洋食レストランのメニューとしても、家庭の献立としても不動の人気を誇る「ビーフシチュー」。
「週末はビーフシチュー」という方も多いのではないでしょうか?
でも、本格的なビーフシチュー作りには時間も手間もかかるものです。ソースにこだわるレストランなどでは、デミグラスソース作りに一週間もかける場合もあるとか。
ご家庭でソース作りに一週間もかけるというのは、あまり現実的ではないですよね。
そこで今回はボーンブロスを使い、ご家庭でできるだけ簡単に作れるデミグラスソースの作り方をご紹介します。
目次
ボーンブロス・デミグラスソースを作るのに必要な材料(3~4人分)
材料 | 量 |
---|---|
ボーンブロス | 1500ml |
牛肉(今回はスネ) | 500g |
にんにく | 2片 |
トマト | 1個 |
赤ワイン | 500ml |
りんご | 1個 |
しょうゆ | 小さじ2 |
バター | 30g |
玉ねぎ | 1個 |
薄力粉 | 30g |
ボーンブロス・デミグラスソースを作る上で使用した調理器具
調理器具 | 用途 |
---|---|
寸胴鍋 | (煮込み用) |
ザルまたはシノワ | (濾す用) |
お玉 | (アク取り用) |
ボーンブロス・デミグラスソースの作り方
二つの工程に分けて作り方をご紹介いたします。
ボーンブロスの作り方は別記事を参考にされてください。
【参考記事】
肉料理と最高の相性!家庭でも作れるブラウン系フォンドヴォーの作り方レシピと活用方法
ボーンブロスをさらに濃厚になるまで煮詰める
- オーブン(180℃)で牛肉を30分程度焼き、肉の表面に焼き色をつけます。
- にんにく、玉ねぎ、りんごをスライスし、フライパンであめ色になるまで炒めます。
- 1と2と適当にカットしたトマトを寸胴鍋に入れ、ボーンブロスで4時間ほど煮込んでから濾します。
デミグラスソースを作る
1,鍋にバターを溶かし、薄力粉を加えて練りながら炒めます。
2,薄力粉が十分に色づいたら、煮詰めたボーンブロスを100ml程度加えてさらに練ります。
4,3を何度か繰り返しながらボーンブロスを加えていき、薄力粉とバターをサラサラの状態に溶いていきます。
5.赤ワインとしょうゆを加えたら、牛スネ肉をカットして再び鍋に入れます。30~1時間ほど煮込みます。ローリエがあれば1~2枚加えてください。
6,肉が十分に柔らかくなったら、シチューの味を塩・コショウで整えて完成です。とろみが強すぎるようでしたら赤ワインを加えて調整してください。
※赤ワインを加えた場合はアルコール分を飛ばすため、再度煮込んでください。
ボーンブロス・デミグラスソースを作るポイント
ボーンブロス・デミグラスソースを作る上でもっとも重要なのは、鍋底を絶対に焦がさないことです。
薄力粉をバターで炒める工程も含め、ソースを煮込むすべての工程で鍋底を焦がさないよう火力に十分注意してくださいね。
もし鍋底を焦がしてしまうと、焦げの臭みでソースが台無しになってしまします。これまでの努力と苦労が水の泡にりかねません。
もし焦がしてしまったら?
焦がしてしまったソースを元に戻すことはできませんが、まだ焦げが少ないようでしたら回復の余地はあります。
大切なのは、木べらなどで鍋底をこすらないこと。
鍋底の焦げを木べらなどで無理やりこそげ落としてしまうと、焦げがソース全体に回ってすべて使い物にならなくなってしまいます。
もし、鍋底が焦げついている感触があったなら、こすらずにソースを上澄みから別の鍋に移し替えましょう。焦げがひどくなければ、ソースを無事に回収できます。
味わい深いデミグラスソースをご家庭でぜひ作られてみてください
ボーンブロス・デミグラスソースは、ボーンブロスの複雑で奥の深い味わいと栄養がたっぷりとつまっています。牛や豚、鶏の骨など、お好きなボーンブロスで作れるのもいいですね。
完成したデミグラスソースはビーフシチューだけでなく、オムライスのソースやハンバーグソースとして使うこともできます。
ステーキを焼いて残った肉の脂とデミグラスソースを合わせ、赤ワインやバルサミコ酢、砂糖と一緒に煮詰めると絶品ステーキソースになります。
自家製のデミグラスソースをたっぷりと使ったチーズドリアもいいですね。
今回は牛スネ肉を使いましたが、もちろん他の部位のお肉を使ってもかまいません。
ビーフシチューの具材も、お好みでじゃがいもやニンジンなど加えてみてください。使う食材が増えれば増えるほど、より深みのある味わいになります。
週末はゆったりとボーンブロス・デミグラスソースを作り、ぜひ、優雅な夕食を楽しんでみてはいかがでしょうか?
自宅でボーンブロスを作られたい方は、ぜひご覧ください!
【女性必見】コラーゲンなどをたくさん含むチキンボーンブロスの基本的な作り方