日本茶アンバサダーの満木葉子が日本茶全6種吟味いたします!
青果店からはじまり神奈川を中心に店舗展開する『食品館あおば』さんの自社プライベートブランド『AOBA』の日本茶吟味。残るは2つ。
第5弾はわが故郷鹿児島が誇るブランド茶「知覧茶」です。
作っても作っても足りないという時代に静岡への供給を行っていた無名の産地から、独自ブランドで立っていくためにたいへんな努力をして築かれたものです。
2007年に知覧、頴娃(えい)、川辺の3つの町が合併して南九州市となり、それから10年かかって3町それぞれで「知覧茶」「頴娃茶」「川辺茶」としていたのを「知覧茶」の統一ブランドにしました。南九州市は今では市町村単位では日本一の生産量を誇ります!
目次
AOBAさんの知覧茶やいかに?
味をみるからといって眉間に皺をよせるのはスタイルではありません。まずはお茶請けの用意から。
知覧茶といえば深蒸し。深蒸しと言えば・・・これ!
本編Vol.14に溢れる想いは全て綴っていますのでここでは割愛しますが、ぜひポテトチップスをお試しください。
そしてもう一つ今回オススメしたいのがこちら!
お茶請けはお菓子ばかりではありません!
甘いものが苦手な方はお漬物を試してみてください。
お漬物といっても浅漬けからぬか漬け、たくあん、ぺったら漬けとバリュエーションがたくさんありますし、お茶もほうじ茶にしたり玄米茶にしてみたり、ペアリングを追求したらかなりディープな世界が待っていますよ。
こちらのたくあんとべったら漬けのセットは、しょっぱいと甘いがセットになっていてお茶が進みます。
三煎目はどうやって飲む?
さて皆さんはお茶を何煎まで飲みますか?
中国茶だと五煎、十煎、もっと飲めるものがありますが、日本茶は多くても三煎、ほとんどは二煎目までという方が多いように思います。
ちょっと待って!まだ捨てないで!!三煎目を大化けさせる楽しみ方をご紹介します!
はい!三煎目でコーヒーを淹れます!!
えー?と思われるかもしれませんが騙されたと思ってやってみてください。
わたしは中国の男の子からお茶でコーヒーを淹れると聞いて知りました。
さすが中国四千年の歴史!
いったいどうなるんだろうと思いつつやってみると、、、なるほど。なるほど~!!!
お茶のうま味が加わることで風味に厚さが増すんですね。香りも変わります。
お茶とコーヒーのチョイスや組み合わせによって変わりますが、お茶とコーヒーが相まってナッツのような別の香りが生まれます。
一つポイントがあって、三煎目のお茶は熱々のお湯で淹れることです。
知覧茶に合わせて今回チョイスしたのはこちらのコーヒーです。
お茶があるならコーヒーもあるはず、と探したらありました!
プライベートブランドAOBAのコーヒー。4種類ありました。
こちらの知覧茶がすっきりまろやか、ザ・毎日のお茶という感じなので、「バランスのとれた飲みやすい味わい」のスペシャルブレンドを選びました。
1.「ストレートのコーヒー」
2.「知覧茶の三煎目で淹れたコーヒー」
3.「知覧茶」
で飲み比べました。
写真左から1.2.3と並べています。
わかりにくいかもしれませんが2は少し緑がかったような色になっています。
こちらのコーヒーはストレートではかなりすっきりさらっとしています。
三煎目で淹れると風味に厚みが出るのはもちろん、余韻が加わって、別の飲み物になります!
香りは茎焙じのような青くて香ばしい香りに。
なんだか面白くて笑えてきます!
お茶とコーヒーの組み合わせはかなり研究の余地があります。
AOBAのお茶とコーヒーだけでも6種類✕4種類で24通りの組み合わせができますので、興味のある方はぜひ試してみてください。
食品館あおばでENJOY!日本茶!ENJOY!コーヒー!
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