【シンプルで美味しい料理vol.17】沖縄の味!いかすみチャーハンのレシピ

【シンプルで美味しい料理vol.17】沖縄の味!いかすみチャーハンのレシピ

こんにちは!世界を(心で)旅する料理家・堀池美由紀です。春休みになり、1年数か月ぶりに沖縄へ行ってきました。今回の旅の目的は、離島めぐり。石垣島から黒島、西表島へと足を延ばしてきました。

 

 

 

たくさんお伝えしたいことがあるのですが、今回はその中でも記憶に一番残ったことに絞ってお伝えさせてください。

 

 

挟む力はライオン以上!?ヤシガニくんとの出会い

 

 

西表島では、念願のヤシガニに出会いました。宿の人に、子供が見たがっていることを伝えると、捕獲してきてくれました。なんと宿の裏手のゴミ捨て場に、パイナップルの皮を捨てて置いたらやってくるそうです。ヤシガニのおうちが、ちょうど宿の裏手の山にあり、運が良いと、雑食性のヤシガニちゃんが出てくるのだそう。

 

体長20㎝の立派なヤシガニちゃん。割りばしでつつくと、怒って、大きなハサミで割りばしをギューギュー挟んで、簡単にバキバキ割ってしまいます。宿のお姉さんがふざけて指を挟まれたら、そのまま1時間離してくれず、悶絶格闘したそうです。10cmほどのチビヤシガニちゃんだったから、良かったものの、その後1か月以上、指の腫れが収まらなかったそう。

 

ヤシガニのはさみの挟む力は体重の約90倍で、最大級の体重4kgクラスの個体に当てはめると337kgfとなり、甲殻類最強で、ライオンの噛む力(約300kgf))にも匹敵するのだとか!ヤシガニちゃんを見かけたら、優しく観察して速やかに離してあげるのがおすすめです。

 

 

ピカピカの先輩に遭遇出来る!?かも!?

 

 

西表島では、洞窟探検もしました。島のあちこちに無数の洞窟がある西表島。

今回の旅のガイドは、NHKの「世界最大級!ラオス 絶景の未踏洞窟に挑む」にも同行し、1か月以上前人未踏の洞窟に籠っていた、世界でも類を見ない変人、いえ探検家の中川さんにガイドをお願いしました。

 

足先から頭の先まで、完全フル装備で臨んだ洞窟探検。縦20㎝×横30㎝ほどのギリギリの穴を抜けたり、水が流れる滝を滑り落ちたり、ロープを張った崖を命綱をつないで下りたりして進んでいきます。

 

探検の途中には、中川さんが洞窟探検で出会った「ピカピカの先輩」の話が聞けたりして、盛り上がりも最高潮に達します。(「ピカピカの先輩」=※洞窟でミイラ化した後、鍾乳石に覆われた先人のこと。)普通のツアーには飽き飽きしている人には超おすすめの、ハラハラドキドキ連続ワールドの探検ツアーでした。

 

 

冬の風物詩ウムズナー漁とは??

 

 

島では美味しいものにもたくさん出会いました。忘れられない味の一つがウムズナーチャーハン。

ウムズナーとは沖縄語で「たこ」のこと。「ウデナガカクレダコ」といって、その名の通り、腕が長いこぶりのたこちゃん。夜は警戒心が薄れるそうで、冬場、大潮の干潮時、遠浅の水深が浅いところで眠っているたこを、モリでつくそうです。

 

今回偶然にも歌手の夏川りみさんのお母様が切り盛りされているお店に知らずして入りましたが、自らモリで突いて調理してくださった、ウムズナーチャーハンやウムズナーサラダは絶品でした。

 

 

 

心洗われました・・・

旅の最後に、船着き場で最高のプレゼントを頂きました。

 

 

西表島へは、石垣島からの高速船でしか行けないのですが、この日、島の子供たちでごった返している船着き場。

どうやら小学校の先生が、島を去る日のようです。たくさんの人が先生を囲んで、話したり、写真を撮ったり、そのうち、三線に合わせて校歌らしきものの合唱が始まり、踊りが始まり・・・最後に、たくさんの紙テープを揺らしながら、船が離れ始めると、子供たちが次々と海にダイブ・イン!大きな子は華麗な飛び込みで、小さな子はライフジャケットをつけてどぼん!

たち泳ぎをしながら、いつまでもいつまでも手を大きく振るたくさんの小さな頭。涙が出てくるシーンでした。

 

人の心の純粋さ、つながりや、絆を改めて感じさせて頂いた感動的なシーンでした。

 

 

 

食べるとデーモン閣下になれる!?いかすみチャーハン

 

 

長くなりましたが、最後に、いかを使ったいかすみチャーハンのご紹介です。

いかすみチャーハンは、石垣島で予約が取れない居酒屋として有名な、まるささんで頂いたもの。にんにくが効いていて、だしの味がしっかりとしていて、ジューシーで、粉チーズがふってあってリゾットとチャーハンの中間のような不思議な絶品チャーハン!

旅の味を思い出しながら再現をしてみました。簡単に作れるレシピですので、新鮮ないかが売られていたら、是非お試しくださいね。

 

 

 

いかすみチャーハンの材料(2〜3人分)

 

 

材料 分量
いか(写真はするめいか) 1杯
にんにく 1かけ
たまねぎ 1/2個
ねぎ 1/2本
白飯 茶碗3杯(450g)
いかすみペースト 8g
大さじ2
トマトペースト 1/2袋(9g)
創味シャンタン 小さじ1
塩、こしょう 少々
粉チーズ(お好みで) 適量
サラダ油 大さじ1

 

 

いかすみチャーハンの作り方

1.玉ねぎ、にんにくはみじん切りに。いかは、げそと胴に分け、目、くちばし、軟骨を取り除く。げそは吸盤をこそげ取り、胴と共に粗みじん切りにする。(※今回はわたは使用していません。)いかすみペーストは酒大さじ2で溶いておく。

 

 

 

 

2.フライパンに油を熱し、にんにくの香りがでたら、玉ねぎ、葱を加え、さっと炒め、1のいか、トマトペースト、創味シャンタンを加えて炒める。

 

 

 

 

3.白飯、1のいかすみペーストを加え、炒め合わせ、塩、こしょうで味付けをする。

 

 

4.器に盛り付け、好みで粉チーズを振りかける。

 

 

※トマトペーストがない場合は、トマト缶(大さじ2)でも。その場合、少し煮詰めて水分を飛ばしてくださいね。

※いかすみペーストは輸入食材店で購入出来ます。

 

 

 

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