おうちごもり、続いていますよね~。
なかなか外食にも行きづらい日々。テイクアウトも良いけど、やはり出来立て!の味には敵いません。こんな時こそ、豪華なレストラン気分をおうちで味わってみませんか?一皿で、主菜と副菜が同時に作れて、しかもフライパン一つで作れる!という夢のような!?(笑)、簡単で、しかも味は本格的なレシピのご紹介です。
イタリア料理の“PLLO ALLA DIAVOLA”「鶏のディアボラ風」のご紹介です。
鶏のディアボラ風は州都フィレンチェのある、トスカーナ地方の料理です。
突然ですが、映画「トスカーナの休日」をご存じですか?
夫の裏切りですべてを失った傷心のダイアン・レインが、バケーションでたまたま訪れたトスカーナで、築300年の古い屋敷を衝動買いします。奮起してリノベーションをしながら、地元の人とのふれあい、素敵な彼との出会いに心を癒していくストーリーです。背景には美しいトスカーナの景色、そして美味しそうな料理や隣人とのパーティーなど、見ているだけでトスカーナを旅しているような気分になれます。
陽気で寛容なトスカーナの人々のイメージ通り、郷土料理も、シンプルでおおらかな調理法のものが多いです。こちらの鶏のディアボラ風もそんな料理の代表選手です。
ディアボラとは、悪魔の意味で、フライパンやグリルでカリッと焼きあげて、火を通した鶏料理になります。鶏一羽を開いた形が、マントを広げた悪魔の姿に似ているため、とか、悪魔のメラメラと燃え盛る火が、たっぷりの唐辛子とニンニクを食べて、ピリピリと悪魔のように体が燃えあがるため、とか言われています。
ニンニクと唐辛子、レモンとバターが効いたパンチのあるソースも、肉を焼いた後のフライパンで作るので、手間いらずです。キリリと冷えた辛口の白ワインと合わせてどうぞ!
ご飯のおかずとして食べるときは、レモンの代わりに醤油(大さじ1)を入れると、一気に和風になりますので、是非、そちらも試してみてくださいね♪
目次
鶏のディアボラ風の材料(2人分)
材料 | 分量 |
---|---|
鶏もも | 1枚(※下準備:3切れに切る) |
塩、コショウ、チリペッパー | 適量 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
にんにく | 2かけ |
鷹の爪 | 2本 |
白ワイン | 1/4カップ |
バター | 30g |
レモン汁 | 大さじ1 |
ゆでたけのこ、しいたけ、ブロッコリー | 各適量 |
鶏のディアボラ風の作り方・レシピ
1.鶏肉は両面塩をして5分置く。洗って水気をふき取り、厚いところを包丁で切り開き均等にし、三切れにカットする。塩、こしょう、チリペッパーを両面にふる。
2.冷たいフライパンにオリーブオイル大さじ1、叩いたにんにく、半分に折った鷹の爪1本、鶏肉の皮目を下にして入れ、上にアルミホイル、重しをして、中火で約6〜7分、余分な油や肉汁はふき取りながら焼く。周囲の余白に、ゆでたけのこ、しいたけ、ブロッコリーも置いて同時に焼く。
3.皮目にこんがりときれいな焼き色がつき、皮目が9割、身が一割で火が通ったら、重しを外し、返して1〜2分焼く。
4.鶏肉と野菜を一旦お皿に取り出す。
5.フライパンの余分な油をふき取り、半分に折った鷹の爪1本、白ワイン、バター、レモン汁を加えて、底のこげをこそげとる。煮立ったら1分ほど煮詰めて、塩、コショウで味を整える。
6.皿に、5.の鶏肉、野菜、ソースを盛る。
美味しくなるポイント!
- 鶏肉は、両面塩をして5分ほど置いてよく洗い水気を切ります。このひと手間で、鶏特有の独特の臭みがなくなります。
- 重しをすることで、皮目から余分な油が出て、カリッと焼きあがります。写真の重しは、ヤカンに水を入れています。
- 鶏肉は皮目9割、身1割の感覚でじっくりと焼きます。
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