【パスタクリエイター梅津のひと味違うパスタ Vol.1】意外と簡単!手打ちパスタの作り方

【パスタクリエイター梅津のひと味違うパスタ Vol.1】意外と簡単!手打ちパスタの作り方

初めまして、「パスタクリエイター」こと梅津信吾です。

2020年、未曾有の事態とともに、これまでの生活が一変してしまいました。私は元からおうちご飯派でしたが、外食に制限がかけられたりと食生活に大きな変化が起こった方もいらっしゃったのではないでしょうか?

外食もまだまだ安心して楽しみづらい今だからこそ、手軽におうちで美味しく楽しく飲めるメニュー楽しんでいただければ嬉しいです。

 

もはや日本の国民食と言ってもいいくらい、嫌いな人はいないんじゃないかと思われるパスタ。昔に比べて様々なパスタが知られていますが、やっぱり家庭で食べられているパスタは、細長いスパゲッティが9割ほどではないでしょうか。

 

そこで、ちょっと余裕のある休日にオススメの “いつもとは違うけど手のかかりすぎないパスタ” をご紹介していきます。

初回にしていきなり手打ちパスタ。「手打ちパスタって難しそう」と思う方はきっと多いと思いますが、材料は基本的にどこのスーパーでも購入出来て、お手軽に作れる物もあります。

 

完成写真

 

イタリアには大小含めれば500種類以上の形のパスタが存在すると言われています。

今回ご紹介するパスタは、北イタリア・リグーリアの『トロフィエ』。

リグーリアはペスト、日本で言うところのバジルソース・ジェノヴェーゼで有名です。この話はまた次回以降詳しく説明していきますね。

 

 

 

手打ちパスタの材料

材料 分量
強力粉 160g
2つまみ
ぬるま湯 80ml
オリーブ油 大さじ1

 

生地材料

 

パスタは粉と水分で出来ていますが、基本的に強力粉があれば大体のパスタは作る事が出来ます。そして、パスタの種類やソースによって変わりますが、『粉2:水1』の割合を参考にすると良いでしょう。

乾麺の場合、茹でると約2〜2.5倍の重さになりますが生パスタの場合は約1.5倍になりますので、今回は1人前約180g(粉80g+水分40ml×1.5)で計算しています。

 

 

 

手打ちパスタの作り方

1.まずボウルに粉と塩を混ぜて真ん中を少し窪ませ、ぬるま湯とオリーブ油をそのくぼみに加えます。

 

 

ぬるま湯は水道から出るお湯で構いません。理由としては、ぬるま湯でこねるとグルテンが形成されもっちりとなります。

小麦粉は合わせる水分の温度で性質が変わってきます。例えばキッシュやタルト等の生地はサクッとさせるために冷やしておく必要があります(天ぷらの衣で冷水を使うのもこの理由です)。

 

2.フォークで混ぜながら、水分を粉に行き渡らせます。

 

 

最初から手で混ぜても良いですが、手に粉がついてしまうため、ある程度まではフォークなどの道具を使って混ぜる方が無難です。

 

3.フォークを外して両手でこすりながらそぼろ状にします。

 

 

4.手で押し付けるように捏ねて丸くします。

 

5.まな板などの台に出して、滑らかになるまで捏ねます。

 

 

ひとまとまりになったところで生地の表面に艶が出るまで捏ねます。が、あまり考えすぎすに、とりあえずひとまとまりになればオーケーです!

6.そのまま30分程乾燥しないように、ラップに包んで常温で休ませてください。

 

休ませると生地が落ち着いてムラがなくなるのでしっとりします。次に成形に入りますが、成形と言うほど難しくはありません。少し(大体1gくらい)ちぎって、両手で擦って両端をひねります。

 

 

出来た物はオーブンシートを敷いたバットなどに並べておきましょう。パートナーやお子さんとやっても楽しいですね♪

 

 

 

かぶと桜海老のトロフィエのレシピ

今回はかぶと桜海老と合わせます。桜海老は春のイメージが強いですが、実は1年に2回漁があり、2回目が10月から12月下旬までとなります。ちなみに桜海老がなければ、しらすで作っても美味しいですね。

 

 

かぶと桜海老のトロフィエの材料(2人分)

 

 

材料 分量
先ほど打ったパスタ 上記分量
かぶ 2個(卵より少し大きいサイズが望ましい)
桜海老 30g程
鷹の爪 1本
にんにく 1かけ
EXVオリーブ油 大さじ3
適量
白ワイン 60ml
アーモンド 5粒程(お好みで)

 

 

 

かぶと桜海老のトロフィエの作り方

1.にんにくはみじん切りにします。かぶの根は8等分にして厚めに皮を剥き、葉は下の部分は短めに、上の部分は長めに切ります。余裕があれば、面取りと言ってかぶの根の角を落とした方が形は保たれます。※本当は我々が食べる根と思われてる部分は正確には茎だそうです。

 

 

2.フライパンにオリーブ油大さじ1、にんにく、鷹の爪を入れて弱火で熱します。※唐辛子は種子に辛味が付着しているため、ホールで使用する場合はハサミで端を切って除いておきます。

 

 

3.にんにくから次第に泡が出てくるので、細かくなったタイミングで桜海老を加えて軽く炒めます。白ワインを加えてアルコールを飛ばしたら、かぶの根と短く切った葉を加えてひとつまみ程塩をしてフタをします。※かぶの根の面取りをした場合、除いた部分もとっておいて加えます。

 

 

かぶは火が入りやすいので1分程したら火を消します。

 

 

4.たっぷりのお湯を沸かして塩を加えてパスタを茹でます。

 

 

※一般的にはお湯の量に対して1%の塩と言われていますが、味見をして「なんとなく塩味がついてるな」くらいで大丈夫です。

 

乾麺と違って早く茹で上がります。3分程で浮かんできたら、茹で上がりのタイミングです。この時60mlくらい茹で汁をとっておき、フライパンのソースを温め直しましょう。

 

5.ザルで水気を切ってフライパンのソースと合わせます。長めに切ったかぶの葉も加えましょう。

※この時水気を切りすぎないことがポイントです。

 

全体を混ぜ合わせて馴染んだら火を消して残りのオリーブ油を加えて混ぜます。乾麺と違い、生パスタの場合簡単に濃度がつきます。

※この時に塩を少々加えてお好みの塩加減にしてください。水分も少なければとっておいた茹で汁で少しずつ伸ばして調整します。

 

 

器に盛り付け、お好みで砕いたアーモンドを散らして完成です。カリッとした食感が良いアクセントとなります。桜海老もパスタも割と小さいので、かぶを大きめに見せて存在感を出しました。

器選びのポイントとしては、今回のように立体的にならないパスタは、逆にお皿が立体的だと見栄えがよくなります。最近はパスタを少し和っぽい器に盛るのも流行ってるようです。

 

 

今回のパスタ生地は覚えておくと便利です。南部のイタリアのパスタに応用できますので、これからも形を変えてご紹介していこうと思います。トロフィエも、是非バジルのソースとも合わせてみて下さい。

 

自身の料理作品を集めたポートフォリオです。是非見ていただけると嬉しいです!

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