【ワインは特別なお酒】ソンユガンのブドウ栽培挑戦 〜萌芽と試験仕立ての準備〜

【ワインは特別なお酒】ソンユガンのブドウ栽培挑戦 〜萌芽と試験仕立ての準備〜

4月に入りようやく春が訪れた長野県。まだまだ朝晩は寒さが残るが、日中は25度近くまで上がる日も出てきている。

ブドウは4月下旬から萌芽を開始し、いよいよ今シーズン開始の合図となった。

今年はいくつか新しいブドウの仕立てを試したく、一部の区画で試験的に新仕立ての準備を行った。

 

 

春の訪れ

春の訪れを知らせてくれる雑草「オオイヌノフグリ」

まるで青いじゅうたんのように、畑一面に咲き乱れる風景はとても美しい。

 

 

 

仕立て方

私の圃場での仕立ては、基本的に垣根仕立て(シングル・ギュイヨ)であるが、日本でのブドウ栽培を考えた時に、正直これが100%正解だとは思っていない。逆に棚仕立ての方が向いているとさえ考える部分もあるが、どちらの栽培方法にもメリットとデメリットがあり、非常に難しい選択である。

 

 

試験する仕立て方(1)「水平下垂仕立て」

そこで今回、試験的に行う仕立て方の一つが、「水平下垂仕立て」である。

垣根仕立てでのフルーツラインは90cmに設置してあるが、これを160cmのところまで上げて、これを結果母枝として、新梢をそこから左右に垂らす。

ただ、新梢をいきなり母枝から垂らすのではなく、いったん水平方向に伸ばしたうえで下ろす。

主梢部に平行して、それよりやや高い位置に誘引紐を片側2本づつ張って棚をつくり、新梢はこの棚をまたぐ格好伸ばして、下へ垂れる。

この仕立ては、ヤマブドウで行われる仕立て方だが、もしうまくいけば摘心作業を行わないで済む可能性がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試験する仕立て方(2)「一文字しだれ仕立て」

そしてもう一つが「一文字しだれ仕立て」

これは、かの有名な日本人栽培醸造家の大岡弘武氏が行っている仕立て方で、氏の著書「大岡弘武のワインづくり」の中で紹介されている。

栽培品種や方法にいくつかの注意点、且つブドウの樹勢によっても向き不向きがありそうだが、非常に簡単な仕立てで、うまくいけば栽培期間中にブドウに触れる機会はほとんどなく生育が可能になる。

「まず葡萄の樹を160cmぐらいの高さまで伸ばします。そこまで達したら、水平方向に二本、腕を伸ばします。その腕の列から両側に葡萄が勝手に伸びて、ある程度の高さに達したら自重で下向きになって、成長をやめるという方法です」(著書)

 

 

 

萌芽

4月下旬に萌芽が始まり、いよいよ今シーズンが始まろうとしている。

今年は初の本収穫を迎える予定なので、今まで以上のブドウ管理が求められ、今後の展葉、開花から結実、収穫まで気が抜けない日々が続く。

良い収穫を迎えれるようにしっかり畑仕事をしていかなければいけない。

 

 

 

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