旅行に行けない日々ですが、こんな時こそ、食卓で世界を旅してみませんか?
今日は、メキシコがルーツの料理、現在ではアメリカ国民食とも呼べる、“タコス”のご紹介です。とうもろこしの粉を練ったクレープ状の皮=トルティーヤに、肉や野菜を載せて食べるタコス。
軽食を意味する“タコ”の複数形の“タコス”は、古くは、中米に暮らす先住民の伝統食でした。メキシコ移民とともに、アメリカへ渡り、今では、アメリカ国民のソウルフードにもなっています。
アメリカを旅行した時に、“タコベル・TACOBELL”という紫の鈴の形のチェーン店を見かけたことはありませんか?マクドナルドとほぼ同じ知名度のあるタコベル。
アメリカ人にとっての手軽な軽食であることは間違いありません。アメリカ国内どこでも、食べられる“タコス”ですが、特に、メキシコ系移民の影響の強い西海岸では、様々なバリエーションのタコスを食すことが出来ます。
タコスを包む皮、フラワートルティーヤは、小麦粉で出来たもの、コーントルティーヤはとうもろこしの粉で出来たもの。
トルティーヤをU字型にして揚げた“タコシェル“。器型にして揚げたトルティーヤの中に、具材を載せた”タコサラダ“など、バリエーションは様々。
また、具の中身もたくさんあります。
白身魚のフライに、ピリ辛のコールスローが載った”フィッシュ・タコス”。スパイスが効いた海老をソテーした“シュリンプ・タコス“。これらは、魚介好きの日本人にはとても食べやすい味だと思います。
サイコロ・ステーキが入った”カルネ・アサーダ“や、長時間蒸し煮にした柔らかい豚肉を、細長く裂いた”カルニータス“もまた、肉好きにはたまらない味です。
目次
タコスの材料(4人分)
材料 | 分量 |
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オリーブオイル | 大さじ2 |
にんにく | 1片みじん切り |
たまねぎ | 1/2個 |
合いびき肉 | 200g |
レッドビーンズ缶 | 1/2缶 |
フラワートルティーヤ | 8枚 |
調味料A | |
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材料 | 分量 |
ケチャップ | 大さじ2 |
ソース | 大さじ1 |
醤油 | 大さじ1 |
砂糖 | 小さじ1/4 |
クミンパウダー | 小さじ1 |
カレー粉 | 小さじ1~ |
塩、コショウ | 適量 |
トッピング | |
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材料 | 分量 |
レタス | 1/2個 |
トマト | 1個 |
アボガド | 1個 |
チーズ | 80g |
サルサソース(市販) | 適量 |
タコスの作り方・レシピ
1.にんにく、玉ねぎはみじん切り。トマトは粗みじん切り。レタスは千切り。アボガドはスライスする。
2.フライパンにオリーブオイル、にんにくを加え、にんにくの香りが出てきたら、玉ねぎ、合いびき肉の順で炒める。
3.水洗いしてよく水気を切ったレッドビーンズを(2)に加える。
4.(3)に調味料Aを加えて、5分ほど、水分が飛ぶまで煮る。
5.チンするか、フライパンで軽く温めたフラワートルティーヤに、(4)のお肉、トッピング、サルサを載せ、巻いて頂く。(*辛いのがお好きな方はカレー粉を小さじ2に増やしてくださいね。)
美味しくなるポイント!
先日ご紹介したアボガドのディップ、ワカモレを一緒に巻いても最高に美味しいですよ。合わせる飲み物は、モヒートはいかがでしょうか?
グラスに潰したミントの葉、ライムのしぼり汁、砂糖、ラム酒、炭酸水を注いで、自宅で簡単にモヒートが楽しめます。
アルコールが苦手な方は、ラム酒を入れずに、作ってみてくださいね。清涼感が増して、タコスがどんどん進んじゃいますよ!
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