こんにちは、管理栄養士・料理研究家の片桐佑香です!
【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。
私にとって、この時期の風物詩といえば、梅仕事。
子供の頃、じいちゃん家の庭に梅の木がありました。その梅をもいで、ばあちゃんがいろいろ作ってくれているのをそばでよく見ていたり、手伝ったりしていたので、梅仕事は子供の頃から染みついています。
梅シロップ、カリカリ梅、梅酒、梅干し・・・など毎年いろいろやりますが、近年のお気に入りは「梅味噌」。
梅味噌って、食べたことありますか?
完熟した梅を信州味噌に漬けるだけでとっても簡単なのに、ご飯が何杯でもいけるくらい美味しいんです。
今日は、梅味噌の作り方をご紹介します。
目次
梅の栄養
梅は、暑い夏の季節にぜひ食べて欲しい食材です。梅には、クエン酸が豊富。クエン酸は疲労回復効果が期待できる栄養素なので、夏バテ予防に役立ちます。また、汗で失われがちな、カリウムなどのミネラルも豊富です。
梅味噌の作り方
梅味噌の作り方をご紹介します。材料は2つで、とっても簡単!
漬かった梅の実や、味噌をご飯にのせて食べると、完熟梅の華やかな香りと味噌のうま味やコクが相まって、止まらない美味しさです!
使い方は、ご飯のお供以外にも、味噌を魚や肉に塗って焼いたり、梅の実を刻んでそうめんにのせたり・・・と様々。
完熟梅があったら、作っておくととても重宝します。
<材料>作りやすい分量
材料 | 分量 |
---|---|
梅(完熟梅) | 100g |
味噌 | 200g |
作り方
1.梅は水できれいに洗い、爪楊枝を使ってヘタを取る。
2.ペーパーでしっかりと水気を拭く。
3.ジッパー袋に味噌を入れて全体に広げ、2をまんべんなく広げて入れる。
4.空気を抜きながら口を閉じ、冷蔵庫で2か月置く。
完成までに2か月かかり、出来上がるのは真夏。
それまでは待ち遠しいですが、暑さで食が細くなる時期、酸味が効いた梅味噌は格別に美味しく感じるはずです。
私なんかは、梅味噌にハマりすぎて、去年の夏はほぼ毎日食べていました。(笑)
いかがでしたか?梅仕事初心者でも簡単に美味しく作ることが出来る、梅味噌。
完熟梅があったら、ぜひ試してみてくださいね。
片桐佑香(管理栄養士) ⌇心と体をいたわるおうち和食と手仕事
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