無添加食品プロデューサー「井上嘉文」が提案する〜あの日のカンボジア・食文化と過ごし方〜

このemotional tribeなフレーズは、2009年のカンボジアの思い出を脳裏によぎらせる。10年経つと、こんなにも時代が変わるのか。

盗難防止のためにチェーンのついた海外旅行用のPORTER（吉田カバン）の財布をポケットにしまい、就活で出会った友人とカンボジアに行ったのが2009年。

仮想通貨なんて言葉も出ておらず、「食」という数珠繋ぎの文化に触れることで、頭がいっぱいだった。内定を獲得した大学4年生、海面に写るアンコールワットは、心に刻まれている。

日常が戻り、旅行できるその日まで、つかの間の記事トラベルをお楽しみください。

新型肺炎コロナウイルス感染症が終息して、自由に海外へ渡れる日が来ますように。

たっぷり寝て、翌日に朝日で目覚める

リーマンショックと比較されている現状。この年はリーマンショックが起きた直後で、燃油サーチャージがとても安かったので、とにかく就職する前に、海外に飛んでいた。

ホテルからの景色。

アンコールワットは、カンボジアのシェムリアップという都市にある「アンコール遺跡」のうちの1つ。旅の目的は、朝やけとアンコール遺跡だ。クメール王朝時代に築かれた寺院や建築物のことで、今のカンボジアの基盤となったそうだ。

フルーツ天国なのがカンボジア

旅行中は、食文化にたくさん触れるため、朝食はフルーツ中心にしている。消化が早いからだ。

さすがはカンボジア。朝食ビュッフェでフルーツだらけ。

これだけのドラゴンフルーツは日本で食べられない。最高である。

遺跡をめぐって、お腹をすかせましょう

アンコールトムは、アンコール遺跡の北側に位置する巨大な都の遺跡で、城壁に囲まれているのが特徴である。

左右にそれぞれ54体ずつある神々と阿修羅の石像が7つの頭を持つ蛇（ナーガ）の胴体を抱えているのだが、残念ながら、決してかわいいものではない…。

ピカソも落書きと揶揄されるのだから、こういうのは、こういうものだと理解しようとせずに、直感で受けとめるのがいいと思っている。

象のテラス

王宮前にある「象のテラス」は高さ約3m、長さ約300m以上。

ランチは、本格的なインド料理もお薦め

さすがは大学生。写真の撮影の仕方が、下手過ぎる。

食のおいしさを伝えるのに、写真はとても大切であることが、この写真で伝わりますように。

カンボジアは“人種のるつぼ”なので、インド料理屋が多い。バスマティライスにカレーが合う。このカレーが、異国に来た実感を呼ぶ。

早朝３：００に起床して…これ、これ、これ！

この湖に写るアンコールワットを撮影したくて、やってきた。晴天に恵まれて、朝日と共にアンコールワットが浮かんでくる。この数時間は、あっとういう間に感じた。

トンレサップ湖に住む人たちの生活に驚く

東南アジアでは最大規模の湖である、トンレサップ湖。現地の人々の生活を支えてる「カンボジアの心臓」とも呼ばれている場所であるそうで、季節によって湖の大きさが変わることが特徴。

（最大で琵琶湖の10倍以上の大きさになるそう）奥に家が並ぶが、高床式の建物が湖に浮かんでいる。ちょっと考えられない。彼らはブロックチェーンで地域限定通貨をつくっているのだろうか…。

蛙を食べるのも、カンボジアの一興。

鶏肉みたいで、柔らかくて美味しい。蛙の足が目立つけれど、肉自体は何の変哲もない。

もともとゲテモノは苦手であるが、蛙は脂身も少なくて、アスリートにも向いているだろう。

味付けは醤油とナンプラーを少し甘辛くして、スパイスを加えたようなもの。臭みもなくて、調理方法を教えてほしい。

編集後記

辛かった＃stayhomeの生活にも、おそらく慣れがやってくる。

この順応性の高さが、ヒトの強みでもあるし、弱点でもあるのだろう。

おまけに次は、この反動で会社に行くのが億劫にもなるのではないか。

家にいれば、やるべきことが見えてきて、読書量も増える。

そうなると仕事がいつもより遅れて、相変わらず仕事量がまったく変わらない。これは、なんて不思議な現象なのだろう。

人は、時間があればあるほど、何をするべきか探す動物なのかもしれない。

大学時代の英語のルーズリーフを捲っては、あの頃の勉強に対するモチベーションと今の自分を比較して、ちょっと落ち込むが、僕はまた「英語を勉強し直そうかなー」とも思っている。

でも、このドラえもんに関しては、英語の勘が戻ったところで“翻訳こんにゃく”がないと読めなそうだ。

皆様も素直な好きを大切に。