日本茶アンバサダーの満木葉子が日本茶全6種吟味いたします!
青果店からはじまり神奈川を中心に店舗展開する『食品館あおば』さんの自社プライベートブランド『AOBA』の日本茶吟味第2弾は「八女茶」。
近年存在感を増している八女茶。
昨年の全国茶品評会玉露の部で、1位から20位までを八女市の生産者が独占、個人の部では7年連続1位獲得、産地賞にいたっては20年連続受賞。
のりにのっているのです。
目次
AOBAさんの八女茶やいかに?
結論から言うと、こういうことになりました。
お茶よりもお肉が存在感を示しているのはご愛敬。
どうしてこうなったかをご説明しましょう。
こちらのお茶は煎茶ですが、摘採前に数日間日光を遮って、玉露のような“かぶせ香”を引き出しているものと思われます。 かぶせ香というのはよく青海苔に例えられます。
これを活かすことを考えたときに目にとまったのがこちら。
食品館あおばの名物、一頭買いの和牛
価格だけでも驚きですが、そのクオリティについては最強のWAGYUシェフ永山俊志さんも太鼓判を押しています。
お肉については永山さんがあおばの牛肉を語るインタビュー記事をぜひ読んでみてくださいね。
八女茶の旨味と海苔のようなかぶせ香はお肉にあわせるとひきたて合って美味しさ増し増しになります。少し専門的にいうと、お肉由来の旨味成分イノシン酸とお茶由来の旨味成分グルタミン酸がパーティーしているということです!
ポイントはお茶の温度です。冷え冷えでも熱々でもなく、お肉と同じくらい、脂が固まらない温度まで少し冷ましてあわせることでしょうか。
鉄板焼や焼き肉屋でお茶というと冷たいウーロン茶を出すところが多いですが、ぜひ日本茶を出していただきたいものです。ちなみにお肉をいただいた後のお茶は食事の余韻に負けないよう少し濃いめに淹れるのがオススメです。
ちなみにちなみに、こちらのお茶にはチーズも好相性です。
美味しさの法則とは?
チーズに海苔の風味、合わないはずがありません。そしてもうお気づきですね?チーズはアミノ酸の塊のようなもの。
動物性の旨味✕植物性の旨味、美味しさの法則どおりです。
食品館あおばでENJOY!日本茶!!!
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お満木葉子×食品館あおばの日本茶完全攻略法 vol.1】地元愛炸裂!朝にぴったりの足柄茶