける・環境に効く・環境のきく子の3つの意味が含まれている屋号ですが、環境問題に目覚めた私を見て当時8歳の娘が「ママが環境のことをお仕事にするなら、KANKIKU株式会社っていう名前はどう?環境のきく子だから!」と考案してくれました。娘がせっかく考えてくれたので即採用(笑)

 

 

そんなわけで、2021年にフリーランスのビジネスウーマンになり、これまでの営業経験、社会経験、人生経験を糧に、過剰包装をなくしたパッケージでの商品づくり提案や食料自給率アップ、農業推進の観点から米粉のPR事業(米粉の魅力を学び愉しむワークショップ主催)、国産大豆使用の味噌商品の販路開拓支援、都市農地保全や市内の地産地消野菜の推進事業を行ってきました。

 

過剰包装をなくすエコパッケージ化への提案営業の様子

 

企業様の営業支援など行っています

 

米粉の魅力を学び愉しむワークショップ主催

 

吉祥寺のKANKIKUセレクトポップアップショップ

 

信州喜多屋醸造店の5代目佐々木彩さん(右)と一緒に東京で味噌イベント企画。新ブランドみそのプロモーション事業

 

企業様とのBtoBとして、営業支援や商品開発をする傍ら、直接消費者向けに、日常に取り入れやすいエコフレンドリーの提案としてKANKIKUがセレクトした環境に配慮した優れた商品の販売としてポップアップ出店などもやりながら地域コミュニティを育むことにも力を入れています。

 

 

GooGooFooを通じて実現したいこと

開業した1年目には、環境のこと日本の農業のことを学ぶべく本を読み漁ったり、生産者さんに会いに行ったり、長野県の味噌蔵さんの営業支援パートナーとしてお仕事させていただきました。米粉への理解を深めていく中で、食に関して、農業の体制を今こそ見直し、消費者としても支える必要があると確信しました。

 

お米、大豆、野菜、海産物、畜産(乳製品含む)、茶葉、日本には豊かな食資源があるにも関わらず、その素晴らしさを自覚しておらず、生産と消費のバランスがまったく生かされていない。内需を整えるためには、生産者が自然風土を大いに活用して作られる素晴らしい作物を環境に配慮した形で、流通させ、消費者が積極的に生活に取り入れる提案をするヒントを提案していきたいです。

 

食をテーマに、主にはSDGsに関連するような、米粉・日本茶、茶畑・味噌・ペットフード・地産地消のおはなし、そしてスーパーマーケット最前線情報、エコパッケージなどのトピックをお伝えしていきたいと思っています。

 

 

もう一つの顔・スーパーマーケットマニア

昔からショッピングが大好きで、とりわけスーパーマーケットは生活の中心にあるような欠かせない場所。国内外へ旅行に行っても、地元のスーパーマーケットに行き、その地域ならではのものを探し出してお土産に買うのが定番となるくらい自称スーパーマーケットマニアな私。

 

前職では、食品会社の卸営業を担当していました。得意先商社の販売先はスーパーマーケットや大手通販サイトでしたので、どこの量販店、スーパーにどのルートで行くのか、ということにも携わってきました。仕事柄マーケティングリサーチも徹底して行ってきました。

 

コロナ禍の2020年は、新規営業は厳しかったものの、飲食店など経済的ダメージが大きかった中で、スーパーマーケット、ネット通販への流通量は崩れることはなく、スーパーマーケットは私たちの生活を支えてくれる大事な存在であることには間違いありませんでした。

 

今年3月、幕張メッセで開催されたFOODEXで、農林水産省研究員によるセミナーを拝聴しましたところ、行動制限がされたこの2年半の間に、ネット通販が伸びるということはたしかにあったものの、リサーチしてみると、人々の行動範囲は近所に狭まり、2020年のコロナ真っ只中でも、買い物はオフラインが圧倒的に多かったという結果が出ていたそうです。

 

東京の郊外、西東京市在住の我が家は、そんななかスーパーマーケット乱立地帯と呼んでも良いくらいスーパーマーケットがあちこちにあり、日々その時の買い物に応じてわたしは、10軒ほどのスーパーに足を運んでいます。2020年には経済状況が停滞していた中で我が家の近隣には、食品館あおば、ロピアが新規参入。

 

わが家の近隣スーパーはざっと以下の通りです。

 

1.イオンマックスバリュ
2.食品館あおば
3.いなげや
4.ピーコック
5.西友LIVIN
6.パワーラーク
7.イオンモール東久留米
8.サミット
9.オーケースーパー
10.業務スーパー
11.成城石井
12.アスタ専門店街
13.紀伊國屋
14.三浦屋
15.ロピア

 

全部徒歩、もしくは自転車で行ける範囲にあるので、目と鼻の先に競合スーパーが立ち並ぶような状況になっており、さらにドラッグストアを含めると、生活品を扱う店が飽和状態。

 

家計を回す主婦としては、こんな便利な場所はないですし、毎回そのところどころのスーパーのお気に入り商品が手に入り、おのずとスーパーの特色がわかってくるのも楽しいものです。

 

そんな中で、環境オタク(苦笑)としては、ありとあらゆる商品がプラスチック包装され売られているスーパーマーケットを「エコフレンドリーな景色に」変わることはできるのだろうか?ということも日々考えざるを得ません。エコフレンドリーに変われるか、ではなく変えたい、そんな商品づくりのお手伝いと、社会のしくみづくりを、このマガジンを通じても、みなさんに発信し、一緒に模索していけたら嬉しいです。

 

どうぞよろしくお願いいたします!

 

日々のKANKIKUのエコな暮らしぶりについてはInstagram@kikuko_kankiku

 

読むとSDGsが身近に感じられるブログ[KANKIKU For the Future]も併せてどうぞ♪

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