タイのエスニック料理の代表格でもある、グリーンカレーは圧倒的な辛さと香辛料のさわやかな香りで大人気!
今回は香りの出し方、コク・旨味を美味しく上手に引き出すコツを分かりやすくご紹介します。
「辛すぎないグリーンカレーが食べたい!」という時のために、まろやかな味に変える秘訣も最後に載せていますので、ぜひお試しくださいね♪
目次
グリーンカレーに関する豆知識
実は本場のタイでは、グリーンカレーはカレーではなく「スープ料理」として認識されています。
そして名称にも「ゲーン」=「スープ」という言葉が使われているのです。
グリーンカレーはインドカレーのようなターメリック色をしておらず、とろみのない、さらりとしたスープのような舌触りです。
グリーンカレーと呼ばれ始めたのは、グリーンカレーが日本に広まってからの事になります。
グリ―ンカレーが緑色の理由ご存知ですか??
グリーンカレーが緑色をしているのは、下記のような「緑色の香辛料」がたくさん使われているからです。
- パクチー
- 青唐辛子
- バジル
これらの香辛料をペースト状にし、ココナッツミルクに混ぜ合わせることでスープ全体の色が緑色に染まります。
爽やかな香りを引き立たせる秘訣!
香りを引き立たせる秘訣は、ペーストを香辛料から作ることです!
新鮮な香辛料をすり潰すことで香りがより一層強くなり、口に入れた瞬間にパクチーやバジルの爽やかな香りを味わうことが出来ます。
贅沢な本格エスニック料理のレシピを、分かりやすくご紹介していますので、ぜひお試し下さい♪
ペーストから作るグリーンカレーを作るにあたっての材料
材料 | 量 |
---|---|
パプリカ | 1/2個 |
ナス | 1本 |
エビ | 4本 |
タケノコ | 100g |
バジル | 10枚 |
こぶみかんの葉 | 5枚 |
ココナッツミルク | 400g |
ナンプラー | おおさじ1 |
水 | 100cc |
※こぶみかんはタイやマレーシアを原産とする柑橘系の果実です。手に入りにくい場合にはカボスやスダチの葉で代用できます。
グリーンカレーペースト用の材料
材料 | 量 |
---|---|
青唐辛子 | 10本 |
パクチー | 1束(10g程度) |
ニンニク | 2片 |
レモングラス | 適量 |
コリアンダー | 小さじ1 |
クミンシード | 小さじ1/2 |
食塩 | 小さじ1/2 |
胡椒 | 少々< |
水 | 100cc |
グリーンカレーに使用した調理器具
調理器具 | 用途 |
---|---|
ミキサー | ペーストの材料をすり潰す用。すり鉢でも代用可。 |
フライパン | 調理用 |
グリーンカレーの作り方レシピ
調理時間は、おおよそ40分くらいになります。
1.グリーンカレーペースト用の材料と水100㏄をミキサーに入れてペースト状になるまで混ぜる。
ミキサーにかけると、このようなペーストになります。
2.ココナッツミルクを沸騰させ5分間加熱する。
※加熱することでココナッツミルクの油分が分離し美味しくなります。
3.ペースト1を鍋に加えてよく混ぜる。
4.エビ、野菜、残りのココナッツミルクを加えてじっくり煮込む。
※濃くなりすぎないように様子を見ながら、100cc程度の水を加える。
5.ナンプラー、バジル、こぶみかんの葉を加えて十分に火が通ったら完成!
※こぶみかんの葉はタイカレー特有の柑橘系の爽やかさと独特の渋みをプラスしてくれます。
グリーンカレーの辛さを調節する3つのポイント!
本場、タイのグリーンカレーが辛い理由は「世界一辛い!」と言われている青唐辛子「プリッキ―ヌ」が大量に使われているからです。
次の3つのポイントを工夫することで自分好みの辛さに調節ができます!
1.青唐辛子の代わりに「ししとう」を加える
2.ココナッツミルクの量を増やす
3.牛乳・バター・チーズなどの乳製品を加える
辛さの原因は青唐辛子です。
青唐辛子の量を減らし、同じ唐辛子の種類である「ししとう」を代わりに加えると辛さが軽減されます。
ピリッとした辛さが欲しい時は、青唐辛子の量を調節しながら加えてください。
ココナッツミルクはカレー全体の味をマイルドにしてくれるため、刺激的な辛さが和らぎます。
乳製品はコクを引き出す役割をします。バターや牛乳を入れることで甘さが増し、辛さを抑えることができます!
この3つのポイントで、本来の味を生かしつつお好みの辛さに仕上げる事が出来るので是非お試しください♪