こんにちは!
日本と世界の「シンプルで美味しい料理」をお届けする、旅する料理家、堀池美由紀です。
「パクチー女子」という言葉が流行ったほど、パクチーは日本の食卓にお馴染みのハーブとなりましたね。苦手な人が根強くいる一方で、大好きでたまらない!という人も増えてきたのではないでしょうか?
今回は、夕方にスーパーへ行くと売り切れていた!?なんてこともある人気のハーブ、パクチーを使ったサラダのご紹介です。
香りがぎゅっと詰まった根や茎も使った、無駄のない使い切りレシピです。パクチーに含まれる豊富な栄養素も摂取できますので、ぜひ試してみてくださいね。
目次
パクチーに含まれる効能と栄養素
歴史を紐解くと、古代ローマ、ギリシャ、エジプトにおけるパクチーは「薬草」として使われていました。
独特の香りがあるパクチーの葉は、ビタミンC、ビタミンB、Bカロチンを多く含み、体内の毒素を排出するデトックス効果があります。
中でもビタミンCは、加熱をすると栄養素が流れてしまう水溶性の性質です。今回のレシピではパクチーに火を通さないため、栄養素を丸ごと摂取できますよ。
またパクチーは、活性酸素を取り込んで体を酸化から防いでくれる抗酸化力が強いため、加齢臭やワキガに悩んでいる方にも効果的な食材です。
これからご紹介するパクチーサラダは、パクチーの葉の他に、豊富な栄養素を含む根や茎も使います。根と茎はドレッシングに、柔らかい葉の部分はサラダの具として調理しています。
パクチーサラダの材料(4人前)
材料 | 量 |
---|---|
海老 | 8尾 |
紫玉ねぎ | 1/2個 |
パクチーの葉 | 4束 |
水菜 | 1束 |
ドレッシングの調味料(4人前)
材料 | 量 |
---|---|
パクチーの根と茎 | 4束 |
レモン汁 | 大さじ1.5 |
砂糖 | 大さじ1 |
ナンプラー | 大さじ1 |
ごま油 | 大さじ1.5 |
塩・コショウ | 適量 |
パクチーサラダの作り方
1.パクチーは葉と茎に分ける。葉はサラダに、茎と根はドレッシングに使う。
2.パクチーの茎と根を細かくカットする。カットしたパクチーの茎と根、残りの調味料を混ぜ合わせてドレッシングが完成。
3.海老は、ひたひたの熱湯に酒大さじ1を加えて、1~2分茹で、中までしっかりと火を通す。海老の殻をむいておく。紫玉ねぎはスライサーでスライスにする。パクチーの葉と水菜を食べやすい大きさ(約3㎝幅)にカットする。
4.器にサラダの具を盛り付け、ドレッシングを添えて完成。
堀池美由紀のワンポイントアドバイス
海老の代わりに、ちくわの細切りや、カニカマでも美味しく仕上がります。
また、水菜の代わりに、穏やかなセロリの香りとシャキシャキ感が美味しい、セロリホワイトでも美味しいです。
ドレッシングは、冷蔵庫で2~3日は持ちます。白身魚のムニエルや、ソテーしたチキンにかけても美味しいですよ。
使い切れないほどパクチーがあるときは、根っこと葉に分けてジップロックで冷凍保存もおすすめです。冷凍後は葉がしんなりするので、食べるときは料理に加えて加熱してくださいね。
タイカレー、インドカレーを作るときには、みじんぎりにして冷凍保存しておいたパクチーの根と茎をスパイスと共に炒めて、使ってみてください。いつもより、1ランク上の、本格カレーになること間違いなしです!
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