こんにちは。SDGs推進事業家KANKIKUこと、環境のきく子です。
子どもたちは夏休み真っ只中ですが、そのタイミングでBA.5の爆発的感染拡大、東京では一日3万、4万人という数字にさすがに気が滅入り不安なことも多い今日この頃・・・わが家は今のところ、家族4人元気には過ごしていますが、ワクチンを2回、3回打っていてもコロナ陽性になるような状況ですから誰がかかってもおかしくない。
では、3密を避ける以外にどうしたら良いものか・・・と夏休みの子供たちに3度の食事作りをしている(夏休みはこれが一番きつい・・・苦笑)私は、今こそ、なんとか免疫力を高めるべく味噌と緑茶で乗り切ろう!という策を打ち出しました。
特に、味噌については、昨年冬から今年の春にかけて、長野県岡谷市の老舗味噌蔵と国産原料の新ブランド味噌のPR事業に携わったことからいろんな味噌を食べるようになり、美味しさはもちろんのこと、その奥深さと栄養面からも万能であることを知りました。ひとりでも多くのかたに味噌を食べてもらって健康に過ごしてもらえたら嬉しいですし、食べることで日本の農産業も支えられたら、SDGsにつながることでもあるので良いこと尽くし。
今回は、味噌の魅力をお伝えできればと思います!
目次
味噌は効能抜群!免疫力アップ!魔法の調味料!
味噌は発酵食品なので、カラダに良いのはなんとなくわかる、昨年まではわたしの味噌に対する理解はそれくらいのものでした。
ところが、長野県岡谷市、諏訪湖畔の空気の澄んだ町にある老舗味噌蔵喜多屋醸造店の5代目味噌姉妹さんとお仕事をさせていただいたときに、味噌ソムリエの資格をお持ちの姉である長峰愛さんから、こんなことを教えていただきました。
長野県岡谷市喜多屋醸造店の5代目佐々木彩さん(左)・長峰愛さん(右)
https://www.kitayamiso.com/shizento/
味噌ソムリエの長峰愛さん(左)味噌のすばらしさを愛情たっぷり伝える味噌づくり講座もされています。佐々木彩さん(右)は、味噌蔵での仕込み作業の傍ら、味噌の味を決める麹をもっと追究したい!と探究心にあふれています。
「生みそには小さじ1杯におよそ10万個の微生物が生きている」
その10万個の微生物というのは「麴菌・乳酸菌・酵母菌」という私たちの体の免疫力を保ってくれる善い菌です。
あの味噌のしょっぱい味は塩分多いのでは?と気になることもあるかと思いますが、味噌の良いところは、発酵の力によってカリウムが豊富になるため塩分が体に残らないのだそうです。大豆たっぷりでもあるので、たんぱく質の確保にもなる。
味噌づくりを教わりながら、そんな味噌の持つパワーについて話している愛さんは笑顔があふれていて、わたしはひたむきに味噌に向き合い心もカラダもきれいな状態だとこんな素敵な笑顔になるのね・・・と感動したものでした。
味噌と言えば定番は味噌汁。
日本人にとってソウルフードでもある味噌汁、というのはよくできているなぁ、と味噌汁づくりを続けていると思うのです。乳酸菌をはじめとする栄養が摂れるうえに、水分もとれて、白ごはんと合わせることで、食も進む、野菜も摂れるし、具を入れるバリエーションは無限大。
味噌汁づくりには、実はコツもあるのですが・・・
主婦歴13年KANKIKU流味噌汁づくりのコツ
ある晩の味噌汁@kikuko_kankiku
※出汁の取り方
難しいことは言いません!化学調味料不使用の顆粒だしを使うのも簡単ですし、少量作るときは便利で良し。ただし、本当に美味しい味噌汁に仕上げたいときにおススメなのは、さば節の入っている出汁。
さば節はスーパーのかつお節コーナーに行くと、ミックス節が置いてあり、さばが入っているものがあります。また、粉末出汁でも、さばが入っているものは味噌汁向きです。ただ、出汁は個人の好みがありますので、こんぶだし、かつおだし、煮干し出汁とお好みで使い分けてもらうと良いでしょう。
※玉ねぎを入れて自然の甘みを出す。
※豆腐、油揚げ、高野豆腐などのタンパク質の具材をひとつ、野菜を2種類以上入れる。
※味噌は国産原料を選びたい。
たくさんの農家さんを始め、食にこだわる方々の多くが疑問を呈していますが、日本の伝統食品である味噌の原料である大豆の多くが輸入原料で作られている現代社会はおかしいのではないか、と。大豆の自給率が1割で日本の伝統食品を守ることはできるのか??食べることで支える、という意思表示のためにも、わたしは極力国産原料の味噌を選んでいます。
※味噌は、実は合わせれば合わせるほど味わい深い味噌汁になるそうです。赤味噌と中甘口味噌を合わせるとか、信州みそと四国の麦みそを合わせる、なんていう合わせ方も。
ただ、わたしはその日の具材、メインおかず、そして気分(これが一番大きいです・・・)で麦みそのお味噌汁にしたり、赤だしにしたり、すっきり中辛口味噌にしたり。
選ぶ楽しさ、というのが味噌の楽しいところでもあります。
味噌の効能については、各味噌会社さんのウェブサイトや、発酵食品ソムリエの方々のブログなどを見ていただけると詳しいことがたくさん出てきますので、ここでは簡単にだけお伝えしておきますが味噌には、コレステロール値を下げる作用、がん予防、美肌効果、腸内環境を整えることによって免疫力を保つ効果があると言われています。
味噌が作られる工程からして、自然の酵母菌の力で、生きているように味噌が熟成していく課程を目で見ると、確かにこの味噌の持つ自然のパワーに畏れを抱きたくもなりますね。
味噌の超おススメ食べ方
味噌が、魔法の調味料で、栄養抜群、カラダを整えてくれることを感じていただけたところで、味噌汁作るのはちょっと面倒なのよね・・・とか、あまり食べる習慣がない・・・料理苦手・・・そんな方もいるかと思いますので、味噌の超おススメの食べ方を最後にお伝えします。
それは、野菜に味噌をつけてそのまま食べる!!
味噌の仕事を通じてすっかり味噌マニアになったわたしは、夫、子ども2人も味噌ファンに仕立ててあげて今に至ります!そんな“環境のきく子”ママの作る食卓では地産地消の野菜を食べることも日課。やはり、美味しいものを知ると、家族の反応が変わるのが目に見えてわかるのです。
そのまま食べて美味しい味噌に出会ったら、新鮮な野菜につけて食べる。そのシンプルさが、いちばん人気になり家族一同、野菜も好きになり味噌も好きになり、野菜のビタミンとみずみずしく美味しい味に、味噌の万能パワーでダブルで体に嬉しいことになります。
味噌専門店soybeanfarmの瀬戸内麦みそは、野菜ディップにおススメ。冬には赤大根がおいしい。
喜多屋醸造店の新ブランド「しぜんと。」の自然栽培みそは栄養と旨みたっぷり魔法のみそ。にんじんはおやつ感覚で食べられます。
味噌の魅力については、まだまだ語り切れないことがたくさんあるのですが、とにかく、こんなご時世ですから、最後の砦は自分のココロとからだの免疫。今日からぜひ味噌をひとさじ、おいしい健康習慣にしてもらえたら嬉しいです!
木村きく子の“Let’s ! SDGs通信”でした。また次回のマガジンもよろしくお願いいたします!
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