【管理栄養士・片桐佑香の受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.33】きゅうりとさきいかの和え物

【管理栄養士・片桐佑香の受け継ぎたいばあちゃんの知恵 vol.33】きゅうりとさきいかの和え物

こんにちは、管理栄養士・料理研究家の片桐佑香です!

 

【受け継ぎたいばあちゃんの知恵】は、“食の多様化が進む中でも、10年後も20年後も、ずっと受け継がれて行けば素敵だな”と感じる「ばあちゃんの知恵」が詰まった日本の伝統的な“美味しいもの”を、漬物作り・味噌作りなど、手仕事が大好きな私がご紹介していく企画です。

 

私の地元、信州の夏の定番料理のひとつに『塩イカときゅうりの和え物』というものがあります。

『塩イカ』とは、海なし県の信州ならではの知恵から生まれた食材。イカのはらわたを除き、長期保存が効くように塩を中に詰めたり、まぶしたりして塩漬けしたものです。

その塩イカを塩抜きして食べやすく切り、きゅうりやわかめと和えた『塩イカときゅうりの和え物』はうちのばあちゃんもよく作ってくれました。きゅうりはもちろん庭で採れたものを使うので、みずみずしくて最高に美味しかったなあ。

 

 

塩イカは信州以外ではなかなか手に入らない食材ですが、今日はあるものを使って『塩イカときゅうりの和え物』に近い美味しさを味わえるレシピを紹介したいと思います。

 

 

きゅうりの栄養

きゅうりにはカリウムや食物繊維が比較的多く含まれています。カリウムは体内の血圧の低下や、むくみの改善に効果が期待できる栄養素です。

また、食物繊維は便通を良くしたり、腸内環境を整える働きが期待できます。

 

 

「きゅうりとさきいかの和え物」の作り方

塩イカに代わるあるもの、とは・・・『さきいか』です!

塩イカとは食感も味も違いますが、同じ『いか』ということできゅうりの和え物との相性はお墨付き。

さっぱりとしているので、箸休めにぴったりな一品です。

 

 

「きゅうりとさきいかの和え物」<材料・2人分>

材料(2人分) 分量
きゅうり 1本
さきいか 15g
ひとつまみ
乾燥わかめ 1g
大さじ2
砂糖 大さじ1

 

作り方

1.きゅうりは薄い輪切りにし、ボウルに入れて塩を振って軽く揉み、10分ほど置く。乾燥わかめは袋の表記の通りに戻しておく。

2.1別のボウルに酢、砂糖を入れて混ぜ合わせ、砂糖が溶けたら、ざるで水気を切った1.のきゅうりとわかめ、さきいかを加えて和える。器に盛り付けて完成。

 

 

火を使わず簡単にできるのもこのレシピの魅力。

爽やかな酸味と、さきいかのうま味がたまりません。

いつもの酢の物に飽きたら、ぜひ1度試してみてくださいね。

 

片桐佑香(管理栄養士) ⌇心と体をいたわるおうち和食と手仕事

 

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