今年も『キングオブコント』の狼煙が上がり、OP映像のサイファーに胸を躍らせて、爆笑する合間のCM中。
1年があっという間に過ぎ去ろうとしていることを独りで痛感した。
渋谷の怒涛のかぼちゃ祭りの行く末を見守りつつ、これからイルミネーション&ケーキ祭りが到来すれば、指折り数えて新たな年を迎えることになる。
今年は、新型コロナウイルスも5類に移行し、インバウンド産業も回復。
ようやく脅威だった対象から解放されて、日常を取り戻そうとしている。
ただ、人間は贅沢な生き物だ。
マスクを外す生活を望んでいた私たちの新しい不安となっているのは、顔のフェイスラインや肌のキメ。
歯科医院とヒゲの脱毛サロンが忙しくしているのは、鼻から下の美容に需要があるからだそうだ。
顔を見せていた時期でも、そうでない時期でも同様の課題であったはずなのに・・・
人の悩みはもう「ルッキズムへの対応」に移行している。
ただ、そんな美しさを追求する者にとってのメシアは、いつの時代も食物繊維だろう。
水に溶ける性質の可溶性、溶けない不溶性。
ボケとツッコミのように、なくてはならない存在の両者に僕らは助けられている。
そこで本日は、カンボジアにてドライフルーツ製造して日本に運んでいる奈良県の企業、ジャパン・ファームプロダクツ社の製品を紹介したい。
ドライフルーツ&ナッツアカデミー代表として、美味しく食物繊維が摂れるドライフルーツとナッツを2編にわたってご紹介する。
ぜひ、最後までお楽しみください。
目次
砂糖不使用ドライパイナップル
酸化防止剤・砂糖を一切使わないドライパイナップル。食物繊維が豊富でさっぱりした味わい。料理に使用しやすい利点がある。ジャパン・ファームプロダクツ社は、カンボジアに提携工場を構えており日本での加工技術を適用させた独自ラインでドライパイナップルを作る。パイナップルは完熟したものを収穫しており、低温乾燥している為、味わいが凝縮されるのだ。
推奨品を認証するには、理由がある
まず、日本のほとんどのドライパイナップルは、製品に砂糖・漂白剤を使用している。
しかし、紹介するドライパイナップルは、希少なクイーン種のパイナップルを加工しており、酸味は控えめで自然な甘さが存分に楽しめる商品になっている。
そのため、弊社ドライフルーツ&ナッツアカデミーでも、小売商品のパッケージでは、推奨マークを付与させていただいてる。熟度のタイミングである目利きが非常に素晴らしい。
料理に自然な甘みをプラスして疲労回復に
従来、パイナップルは食物繊維・ビタミンB6がフルーツ界では非常に多いのが特徴だ。疲労回復のビタミンB1は糖質の代謝に欠かせない、酵素の働きを助ける補酵素として働いてるので大変ありがたい。今日は、風邪をひきやすい季節にピッタリのビーガン料理でアレンジした。
『ドライパイナップル 韮 人参』
<つくり方>
1.人参をピーラーで皮むきするように、極薄に引いていく
2.フライパンにパンプキンシードオイル(カボチャの種油)をたらす
3.ニラと1を一緒に中火で炒めていく。そこに、砂糖不使用のドライパイナップルを入れる。
4.人参がしんなりしてきたら、溶き卵を入れて中火。できあがり。
水戻し不要!手間いらずの万能調味料
水・ワインなどを事前に含ませて、浸水させた状態で料理に使うことが多いドライフルーツであるが、炒め物であれば水蒸気で十分。
ガスで炒め物をする場合、水蒸気が大量に発生するので、ミストがドライフルーツを柔らかくさせてくれる。
もともとパイナップルには、たんぱく質分解酵素ブロメラインが含まれていて柔らかくする効果がある。
そのため昔の酢豚には、パイナップルが使われた。硬い肉と一緒に漬け込み、酵素の力で柔らかくさせるためだ。
ドライパイナップルでは同様の効果があるかは検証されていないが、甘みとほのかな酸味が、料理に新しい楽しさをもたらしてくれる。
SO2・砂糖不使用のドライマンゴー
続いて、漂白剤(SO2)・砂糖不使用のドライマンゴーだ。南国フルーツの代表、ドライマンゴーもあらゆる添加を気にしないでよい。日本のほとんどのドライマンゴーは砂糖・漂白剤を使用する場合が多い中、異例である。
マンゴーの品種は、世界で500種類以上存在すると言われている。ジャパン・ファームプロダクツは特有の甘い香りと肉厚があるマンゴーの品種、ケオロミート種だけを使いカンボジアの提携工場で、日本での加工技術を適用させた独自ラインでドライマンゴーを現地にて製造。2019年から日本への輸出をスタートさせているのだ。
乾燥したドライココナッツと食べると、抜群の相性であり、よく一緒に食べると最高のマリアージュが生まれる。
フリットしても最適なドライマンゴー
『ドライフルーツとナッツの教科書』引用
完熟したマンゴーだけを低温長時間乾燥をさせる点が、非常に素晴らしい味わいをもたらす決め手だ。
一般的なドライマンゴーは、75度くらいの温度で短時間乾燥されているが、それと比べると段違いに香りが良く、色合いが異なり綺麗。
果実からとれる食物繊維やミネラルを少量で多く摂取することができる上、葉酸が含まれる。
葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球の生産を助ける働きや貧血予防に効果があり、ベーターカロテンは、マンゴーが熟すにつれて含有量が多くなるという性質がある。
写真は、懐石料理屋さんで実際に使用していただいた例。なんと、衣をつけて揚げているのだ。これが、本当に口当たりがよくて、斬新で、おいしい。
自然のミックスドライフルーツ
昨年出会ってから、ドライフルーツ&ナッツアカデミーでも推奨を追加したいと考えるほどお気に入り商品になったのが、こちら。
すべてのドライフルーツに食品添加物・砂糖は添加されていない。
無添加ドライパイナップル、無添加ドライマンゴーをはじめ、自社輸入している砂糖不使用ドライバナナが止まらない美味しさである。
ドライドラゴンフルーツ、インカベリー、グリーンレーズン、クコの実が加わり、朝食シーンのオートミールやシリアルに追加するトッピングとしても最適だろう。汎用できる利便性があり、ユーザーには嬉しい商品だ。
魚介×ミックスドライフルーツでアクセント
この日は、和中華で万能に使えることを証明。ヘルシーな夜にしたくて、ブロッコリーを主菜にした、ローカーボ料理である。
『魚貝とブロッコリーのプロヴァンス風』
<つくり方>
1.ムール貝、ブロッコリー、海老、にんにく(刻み)、鷹の爪をフライパンで炒める
2.オレガノで香りづけをして、白ワインを少量入れて中火に。
3.自然のミックスドライフルーツを2に加える
4.最後に塩で味を調えたら、できあがり
白ワインやオレンジワインと合わせて◎
完成した料理がこちら。使うドライフルーツが、デーツやプルーンだと、リッチすぎて味わいを殺してしまうだろう。甘さがくどく、粘着性も高いものは煮込みや肉料理に合うからだ。今回の海老やムール貝には、さっぱりとした組み合わせがベターである。
さて、ドライフルーツに含まれる水溶性食物繊維は、体内でほかの栄養素の消化吸収を阻害し、コレステロールを原料に作る胆汁酸の排泄量を増やす働きがある。その結果、血中のコレステロールの上昇を抑える効果があるのだ。また、血糖値の上昇を緩やかにすること、また体内の塩分を排泄させ、血圧を低下させてくれる。
ほかにも、悪玉コレステロールを除去する働きもあるため、動脈硬化や高血圧といった成人病予防に効果がある。食物繊維は、消化に時間がかかる栄養素なので、エネルギーの吸収も遅く、満腹感を持続させてくれる。
ドライフルーツは糖分が高いからと敬遠するのは、砂糖がたっぷり含まれたドライフルーツを食べたときの話である。体脂肪率6%未満を、もう20年間継続している私が断言しているのだから、信じてもらえるかと思うが…ジャパン・ファームプロダクツ社の砂糖・添加物不使用のドライフルーツで、食物繊維を賢く摂っていきたいものである。
カシューP