日本ワイン放浪者、西一進です。
今回は、山梨県山梨市の旭洋酒ソレイユワインより、「ソレイユ ヴー ブラン」、「ソレイユ ヴー ルージ」を紹介します。
(ホームページより参照)
農業であるワイン造りではありますが、そこにまつわる旭洋酒さんの「業」は、丁寧に縦糸と横糸を紡いでいく生地造りのようなイメージが湧きました。
(ホームページより参照)
僕がこれ以上とやかく記すより、ホームページをしっかり見ていただくと、よりおわかり頂けるかと思います。
(ホームページより参照)
そのように作られたワインはまさに「葡萄酒」といいますか、日本の山、川、畑、生き物、背景、情景が見える。鈴木ご夫妻を中心としたTeam旭洋酒ソレイユの思いが詰まった素晴らしいワインです。
(ホームページより参照)
諸外国ワインのような派手さはない中で、良質な野菜、魚介、肉類などの日本食材がそうであるように、五感を研ぎ澄まし、酒器を傾けていくと、「鼻腔をくすぐる香り」「滋味深い旨味」「身体に馴染む質感」があります。
目次
ソレイユ ヴー ブラン
(ホームページより参照)
甲州市産甲州種100% 生産本数789本
酢橘的な和柑橘の酸の余韻がつづき、雨上がりの竹林やアロエのようなグリーンノート&穏やかな甘い香りに頬がゆるみます。
時間が経ってくると、酸がやや控えめに、八朔、金柑、ほのかに和梨などの果実のニュアンスが前に出てきます。
上品で豊かな酸が背骨にあり、主張をするのですが、それに寄り添う、優しい果実感が心を和ませてくれます。
コタツで昆布や鶏などで出汁をとった鍋や、蟹と酢味噌、カニカマとキクラゲの酢の物。菜の花のお浸しなど相性が良さそうです。
なぜこんなにも他の甲州種を使ったワインより、酸が高いのかを奥様の鈴木順子さんに教えて頂いたところ
標高が590ⅿ程でこの辺りではかなり高く 雨が多く、湿度も高い日本の難しい気候の中でも できるだけ農薬散布をしたくないので早めに収穫。 2020年はそれでも、熱帯夜が多く酸が全般に低い年で難しさはあった。 弊社では白は糖度よりも酸を大切にしていますが、この畑は糖度、酸度とも他より高いのが特長。
というご返答を頂きました。お忙しい中、リアルなお話ができてありがたかった。
(ホームページより参照)
ソレイユ ヴー ルージュ
山梨市八幡地区自社畑産メルロー57%/p>
万力地区産 甲斐ノワール43%/p>
ミディアムボディ 生産本数1240本
黒無花果、珈琲、肉豆蔲の柔らかい香り。赤スグリ、赤紫蘇のようなニュアンスもあります。
樽由来のコクやスパイス感もありながら、チョコをコーティングした苺、マルベリーや日の出(黒いさくらんぼ)のような心地よい甘酸っぱさがたまりません。
ジビエ、豚肉の角煮、アジアンスパイス、バルサミコ酢、根菜の煮物などにこのワインは同調効果が有り。
ペアリングにおける国境が無い。実はバリエーションが広いワインだなと思います。
もちろんこちらのワインはビストロチック麻布十番にてグラスで提供しております。(数量に限りがありますので、品切れの際はご容赦下さい)
ご自宅でワインで召し上がるも良いですが、当レストランでのペアリングなども楽しんで頂ければ幸いです。
https://live-create-group.com/shop_04.html
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