高栄養&おいしさでニューヨークを中心に話題の「ボーンブロス」。
究極の出汁スープであるボーンブロスは、骨と少しの香味野菜があれば、誰でも簡単に自宅で作ることができてしまいます。
今回ご紹介するのは、牛or豚の骨を使って作るボーンブロスの作り方です。
牛・豚の骨でとったボーンブロスはスープとしてそのまま飲むだけでなく、調味料として料理に使うこともできます。
デミグラスソースやシチュー、カレー、リゾット、煮込み料理など、あらゆる料理に深みを出してくれるのでとても便利ですよ。
台湾では牛の出汁を使った料理が多数ありますし、豚の出汁は豚骨スープで馴染みがありますよね。
牛の骨を使ったボーンブロスと豚の骨を使ったボーンブロス。今回は比較的手に入りやすい豚の骨を使ってボーンブロスを作りますが、牛の骨で作る場合も作り方は同じです。お好みの材料を使ってくださいね。
こちらの記事を事前に読んでおくともっと理解が深まります!
新たなスーパーフード到来!?NYセレブの間で人気絶頂のボーンブロスとは?
目次
牛・豚ボーンブロスを作るための材料(2~3人分)
材料 | 量 |
---|---|
牛・豚の骨 | 2、3本 |
水(できれば硬水※1) | 1L~ |
玉ねぎ | 1個 |
セロリ | 1本 |
ニンニク | 1片 |
しょうが | 1片 |
酢 | 大さじ1 |
※上記は基本的な材料です。ほかににんじんやパプリカ、りんごを加えるなど、お好みでアレンジしてください。ハーブやスパイスのアレンジもおすすめです。
※豚の骨は大手ディスカウントショップやスーパーなどで比較的手に入りやすいですが、牛の骨はお肉屋さんでも取り扱っていないお店が少ないため、通販を利用するのが一番手軽で確実に手に入ります。
※1)日本国内の水質のほとんどは軟水で、出汁をとるのに適した水質といわれていますが、具材の臭みやえぐみまで引き出す性質です。
一方、硬水は具材の臭みを比較的抑えやすく、スープや煮込み料理に向く性質です。
ボーンブロスには後者の硬水がいいとされています。
牛骨・豚骨ボーンブロスを作るにあたり使用した調理器具
調理器具 | 用途 |
---|---|
鍋 | (煮込み用) |
ザルまたはシノワ | (濾す用) |
お玉もしくはスプーン | (アク取り用) |
かなづち | (骨を割る用) |
※作る量によって使用する鍋の大きさは変わります。深さがあるものの方が好ましいです。
ボーンブロスの作り方
1,骨は軽く湯に通してから掃除し、余計な脂や血、汚れなどをきれいに除去します。
2,洗った骨を金づちで砕きます。
3,野菜は適当な大きさにカットし、すべての具材を鍋に入れて煮込みます。
4,鍋が沸騰したら弱火~中火に落とし、アクや脂をていねいにすくいとります。
5,4時間以上煮込んだらコンロの火を消して濾します。
6,自然に冷まします。スープが冷めてくると、表面に脂が浮いて固まってきます。脂を取り除いたらボーンブロスの完成です。
※濾した野菜は、ビンなどで酢に漬けておけば、料理の材料として使うことができるので捨てずにとっておきましょう。マスタードなどをつけておいしくいただくこともできます。
牛骨・豚骨ボーンブロスを作る上でのポイント
- 牛骨を使用する場合
- 豚骨を使用する場合
で分けてそれぞれのポイントをまとめていきます。
牛骨を使ったボーンブロスを作る時のポイント
牛骨でボーンブロスを作るときは、材料をご自身で選べることがメリットでもあります。
安心や信頼できる国産のものなどを使いましょう。仔牛の骨ですと臭みが少ないためなお理想的です。
煮込む前に骨をオーブン(200℃前後)で15~20分ほど焼いて一手間かけると、香ばしいスープに仕上がります。。
豚骨を使ったボーンブロスを作る時のポイント
ラーメン屋さんの豚骨のように白濁しておらず、きれいに透き通っていてあっさりしているので、スープとして飲みやすいのが特徴です。
本格的な豚骨スープにしたい場合は、さらに4時間(計8時間以上)は煮込み続けてください。
また、鍋のフタを開けて煮込むと透き通ったスープになり、フタをしめると沸騰による乳化で白濁したスープになります。お好みで調整してくださいね。
ボーンブロスの便利な使い方
スープとして楽しめるだけでなく、調味料として料理にも使えるのがボーンブロスの魅力です。
早めに使い切るなら冷蔵保存で一週間程度もちますが、冷凍すれば一ヶ月以上は保存できます。
スープストックとして好きなときに料理で使えるので、とても便利です。
スーパーフード「ボーンブロス」をぜひご自宅で作ってみては?
海外のセレブたちの間で流行しているボーンブロスは、コラーゲンとミネラル、アミノ酸、ビタミンがたっぷりのスーパーフードとして注目されています。
今回は牛・豚の骨で作るボーンブロスの基本的な作り方をご紹介しましたが、もちろんお好みでアレンジしていただいてかまいません。
トマトを2、3個加えればうまみたっぷりのトマトソースができますし、具材の生姜を増やして仕上げにゴマ油を大さじ1加え、和風調味料&スープにアレンジするのもいいですね。
ボーンブロスの深みとコクのある味わいは、一度覚えるとクセになりますよ。決して難しい料理ではありませんから、休日などを利用してぜひ挑戦してみてください!
自宅でボーンブロスを作られたい方は、ぜひご覧ください!
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