こんにちは、蕎麦打ちパフォーマー・岩品幸司です。
蕎麦打ちパフォーマンス・蕎麦打ち教室を通じ、多くの方に蕎麦の歴史・文化を伝承していき、100年、200年と日本の蕎麦文化、ひいては料理・食文化が続いていけるよう精進して参ります。
目次
もうひとつの年越し蕎麦
さて、年越し蕎麦って年に2回あるって知ってました?2月の節分の日が大晦日にあたります。実はこちらの方が昔から年越し蕎麦として広く知られていたんです。
節分の日は24節気の【大寒】の最終日で次の日が立春です。立春は春の始まり、ですからその前の日の節分が大晦日にあたります。
12月31日を大晦日としたのは明治中期頃からだそうで意外と新しいです。節分の日が大晦日だった時期は江戸時代の中期頃と古く、皆さん年越し蕎麦を食べていたそうです。
今年の節分は2月3日木曜日です。冬から春になる節目の日、節分蕎麦(年越し蕎麦)を食べましょう。
〜ひと手間で蕎麦屋の味に〜山菜なめこみぞれ蕎麦の作り方
材料
材料 | 分量 |
---|---|
蕎麦(乾麺) | 1人前 |
蕎麦汁(希釈汁) | かけ汁の作り方参照 |
山菜(水煮) | お好み |
なめこ | お好み |
大根おろし | 適量 |
白髪葱 | お好み |
胡麻油 | 適量 |
水 | 800cc |
混合削り節 | 80cc |
【ポイント】混合削り節は鯖節等の青身の魚の節が入っている物
ひと味違う蕎麦汁を作るレシピ
1.800ccの水と80gの混合節を用意します。
※温かい蕎麦汁は青身の魚節の出汁を使うと深みが出て美味しい蕎麦汁になります。冷たい蕎麦汁の出汁は青身の魚節は使いません。
2.沸騰したら混合節を鍋に入れます。火加減は中火にします。
3.灰汁取りをします。
4.15分程煮出します。
5.出汁を濾して出汁の計量をします。
6.市販の蕎麦汁と出汁を合わせます。*今回は1(蕎麦汁):5(出汁)で合わせました。
*市販の蕎麦汁のかけ汁の作り方を参照してください。
7.鍋を火にかけ熱したら胡麻油を引き山菜を炒めます。
8.先ほど作った蕎麦汁を合わせます。
9.なめこを入れてひと煮立ちしましたら火を止めます。
10.蕎麦を茹で上げ、器に移して、蕎麦汁を注ぎます。真ん中に大根おろし、白髪葱をちらして出来上がり。
もっと美味しい蕎麦にするには
茹で上げた蕎麦を水で粗熱を取り、冷水でしめます。器に盛る前に温めて直し、しっかり湯切りをして器に盛り、蕎麦汁と合わせると更に美味しい蕎麦になります。
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