2013年 リヨン
お料理クラブパルタージュの竹本です。
忙しい毎日を豊かにする、フランス家庭風の料理を研究しています。
年末が近づいてきて、忙しい日々を送っている方も多いかと思います。
毎日仕事は大変なのに、クリスマスにお正月、イベントも目白押しの季節。
時間をかけずにご馳走を作れたらいいのに・・・そんなことを思ったことのある方も多いはず。
今回は、フランスの年末のお祝いに欠かせない「フォアグラ」を使った、簡単美味しいホリデーレシピをご紹介します。
目次
ホリデーシーズンに欠かせない「フォアグラ」
photo by pug girl(flicker)
フォアグラ、という食材はここ数年賛否両論ある食材ではありますが、フランスの食文化にとって、今も昔もご馳走の代表格です。
とくに年末のこのシーズンは年間で一番フォアグラが消費される季節と言われて、クリスマスや年末に家族や友人で集まるシーンには必ずと言って良いほど食卓に登場します。
日本でスーパーや輸入食材店で見かけるフォアグラの大半は、ブランデーやスパイスで味付けがされた「フォアグラのパテ」。そのまま美味しく食べられるので便利ですが、年に1回くらいはフォアグラそのものを調理してみるのも良いかもしれません。
とはいってもなかなかスーパーで手に入る食材ではありませんが、楽天の通販や、輸入食材を専門に販売しているお店では比較的簡単に手に入ります(世界三大珍味の中では一番手に入れやすい食材かもしれません)。
今回はフォアグラと市販のローストビーフを使った、簡単で豪華なココット料理のご紹介です。
フォアグラのココット 赤ワインソースのレシピ(2人分)
材料 | 分量 |
---|---|
フォアグラのスライス | 小さめのもの2切れ |
ローストビーフ(市販のもの) | 1パック |
ポテトフレーク | 30g |
生クリーム | 50ml |
塩胡椒 | 適量 |
りんご | 1/2個 |
材料<赤ワインのソース> | 分量 |
赤ワイン | 50g |
デミグラスソース(缶) | 50g |
バター(有塩) | 5g |
砂糖 | 大さじ1 |
塩 | 適量 |
私のキッチンには欠かせないカルビーの北海道じゃがマッシュです。
輸入のインスタントマッシュポテトは味がついているものが大半ですが、こちらはジャガイモをフレークにしただけなので、ポテトサラダやジャガイモのピュレを作るのにとても便利。スーパーで手に入るので、おすすめです!
作り方
フォアグラは常温に15分ほど置いておく。
オーブンを250度で予熱しておく。
りんごの皮をむいてすりおろし、小鍋で水分が少なくなるまで煮詰めます。
水分が流れ出ない程度に煮詰まればOKです。
小鍋に赤ワイン、デミグラスソース、砂糖、塩、バターを入れ、分量が1/3程度になるまで煮詰まり、全体的にとろみが出るまで加熱します。
ソースが出来上がったところです。
ポテトフレークにお湯(約120ml)と生クリーム、塩胡椒を加えて、ゆるめのマッシュポテトを作る。硬すぎても柔らかすぎても良くないので、お湯は少しずつ加えてください。
目安としては、ポテトサラダのマッシュポテトよりも少し柔らかい程度です。
ココットにりんごのペーストを敷く。
ポテトのペーストを敷いて、フォアグラを中央から少しずらした位置に乗せます。
フォアグラの表面には砂糖(分量外)を少々まぶして、オーブンで焼いた時にキャラメル状になるようにします。
250度の高温に予熱したオーブンで10分ほど一気に加熱。
あまり長時間加熱するとフォアグラの油が溶け出しすぎるので、よくオーブンを見ておきましょう。
赤ワインソースを全体に流し入れ、空いたスペースにローストビーフを盛り付けたら完成。
りんごの甘味とフォアグラの風味、赤ワインのコクがリッチな、いかにもフランス的な「ごちそう」。
年末年始のハレの食卓に、いかがですか?
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