真空シーラー狂 作り置き料理家のAYA(小平文)です。
サステナブル通信vol.5のテーマは「自家製レトルトで節約・時短・フードロス」です。
作り置きをする理由は節約、時短のためにやられる方が多いかと思いますが、同時にフードロスにもつながります。一気に作って小分け保存することで、加熱時間、洗い物も減らせ、食材を余らせずに使い切る。今日はその中でも私が実践している「自家製レトルト」という考え方の作り置きについてのご紹介です。
目次
多めに作って小分け冷凍=自家製レトルト
作り置きにもいろんなパターンがあり、作ったものを冷蔵保存して数日間で食べきるという方法が一般的かと思います。私の推奨する「自家製レトルト」は多めに作って小分け冷凍し、忘れたころに食べるという方法です。すでに完成している料理なので、温めるだけですぐに食べることができる点がレトルトのように使えるということです。
料理を作る日・作らない日があると、心のゆとりが生まれる
料理家として料理を仕事にしていますが、仕事が忙しい日は料理をしたくない!と思うのは一般の人と同じです。試作や撮影の料理と家庭での料理は別物。仕事が終わってどっと疲れているのに、家に帰って食事の準備をしなくちゃいけないプレッシャー、お腹はすいてはいるものの、気持ち的にずっと食材と向き合っている仕事なので作りたいものが浮かばないこともあります。そんな時に、温めるだけで食べられる「自家製レトルト」があると心のゆとりが生まれます。
料理をする日は、冷凍を前提に買い出しをして調理して小分け冷凍します。後からアレンジしやすいものや、手間暇かかる料理などはとくに時間があるときに作って置くと〇!
実は節約・時短よりも、一番のオススメポイントは、この心のゆとりではないかな?日々忙しいなかで食事も手を抜きたくないと思ってはいるものの、そんなことは毎日続かない。でも自分も家族も出来合いの総菜よりもやっぱり手作りが落ち着く。そんな時にあると便利なのが「自家製レトルト」です。
「節約・時短・フードロス」を全部かなえる自家製レトルト
私の中でこの「節約・時短・フードロス」のために「自家製レトルト」を作っているという感覚はなく、逆に考えてみたら、「自家製レトルト」って結果的に「節約・時短・フードロス」につながっているなということ。
人間なんでもそうですが、やろうと思っても続かないことってあるでしょ?でも考え方をちょっと変えたら続いちゃうこともある。例えば私でいえば、ダイエットは続かないのに、肩こり解消のためやアトピー改善のためならんどんなことでも頑張っちゃう。作り置きも同じです。
節約しなくちゃ!時短料理をしなくちゃ!とその時々で思っても、なかなかうまくいかないもの。じゃあどうしたらいいのか?と考えると、やはり、自分の今送っている生活にどう落とし込むか?です。自分のライフスタイルにこのアイディアは取り入れると便利かな?どう取り入れたら使えるかな?ということを、変換して考えてみるんです。
「自家製レトルト」は、結果的に「節約・時短・フードロス」につながっているけど、その活用方法はあなた次第。
どう取り入れるのが一番自分にしっくりくるのか?それがわかると、こんなに楽な作り置きはない!となります。
自家製レトルトのメリットは
・一度に作るため、ガス代、洗い物の水道代などの節約になる
・食材を残さず使い切るためフードロスがない
・完成品をあたためるだけですぐに食べられるので時短になる
・冷凍保存することで飽きることなく続けられる
・自家製レトルトがたまってくるといろんな組み合わせができて献立の幅が広がる
デメリットは
・料理を作る日は作らないといけない
・冷凍をすること前提の調理法をしなくてはいけない
・冷凍保存に適した料理を作らないといけない
デメリットと思われる点は、逆に言えばこれに気をつければ、メリットしかないってことです。実は料理が嫌いな人ほどやってほしいなと思っている作り置きです。だって、がんばって3日くらい料理すればあと4日は料理しなくて済むんですよ?
まずは簡単なものからトライするのが成功の秘訣。毎日一品づつ自家製レトルトを作れば、忙しい日に何も作らなくても温めるだけで10分でご飯が完成すると思えば、やってみる価値はあるのではないかしら?
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GooGooFooクリエイター
真空シーラー狂 AYA(小平文)
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【真空シーラー狂AYAのサステナブル通信】
vol.1「ライフスタイルに合わせた冷凍保存」
vol.2「ライフスタイルに合わせた作り置き」
vol.3「フードロスを減らし、献立に迷わないために」
vol.4「出汁は捨てるところなし!アレンジレシピをご紹介」