11月に入り日に日に寒くなっていく長野県。
山の紅葉も進み、間もなく冬が訪れると思っていた矢先、今年の初雪が降った。
長野へ来てからの3年間、12初旬に降る初雪が、今年はいつもより早く来た。
目次
アンカー埋設
昨年から行っているブドウ栽培用棚の設置作業だが、残りの半分を春までには完成させなければならない。
栽培しているワイン用ブドウは垣根仕立てで育てる予定だが、その為にはブドウ棚の設置が不可欠である。
垣根仕立てとは、畝に沿って支柱を立て、その間にワイヤーを張ることで、そこにブドウの枝を這わせ、新梢を下から上へ生長させ、まるで生け垣の様に育てる方式である。
両端に立てた支柱(隅柱)を支えにワイヤーを張る訳だが、強く張れば張るほど、内側へ寄せられる力が働き、真っすぐ立っている支柱が内側へ傾いてしまう。そのために、反対方向へ強い力を働かせてそれを防ぐ。それがアンカーの役目だ。
掘削作業
道路沿いの土は非常に堅く困難なため、大型の重機を用いて掘削作業を行った。
アンカー
下の写真がアンカー。
アンカーにも色々な種類があり、打ち込むタイプの物など、いくつか販売されている。
今回は194個の埋設作業を行う。
アンカー埋設
先に1mの掘削作業を行い、その掘った穴の中に位置と高さを確認しながら慎重にアンカーを入れていく。全て入れ終わった後に穴に土を戻し、重機で圧を加えながら、しっかりと埋設した。
土を戻す際、石や水を加えながら丁寧に戻す方もいるようだが、私の圃場は地中に石があるためにそれは省いた。
慣れない重機の作業で最初は時間がかかり苦戦したが、徐々に慣れ、後半は非常にスムーズに作業が出来た。
整地
掘削した穴にアンカーを埋設後、なるべく平になるように整地を行い、埋設作業は完了。
この後、この埋設したアンカーと支柱をワイヤーで繋ぐ作業を行う。
雪が多くなる前に出来るだけ進めたいが、間に合うだろうか。。
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