以前ご紹介した「ホワイト系フォン・ド・ヴォー」のレシピ。お試しいただけましたか?
難しそうなフランス料理も、手間と時間さえ惜しまなければ誰でもご家庭で作ることができます。週末や連休には、家庭で自慢のこだわり料理を家族や友人に振るまうのもいいですね。
せっかく自分でフォンをとったなら、フォンを上手に使ってワンランク上の料理を作りたいもの。
フォンがもっとも生きるのは、やはりソースです。
特にホワイト系フォンはあっさりとした料理に合いますから、とりわけ白身魚との相性は抜群。
今回は、どんな魚料理にも合うホワイト系フォン・ド・ヴォーを使った魚料理用万能ソースの作り方をご紹介します。
先に読んでおきたい記事
【ワンランク上の味へ】ホワイト系フォンドヴォーのレシピとおすすめの活用方法
目次
魚料理用万能ソースを作るのに必要な材料(1人分)
材料 | 量 |
---|---|
バター | 30g |
フォン・ド・ヴォー(ホワイト) | 120ml |
白ワイン | 大さじ1 |
玉ねぎ | 1/3個 |
にんにく | 1/2個 |
乾燥えのき茸 | 10g |
魚料理用万能ソースを作る上で使用した調理器具
調理器具 | 用途 |
---|---|
フライパン | (煮込み用) |
スポーン | (ソースを混ぜたりかけたりする用) |
魚料理用万能ソースの作り方
フライパンにバターを溶かす
フライパンにバターを入れて中火で熱します。全体的にシュワシュワとしてきたら次の工程に移ります。
バターは焦げやすいので、強火での放置は厳禁。手早く作業を行いましょう。
万一バターが焦げそうになったときは、追加で冷たいバターやオイルなどを足すことで焦げつきを防げますよ。
この工程は、お肉を最適な温度で焼き上げるために、またフライパンにお肉がくっつかないようにするために必要な工程です。
最初にしっかり準備しておけば失敗もなくなるので、手を抜かずフライパンをしっかり温めてくださいね。
玉ねぎとにんにく、乾燥えのきを炒める
玉ねぎとにんにく、乾燥えのきはすべてみじん切りにして中火で炒めます。
全体にバターがよく絡むように、スプーンやへらなどで常に混ぜながら行いましょう。
白ワインを加える
玉ねぎに火が通ったら、白ワインを加えて強火で沸騰させます。
ここでしっかり加熱してワインのアルコールを飛ばしておけば、角のとれたすっきりとしたソースに仕上がります。
ただし、沸騰させすぎると具材の旨みや香りまで飛んでしまうので、長時間の沸騰は禁物。
ワインのアルコールがしっかり抜けているかどうか不安なら、津都度味見をして確認しましょう。
フォンを加える
今回は、あらかじめ作り置きをし冷凍保存しておいたフォン・ド・ヴォー(ホワイト)を使います。
中火で凍ったフォンを溶かしていきます。
つい強火で一気に溶かしたくなるかもしれませんが、強火だと具材の香りが飛んでしまうだけでなく、ソースが濁る原因にもなるのでしっかり手をかけてあげましょう。
フォンが溶けたらひと煮立ちさせて魚料理用万能ソースの完成です。冷めないうちに料理にかけてお召し上がりください。
魚料理用万能ソースは、アレンジ次第で超本格フランス料理に
今回はこの魚料理用万能ソースを、白身魚のポワレに合わせてみました。
ほうれん草のバターソテーをつけあわせに、上には生ウニとイタリアンパセリ、ピンクペッパーで彩りを加えてみました。
もちろん魚のムニエルやソテーにも合いますし、このソースを使って魚を煮るのもおいしいですよ。
また、乾燥えのきをシャンピニョンに、玉ねぎをエシャロットに変え、白ワインの代わりにポルト酒やドライ・ベルモットを使うことでフランスの伝統的な本格ソース「アルベールソース」が作れます。
クセのないホワイト系フォン・ド・ヴォーはとても使いやすくソースの幅を広げてくれますから、いろいろな食材と組み合わせて楽しんでみてください。
無限大の可能性を秘めた魚料理用万能ソース。
あなたのアイデアで、オリジナルのフランス料理を家庭で楽しんでみてはいかがでしょうか??
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